終の信託【DVD】(特典DVD付2枚組)

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監督 : 周防正行 
出演 : 草刈民代  役所広司  浅野忠信  大沢たかお 
  • 東宝 (2013年4月19日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988104075734

終の信託【DVD】(特典DVD付2枚組)の感想・レビュー・書評

  • これも賞レースにからんでくると思われ、大好きな大沢たかおさんが出てることもあって見たかったんだけど、
    なんかタイミングが悪くて劇場で見られませんでした
    そしたら今日から池袋の新文芸座でやってるではありませんか!
    これはもうDVDまで待てないってことで、嫌いな池袋ではありますがいそいそ見に行きました

    いやー、見ごたえありました!
    2時間24分ときいてちょっとひいてたんですが、まったく長さを感じさせませんでしたね
    だからといって展開が速いわけでもなく、ほとんどが対話なんです
    それなのにぐいぐい引き込まれていってあっという間に終わっちゃいました
    すごいですねー

    あらすじ
    「呼吸器内科医の折井綾乃は、同じ職場の医師・高井との不倫に傷つき、沈んだ日々を送っていた。そんな時、重度のぜんそくで入退院を繰り返す江木秦三の優しさに触れて癒やされる。やがて、お互いに思いを寄せるようになる二人だったが、江木の症状は悪化の一途を辿る。死期を悟った彼は、もしもの時は延命治療をせずに楽に死なせて欲しいと綾乃に懇願する。それから2ヵ月、心肺停止状態に陥った江木を前に綾乃は激しく葛藤する…。」

    草刈民代の演技は下手なんだけど、
    前半は役所広司、後半は大沢たかおと対峙して、どんどん良くなっていきます
    取調室での演技は本当に良かったです

    元はといえばちゃんとしたリビング・ウィルも残さず安易に主治医に頼む患者もいけないけど、ほだされて引き受ける医者もいけない
    今そんなことしたら裁判沙汰になるから誰もそんなことしないだろうけど
    医者と患者の間にどんなに信頼関係があっても
    家族がからむし、何か証拠を残しておかないと人間なんてどう豹変するかわからない
    大沢さん演じる検事みたいに、あんな尋問されたら簡単に犯人にされちゃう
    それでもボクはやってないーーー、みたいな感じで、救いがありません
    ラストは逮捕されて、えええーーこれで終わり?!みたいな。。。むなしい
    結局テロップで、執行猶予付きの有罪になったとあったけど
    なんだかなーーですよね
    でも自業自得と言うか、甘く考えすぎです

    そんな現実はさておき、役所さん、大沢さんの演技はすんばらしい
    役所さんは喘息の演技といい、心情を語る演技といい、完璧です
    何やらせても上手すぎです
    満州での家族の思い出を語ったり、今の家族に遠慮している様子など、優しく語る姿がもう泣けます

    にしてもよくわからない役所さんの家族たち
    妻も子供もなんかよそよそしくて冷たい
    長年の看病で冷え切っているのか?

    そんな前半で泣き、後半は大沢検事との対決
    これがまた揚げ足をとったり意地悪な言い方ばかり
    大沢さんひどいーーーー!
    でもかっこいいわ
    助手の人が微妙な表情をしているのがとても共感できました

    最後には草刈民代の熱弁にほだされるかと思ったら
    待ってましたとばかりに逮捕状を出して逮捕されておしまい
    えええーーー、そんなやり方いけないんじゃないんでしょうか
    録音してるんだからそれ聞かれたらまずいんじゃあ。。。

    そしてやたらと6時からの約束を気にして早く帰してとお願いしてた草刈民代
    帰るどころかそのまま留置所行きで、いったいそんなに気にしてた約束ってなんだったのか、ひじょーーに気になります(笑)

    とまあツッコミどころも多々あるんですけど
    やっぱり考えさせられましたね、内容が内容だけに。
    今年最後の映画がこれで良かったです

    ちなみに数えたら今年は143本の映画を見ていました
    忙しくてあまり見てないかと思ったら、けっこう見てましたね
    ベストテンはまだ決めてないので、それはまた年明けで

  • ★★★☆☆
    人間としての意思と医師の志
    【内容】
    倫関係にあった同僚の高井から捨てられ、失意のどん底にいた医師の折井綾乃は、重度のぜん息で入退院を繰り返す患者の江木秦三の優しさに触れ、次第に心の傷が癒されていく。

    【感想】
    人間の最期って誰が決めるのだろうか。
    医療技術の進歩により、どんどん高齢化している。そして機械に繋がれたまま死を迎える人も多い。
    それって、自然だろうか。。生命として生まれたのだから生命として死を迎えたいものだ。

    終盤の検事室の場面はしびれました。大沢TKOが憎くてしかたなかった。
    そこで終わらせたのは「それでもボクはやってない」とかぶっちゃうからだろう。

    ****私のリビング・ウィル****
    お金は未来に使って欲しいので、延命治療は不要です。
    可能であれば、お葬式もお墓も不要です。もし使えそうな臓器があった場合はどんどんさし上げてください。
    お骨をその辺にまくと日本では捕まってしまうかもしれないので、
    ショーシャンクの空にのように、少しずつまいてごまかして下さい。
    ******************************

  • 同じ喘息持ちとして心に迫りくるものがありました。

  • 周坊正行監督、2012年作。役所広司、草刈民代、大沢たかお出演。

    <あらすじ(ネタバレ)>
    女医(草刈)は浮気相手に振られて半狂乱になるが、重病患者(役所)の問診を通じて信頼関係が生まれ、終末医療に生きがいを見つける。ところが致死量に達する投薬のためか患者は死亡、検察官(大沢)に事情を聞かれてその場で逮捕、執行猶予付きの懲役刑に処せられる話。

    <コメント>
    終末医療をテーマにした映画は、伊丹十三監督の「大病人」があり、テーマがテーマだけにコミカル、エロティシズム、ファンタジーなどの手法が駆使されていたが、この映画ではそういう工夫がなく、ひたすら重い。
    必ずしも高い評価ではないようだが、テーマがしっかりあるのは評価していいと思う。
    それと、草刈さんはもう若くはないが、女性としての魅力は十分に感じた。
    致死量の投薬は、リビングウィルの書面もとっていないのだから、医師としての常識的な判断とは言えず、神の領域への侵犯であろう。患者の意思と医師の判断とでは、できることに雲泥の差があるのだなと改めて思った。

  •  大切な人の幸福に責任を持ちたい。 命という自然に責任を委ねずに。 命に比べると、人の意思など不確かだけれど、そこから逃げないことが、人を本当に大切に思うことなんじゃないかと感じた。 でも、できるだろうか。 後悔せずにいられるだろうか。 とてもわからない。

     物語の本筋は面白いのに、所々になんとも違和感のある場面があったのが残念だった。 特に、すごく大事なシーンで家族を差し置いて何をやってるんだという違和感で白けさせてしまうことが最大の残念ポイント。

  • 命や愛を規定することは、
    誰しも神ではないので許されないはずだが、
    然れども、
    静かな絶望の淵で巡りあった魂が、
    互いを求め、肯定し、
    一定の距離で互いを見つめた時に、
    それは己であったという驚きの発見をしたうえで、
    訪れた功罪。

    肯定も否定もできない実存的問題に対し、
    方や超主観的に、
    方や、法律という超理性的に、
    互いをぶつけあう後半も、
    これまた深い対峙であった。

  • 終末医療、尊厳死・安楽死というテーマで見るべきかそれともラブストーリーとして見るべきかによって、この作品の価値・評価が違うものになってしまう。周防監督は果たしてどちらのテーマを描きたかったのだろう。前作の「それでもボクはやっていない」では痴漢に間違えられた青年を通して日本の裁判制度の問題点に絞って描かれていた。ただ今回はテーマを感じ取る前に終盤に差し掛かる。ラスト45分間の検察官(大沢たかお)と今回の主役である医師(草刈民代)との攻防には息をのんだ。「空と水が一緒になるところ、そこに溶け込んで無になっていく」という患者役の役所広司さんのセリフも印象的だったが、私の中では検察官として医師を翻弄していく大沢たかおさんの存在感のほうが際立った。

  • 折井先生(草刈民代さん)は結局、江木さん(役所広司さん)に医師と患者という立場を超えた、家族間のそれとも違う絆と信頼と愛情を感じていたのだろう。彼らが相手を想う気持ちは純粋でとても美しく、かけがえのないものだった。それなのに、医師が加害者で患者が被害者になってしまうという、やりきれなさ。難しさ。切ないテーマだった。

    大沢たかおさん演じる塚原検事の、高圧的で卑劣なやり口の裏側にも、人間らしい葛藤が見え隠れするような演技もよかった。それにしても検事とは、憎まれやすい仕事であると思う。

  • 終末医療について考えさせられる映画でした。多分自分も延命治療拒否するだろうな〜

  • 良くなかった。最期のシーンで家族そっちのけで医者が泣く?子守唄を歌う?ただのエゴだし、江木だっけ?のリビングウィルに寄り添ったと言いたいのかもしれないけど、家族の気持ちを全く考えてないし、自分の最期と重ね合わせただけみたいで、不快だった。検事の追及は厳しすぎるとも思ったけど、反論できるやり方ではなかったと思う。私は常に家族に延命しないでくれと話してます。そういうことを提言する作品ならよかったのにな。患者の言うままにやってあげたなんて、言い分がおかしいと思った。

  •  患者と医師以上に親しい関係になったぜんそく患者を安楽死させようとした女性医師が殺人罪で告訴される。

     医師と患者の関係や尊厳死を考えさせる社会的な映画。ラストの検察官と医師のやり取りには引き込まれる。
     なのだが、序盤から中盤にかけての会話の声が小さすぎて聞き取れないことが多いのがストレスだった。映画館では聞き取れるのだろうけど、家でテレビで見ると厳しい。

     議論を投げかける問題提起の映画。

  • 前半はありきたりの不倫話で、自殺未遂まで起こす。さらに役所広司の小さい時に妹を亡くした話と、とりとめがなく、この話どこにもっていこうとしてるのだろうかと思う。それぞれ死に近づいた経験とか、自分の死を妹に重ねるなど伏線的意味合いがあるのだが、それにしても冗長。バランスがひどく悪い。

    後半から終末治療の話になるが、ここで存在の大きいはずの奥さんが無名の役者さんというとこが意図的。草刈民代からスポットをはずさない。その不自然さが最後まで尾を引く感じになる。

    検事の大沢たかおとのやりとりが白眉で、同情的な結論になるかと思ったら緊張感のあるやりとりになる。会話を凝縮して緊張感のあるものにするのは周防さんの得意技ですね。

    診察券のみを持って無謀な散歩に出た役所さんの行動は自殺を意図したもので、それならそのように日記に書けば良かったのにと思う。したがって、彼の意志にそった彼女の行動は正当なんだろうが、想定外の反応や致死量の薬物投与は話を難しくしている。そのあたり、いろいろ問題があって、提示の仕方には感心する。

    演出、脚本にはムラがあったが、草刈民代、役所広司、大沢たかおの演技は見応えがあるものでそれだけで十分堪能した。

  • 暗い。医者は過酷だ。心身ともに

  • 母校OBでもあり、お隣のマンションにいらした、周防監督の作品。
    医師と患者さんの物語。
    モンスターズインク、サヨナライツカ、と連続して観たので
    医師という立場を越えた人間としての心
    いつか別れがくる人間の終を
    重ねて観てしまいました。

    もうすぐ死ぬとわかった時、何をして欲しいか。あるいは相手に何ができるか。
    愛するひとが苦しんだ時、何をしてあげられるか。
    ましてや医師なら…

  • 尊厳死をテーマにしてるけど、ありがちな美談にしてない分ずしりとくる重さでした。。。

  • 呼吸器内科の医師 折井綾乃は不倫関係にあった同僚から別れを告げられ、自殺未遂を起こしてしまう。
    そんな彼女を救ったのは喘息で入退院を繰り返していた江木であった。
    江木は症状が悪化して死期が迫っていることを感じ、綾乃に「最期の時は早く楽にしてほしい」と頼まれる。
    その2ヵ月後、江木が心肺停止で運ばれてくる。

    尊厳死肯定の美談っぽく話が進んでいくが、リアルな医療とその時の描写が 見ている人にそれで済まされない揺さぶりをかける。
    さらに検事の取調べパートも何が正しいのかを観客に問いかけます。
    これが実際に行われているんだろうと思われる酷い取調べを行う検事も、よくよく思い返してみると一番揺れている人物なのかも。
    周防監督さすがだなーと思いました。

  • 終末医療をテーマに描く。

    なんだか、もう一息。

  • 前半がすこし冗長。たぶん草刈民代の演技が、後半にゆくにつれてよくなっていくからだろう。
    浅野忠信と大沢たかおのむかつく演技もよかった。

  • 期待し過ぎてしまったな。

  • 草刈民代の○○に衝撃。
    大沢たかおの芝居が滑稽。
    (2013.5.3)

  • 自分に何かあったときの後のこともちゃんと考えて用意しなくちゃと思う今日この頃。

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