ユービック [Kindle]

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制作 : 浅倉 久志 
  • 早川書房 (1978年10月18日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (324ページ)

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ユービックの感想・レビュー・書評

  • 傑作!

    高校時代に同じくSF好きの同級生が「ヴァリス」に挑戦しており感想を聞いてみたところ、「さっぱりわからん」と言っていた。やっぱり、薬物中毒の妄想オヤジかと思ってずっと敬遠していたのでした。

    でも・・・なんでしょう、この面白さは!オカルト的でもあり、ミステリー的でもあり。

    69年の作品なので冒頭なんとなくレトロ感あふれていますが、”ランシターは言った。「死んだ家内に相談してみよう」”で、もう捕まれてしまいました。死に行く者との会話ができるサービスを売りにする企業、超能力者集団によるセキュリティー・サービス、過去に干渉することによりい現在を変えてしまう超能力者、など科学的背景などまったくない妄想の産物なのですが、「現代」を形作るものを別のガジェットで実装している感覚にちかいのでしょうか。

    今の状態って生きているといえるのか?できごとの偶然性には何か意味があるのか?など、不安な世界に生きるということは、まさにディック的な妄想世界にほぼ等しいのではと思えてくるのです。ショック。

  • 面白い!!!何ていうか、「面白い!」という貧弱なボキャブラリーでしか本書を説明できないことが残念である…。超能力?電脳世界?的なバトルものかと思ったらなんとまぁ!ハードボイルドな香りのするミステリへ変貌を遂げ…そうこうしているうちにどんどん捻じれていく世界…!そして結末は…「???」ってなりましたが。。。境界が溶け始めたのか、それとももう彼もそうなのか…?うーーーーん面白いよディック!電気羊も好きだったけど軽くそれを上回りました。次は何を読もうか。表紙もカッコいいよね。好き(*´з`)

  • フィリップ・K・ディックの名作、「ユービック」
    正直、かなり難しい、と感じました。現実とパラレルワールドのような世界、どちらが真実でどこまでがつながるのか。
    いま主人公がいるのは現実なのか非現実なのか、時間軸はどうなっているのか。
    そしてユービックとはなんであるのか。

    これらに完全な答えの出ないまま進むストーリーは最後までもやがかかっているような世界観です。
    善も悪もわからない。ディックらしいと言えばらしいのかも?いろんな人のいろんな立場が見えて、そこでわけもわからないまま犠牲になる人たちが描かれる、というのはある意味でリアルだなあ。
    物事に「表」と「裏」があるとき、そのどちらの面が「表」でもう片方が「裏」になるのかは誰が決めるんでしょうね。

  • 煙草が急に朽ちるところから物質の衰退、世界が退行していると解ってから一気に面白くなってくる。でも何よりも、小銭もろくすっぽ払えない生活力の乏しい男がラストで硬貨の顔になるというのが最大の皮肉だと思った。しかも姓がチップという念の入れ様。

  • 現実がグラグラと崩れるような感覚になる小説。すごく読みにくい文章が、かえってそれを助長している感じがして頭がおかしくなりそうでした。本当に先が読めないスリリングな展開のユービックは、取扱い上の注意を守って使用していただければ安全です。

  • いったいいつ映像化されるのか!

  • ディック得意の時間崩壊モノの真骨頂。超能力ウォーズものと見せかけて…というところも、ディックらしい不思議なプロットでふね。

  • 1960年代に書かれた作品とは思えないほど、いまでも十分に読める作品です。未来を描いた小説でありながら、時間が退行する現象を描いているので、その中間に位置する「いま・ここ」にいることの不可思議さを堪能できます。

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