デタッチメント [DVD]

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監督 : トニー・ケイ 
出演 : エイドリアン・ブロディ 
  • オンリー・ハーツ (2013年4月4日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4511749802450

デタッチメント [DVD]の感想・レビュー・書評

  • みんな秘密を抱えていて、夜はそれを家に持ち帰る、
    こうやって人の内面にスポットを当てる作品はなんとも言えない気持ちになる

  • 戦場のピアニストの人、やはり似たような役が多いのかな?でもハマってました。
    常日頃思ってますが、教師は大手銀行員並に給料貰うべきですよね。割に合わないよ。だから学校が、子供がダメになる。

  • 子どもたちが教師に向ける怒りは本来、彼らの親に向けられたものである。親の子どもに対する無関心detachmentを彼らは厳しく攻めている。あるいは「愛してくれ」と叫んでいる。しかし、親は学校にクレームを入れることで、子どもへの愛情を表現しているのだ。つまり、彼らにとっては、たっぷり期待をかけて良い教育を受けさせることが親の愛である。その結果、親子は悲惨なまでにすれ違っていく。すれ違ったまま、一生交わることがないのかもしれない。あるいは、いつか愛着を結び直せるのかもしれない。後半に、養護施設の庭で少女と先生が抱擁holdする場面がある。希望はある、と監督は主張しているようだ。

  • 予備知識ナシで観たら予想外の社会派ドラマ。でも引き込まれて観てしまった。

  • 非行に走る学生の多い困難校に一時的に赴任してきた英語教師の物語。…といってもよくある熱血教師モノとはまったく違う。

    教育の難しさ、親になることの難しさが、まず根底にある。そしてそこへの答えが出せないまま、家庭で居場所を見つけられない子供たちへの教育の限界をまざまざと見せつける。
    教師も人間であり、痛みを抱える。自らの痛みを抱えながら、それを隠し、痛みを隠せず無差別に発散する若者へと向き合う。
    改めて、自分は教師になれないと思います。それでも、なにかを学び、成長していく姿は美しいのだけれど。俳優陣の演技は、素晴らしいし、痛ましい。僕も、こういった困難に向き合う教師の方々に、「ありがとう」と、言える人でありたいです。

  • すごく良かった。
    登場人物は皆それぞれに悲しみや苦悩を抱えている。けれど多くは語らない。語りすぎない。それが良い。それで十分。デタッチメントであるがゆえに。
    メレディスがつくった白いスマイルのお菓子の中に、一つだけ黒い悲しげな顔のお菓子。ヘンリーに、それいいね、と言われて、これは私の、と答えるメレディス。私はこのシーンになぜか涙が込み上げてきた。なぜだろう。その先の展開を予期して悲しくなったわけでもないのに。

  • ドキュメンタリーの様な解説と共に進む物語。
    ナレーションというものを独立させたみたいな感じで、不思議でした。

    画も音楽も役者の表情も、言うに表せない何か人とは共有しきれないものを表そうとしてるようで、自然と感覚的に見てしまう感じ。

    胸の中にあって、あまりに混沌としているが故に上手く外に出せずに溜まっていき、爆発する。
    優しさという暴力とあれば、無関心という暴力もあって、その狭間で爆弾を抱えながらも生きていかないといけないのかなと、少し悲しくも感じました。

  • 正しいことをする。
    人にも場所にも必要以上の関わりは持たない。
    そこにどんな悲惨な結末があっても、
    行動する上で足並みは止めずに
    自分という人間の存在に影が差しても、
    他者の未来だけは案じることをやめずに
    進み続ける。
    人の苦しみ、嫌な感覚から逃げることなくじっくり向き合うことで、幸せか不幸せかというものさしを超えた地点から人の表情を冷静に読み取った映画。
    人は苦しいときこそよく考える。自分の味方となる何かの知恵を身につけ、先々の苦しみに備えていくうちに、また新しい苦しみに出会う、人生とはまさにそれ以外の何物でもない、と感じさせる。

  • 自分を守るために本を読むんだ。っつう言葉は真理だと思います。

    知識は人に優しい。だから僕らは勉強する。っつう言葉を思い出しました。

  • 傑作!俺の琴線鷲掴みだ。エイドリアン・ブロディ最高だよなー。個人的に大好きな役者だよ。アメリカの教育の荒廃っぷりは遠くない日本の現実になるのだろうか?脇を支えるキャストも実力派揃いだけど、売春婦を演じる若手のサミ・ゲイルが素敵過ぎる。眼力あるね。アン・ハサウェイを彷彿とさせるわ。

  • 2014/03/24

    若干うつ映画ですが、よい映画でした。
    これを見て教師もいいなと思うのは、多少まずいのかもしれませんが。笑

    It is a kind of depressive film, but good one.
    Watching it, I felt teachers are one of good vocations, though it may be not healthy thinking. lol.

  • エイドリアン・ブロディ演じる主人公ヘンリーが臨時教師として荒くれ高校に出向くと、そこにはあらゆる問題を抱えた生徒や教師、校外では性を売り物にする少女との遭遇。
    主人公自身の幼少期のトラウマとすりあわせながら日常では淡々とした表層を呈しながらも、行動の節々に人としての優しさが見て取れる。が、自分自身への葛藤を常にもち、無力感に苛まれている。そんな矛盾を巧みに演じている役者の力量が感じられる。

    正しい方向になんとか軌道修正させる事、極論を言えば
    子供たちが自ら命を絶つ事が無いよう最善を尽くすのが教育者の心得だと諭される作品。
    世の中のカオスとどう向き合っていくのか。を主人公が英文学教師として授業をしているシーンがあるが視聴者にも実は問いかけている。声高に「真っ当に生きろ」と言われるより、自分の経験をふまえた上でのアドバイスの方が納得させられるものだ。本を読んで色んな価値観を見出す事は、とっても大事な事だ。
    教育がビジネスに結びつく事を問題視する場面や、教師たちの達観した生徒(主にモンスターペアレンツ)への対応。人として何が正しいのかを教育者ですら見失う現状。そして純粋な感受性をもった生徒達が人生を迷走する姿などが切々と描かれている。


    主人公の独白シーンが所々に挿入されていて、詩的な印象を持つ。あと余談だが、エイドリアン・ブロディのスーツ姿が知的で美しい。

  • 「教育関係者」には是非観て欲しい映画。
    教育を受ける子どもも1人の人間であり、一方の教育者である「教師」も人間である。

    多感な子どもに向き合う上で「教師」の役割や教師の心の持ちよう、そういうものがストレートに描かれていると思う。イイ映画。

  • 「教師」をテーマにした作品。

    最初は「夜回り先生」のようなものかと思った。けれど違った。
    現実と人の心の闇がまっすぐに描かれている。
    教師も一人の人間。

    タイトルの"Detachment"には色んなメッセージが込められていますね。

    最後の朗読のシーンがとても印象的です。
    エイドリアン・ブロディの演技も素晴らしかった。久しぶりに良い映画を観ました。

    なぜ,そしてどんな気持ちで,彼はエリカに会いにいったのだろう。

  • 印象的だったセリフがある。
    「私に約束は無用だ、自分が必要だと思ったことをしなさい。ここではするな」

    まるで「優しさ」のように見える。
    個性を尊重し、自由意志を推奨し、だけど綺麗事ではなく、自分自身の想い(=ここではしてほしくない)も素直に伝えてもらえている、この人は信頼するに足る。

    だけど本当は、「約束」だってしたいと思うのだ。
    それは何かを期待したり、何かを責任転嫁するためではない。
    「あなたが約束しろと言ったから守ったのに!」と逃げの口上に使いたいわけではなく。

    そうではなくて、なんだろう。強くいるための拠り所にさせて欲しい、という感じ。
    本当の自由意志だったら、「約束」を盾にしたりしない。
    約束することを決めたのは自分自身なのだから。
    それに、もしも裏切ってしまっても、本当にその約束が大切だったなら、やり直そうと努力すればいい。覚悟を決めればなんとか立ち向かえるはずだ。

    世界は、希望からではなく絶望から始まるようになった。
    「無限の可能性」を説くことが本当に相手のことを考えて関心を持った結果なんだろうか。
    最後、エリカが自分を無理矢理引き取らせたバースに、純粋な笑顔と喜びで向かって行くシーンと、ポーの朗読のシーン(アッシャー家は学校のメタファーに見える。「現状」を静かな声で諭すバースの声がとてもニュートラルで心に響く)が、絶望から始まる世界の、「希望」の形のように思えた。

  • どうして私が、私だけが。勘違いするな。
    無関心を鎧にまとい孤独を盾にして。
    そこまでしなくてはいけない程に、日常は醜くはない。
    もちろん人も。そう思う。
    とっても美しいとおもった。

  • 目の前にいる生徒を成熟した市民にする。保護者に「この学校に預けてよかった」という満足感を感じてもらう。学力テストで良い結果を出せるように務める。学校に活気をもたらし、知性のセンターとして機能させる。生徒が自ら死を選ばないように、君は大切な存在なんだよという眼差しを一人ひとりに向ける。

    どれも教師の仕事で、取り組まなくちゃいけないことだ。

    でも、俺達教員だって生きていく上でいろんなことを乗り越えなくちゃならない。親族の介護をしながらでも、大切な人の死を受け止めながらでも、道端で変な輩に絡まれながらでも、保護者にも生徒にも感謝されることもなく、むしろ唾を顔に吐きかけられながら「教育」をやり遂げなきゃならない。

    まあ、ここまでひどい惨状にはなかなかならないだろうけど、教員やってれば近い心境には絶対なると思う。何をやっても上手くいかない、むしろ虐げられるような感覚に囚われる時が。

    それでも、この職業にちゃんと救いはあるってことに気づかせてくれる素晴らしい映画でした。すべての教育に携わる人に(生徒も保護者も)観てもらいたいな。

    自分自身がある生徒に紹介してもらった映画でした。本当に感謝。教師という職業を選んで本当に良かったよ。

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