北のカナリアたち [DVD]

監督 : 阪本順治 
出演 : 吉永小百合  柴田恭兵  仲村トオル  里見浩太朗  森山未來  満島ひかり  勝地涼  宮崎あおい  小池栄子  松田龍平 
  • TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)
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感想 : 96
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988101170142

感想・レビュー・書評

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  • 俳優陣が素晴らしい。
    子役の方達の歌も綺麗。

  • 日本最北の島で小学校教師をしていた川島はる(吉永小百合)は、ある事故をきっかけに島から出て行ってしまう。それから20年後、東京の図書館で働いていた彼女は、教え子の一人が事件を起こしたことに疑問を抱き、かつての自分が受け持っていた生徒たちに会うため北海道へ向かう。恩師と再会した教え子たちは、それぞれに抱える複雑で苦しい胸中を明かす。

    大自然が画になっていますし、子供たちの「歌」を物語の重要なアイテムに活用するなど、良い演出で見応えはあります。
    ただ、どうも納得出来ないことが多いです。特にはると警官が不倫する件が、物語のトーンを乱しているようで解せません。後で調べてみたところ、この件は原作にない設定らしいです。
    また、はるが学校を去る理由も改変されていました。映画では不倫でしたが、原作では、溺れる裕花を救出する際、裕花よりも夫の救出を優先させたこと(確固たる理由がある)がきっかけで先生に対する不信感が募ったとされています。やはり、こちらの方がしっくり来ます。
    この映画は、改変したことにより全体の辻褄があっていないような気がしました。

  • 阪本順治監督、2012年作。吉永小百合、満島ひかり、宮崎あおい、小池栄子、柴田恭兵、仲村トオル、松田龍平出演。

    <あらすじ(ネタバレ)>
    北海道の離島に小学校教師として赴任したはる(吉永)は、子らにコーラスを教え、結束を高めるために開いた海辺のバーベキューで、投身自殺を企てた合唱団の結花(宮崎)を助けようとした夫(柴田)を亡くし、合唱の発表を待たずして島を去る。20年後、定年退職したはるは合唱団の信人(森山未來)が殺人で警察に追われていることを知り、北海道の離島に舞い戻り、信人の生い立ちや夫死亡の真相を明らかにしていく。信人は逮捕されるが、護送前の最後に教室で合唱するという話。

    <コメント>
    合唱団のメンバーごとにパートを分けて当時のことが明かされていくのだが、ストーリー展開に必然性のないパートもあり、また各パートに繁閑の差もあって、なかなかストーリーに入れなかった。
    吉永さんともあろう人(笑)が不倫(英輔こと仲村トオル)するなんて、イメージからすれば違和感も。
    集中出来ないままラストの合唱シーンが来てしまい、なんとも感動を押し付けられた感じさえしてしまった。
    キャストは豪華だし、広報もしっかりしていたようなので、もう少しストーリーにメリハリをつけて100分くらいにまとめたほうがよかったように感じる。

  • 監督, 阪本順治. 脚本, 那須真知子

    これだけ最高レベルの俳優陣を揃えているのに、なんだかパッとしない。。彼らの良さを全く引き出せていない。

    また、脚本もはっきり言ってお粗末だ。展開が唐突すぎるし、説明が必要なところでそれを欠いている。一人ずつ当たっていくというのもなんだかどうも不自然だ。

    正直、星1つにしようか悩んだが、この限られた世界観の中でも最高の演技をしている満島ひかり、松田龍平や、ラストの感動シーンにより星追加。

  • 北の自然と、子供たちの歌声と、吉永小百合に惑わされたが、これ結局、先生が単にダメな人なだけじゃないか。

  • 原作いまいちで、映画もさして期待せずに観て正解だった。

    さして盛り上がりもない。
    なのに、声が小さいから聞き取りも大変。

    繰り返される海への転落シーン、合唱シーン、バイオリンの耳障りな音にうんざりした。

  • 原作のほうが好み(不倫のくだりはいらなかったと思う)

  • 島の分校に転勤してきた美しく優しい女先生と6人の子どもたちの美しい触れ合いとその後を描く、「二十四の瞳」ならぬ「十二の瞳」みたいな映画。吉永小百合って、どう転んでも吉永小百合でしかない役者なので、なんだか大昔の昭和映画を見ているような錯覚に陥るのもしかたないのでしょう。
    もっとも「二十四の瞳」的お話に、ミステリーの要素で味付けしつつ、最後にわんわん泣かせるような仕掛けを施す作りこみ方が、いかにも湊かなえの原作らしいあざとさで、つまりは、どうも阪本順治監督らしくないんだよねえ。これは私の想像だけど、最初から吉永小百合主演で映画化が決まってて、坂本監督にお鉢が回って来たんじゃないかしらん。だって、ほんとにクサくてあざとい泣かせ映画なんだもん。こういう映画が増えるのは、やだねえ。

  • 木村大作さん撮影なだけあって北の離島の風景と差し込む光がほんとうにきれいでした。基本的には好きな役者さんの無駄遣いひたすら豪華なのに物足りない。あらすじもちょっときょとんとする。チャンドンゴンを彷彿とさせるあのセリフはちょっと笑いました。

  • 原案 湊かなえ「往復書簡」

    結局先生の不倫はなんだったの!!ってのが率直な感想。あと森山未来の演技だけ突出してすごくて他が霞んでる。

    殺人犯の疑いをかけられたノブト(森山未来)が逃亡した。警察の調べで恩師の先生(吉永小百合)へ連絡していたことがわかる。そして先生の元へ警察が聞き込みにくる。
    その後先生はノブトと同級生の仲間たちに次々と会いに行く。
    次々と明らかになる過去。それを巡る生徒の思い。

著者プロフィール

映画監督。
1989年、『どついたるねん』で第32回ブルーリボン賞最優秀作品賞を受賞。
『顔』では、日本アカデミー賞最優秀監督賞、キネマ旬報ベストテン第1位など、主要映画賞を総ナメに。
その後も『KT』『亡国のイージス』『闇の子供たち』『座頭市 THE LAST』『大鹿村騒動記』など多数の作品を手がける。
最新作は、湊かなえ原案、吉永小百合主演の『北のカナリアたち』。

「2013年 『大阪に東洋1の撮影所があった頃』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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