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- / ISBN・EAN: 4907953032798
感想・レビュー・書評
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何故か今頃になって観ました。弱者が強大な敵に立ち向かうと言う誰でも好きなパターンの内容。キャストによっては、つまらなくもなるとは思いますが、野村萬斎さんがいいですねえ。人を食ったような、飄々としたのぼうを見事に演じてます。私的には、山口智充さんの豪快な武将が好きです。山口智充さんの目力は豪傑そのもの。最近、あまり役者としての仕事を観ることがないのが残念です。この作品には出てませんが、原田泰造さんと同じくらい好きです。
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面白かった。
チャンバラよりもヒューマンドラマで
ハラハラドキドキ、笑いあり。
楽しい映画。 -
ずいぶん漫画チックにして大娯楽映画に仕上げているTBS開局60周年記念作品。野村萬斎って不思議な役者だ。かなりのオーバーアクションなのだがそれが臭くならない。通常だと薄っぺらに感じられるこの作品でも彼の存在で安っぽくならない。他のキャラクターはそれに右に倣えになるので破綻しない。
また、《シンゴジラ》の樋口真嗣が監督なので、スローモーション、接写の多用、CGの活用などがうまくてコミカルなところは迫力あるところがうまく同居している。原作も講談調だったので映画にも馴染む。原作と脚色が同じ和田竜なのでそのへんもよく心得ている。
とはいえ、都合のいい話だと感じるしCGもちょっとしくじってる。でも史実にある話で反論できない。 -
天下統一を目前にした豊臣秀吉は、最後の敵となった北条勢への総攻撃に乗り出し、周囲を湖に囲まれ“浮き城”の異名を持つ“忍城”にも危機が迫る。
ところが、そんな忍城の指揮を任されたのは、何を考えているか分からず、領民からも“でくのぼう”を意味する“のぼう様”とあだ名される不思議な男、成田長親(野村萬斎)だった。
和田竜の一大ベストセラー『のぼうの城』を、犬童一心と樋口真嗣の共同監督で映画化したエンタテインメント時代劇大作。
天下統一目前の秀吉が唯一落とせなかった城として知られる“忍城(おしじょう)”の史実を基に、2万の豊臣軍に対し僅か500の兵で抵抗した果敢な籠城戦の行方を描き出す。主演は「陰陽師」の野村萬斎、共演に榮倉奈々、佐藤浩市。
ひょうひょうとしていて、普段は百姓と遊んだり民思いで正直者で武将として人望のある最強の人たらし成田長親を野村萬斎が安倍晴明と並ぶはまり役として演じているし、漆黒の魔神とあだ名される戦上手で成親を献身的に支える正木丹波を佐藤浩市が、自称戦の天才酒巻を成宮寛貴が演じて、各々のキャラクターがはっきりと立っていて、中盤の佐藤浩市と山口智充とアクションチーム五十騎の会が協力して作り上げた焼き石が飛び交って泥まみれになりながらの一騎打ちや火攻めなど奇策に満ちた迫力満点の白兵戦、終盤の多量の水を実際に使用した水攻めと、日本映画史上に残るスケールの大きい合戦シーンが満載のスペクタクルアクション映画です。
クライマックスの敵を丸め込む田楽踊りのシーンは、野村萬斎の狂言師としてのポテンシャルを発揮した名シーンです。 -
『村上海賊の娘』で本屋大賞を受賞した和田竜さんの映画化作品。
リーダーシップというのは大声張って周りを鼓舞するだけじゃない、こういうやり方もあるんだ、というリーダーシップ論を説いた作品、でしょうかね。
時代劇だけども、肩肘張らずに見られる良い作品だと思います。 -
なんか…キャスティングって難しく感じる。現代物の邦画と時代物の邦画はキャストをまぜこぜにしないように作ってもらいたい感がある。主演の野村萬斎さんはあれでいいんだと思いますが、他が…まっ、緊張感がまるでない時代物もたまにはいいのかなw
「のぼうの城」
https://www.youtube.com/watch?v=4y6FsYhra9o&list=PLOcRvwgI9Z3ntRD5dPViEYWCDkJvoAIy4
でも、ほのぼのとしていい作品かもしれない。きついシーンが少なくて、本当の死闘は一切なかったようにも思う。歴史マニアの僕は流石に多くの本を読んでいるので、甲斐姫にまつわる話や忍城攻めの話は知っていたが、どれも野村萬斎さん演じる成田氏長のエピソードはほとんど出てこなかった。
史実はどうかはわからないが、敗軍の将は多くは語られないような気がする。しかも今回の戦闘のようなケースの末端の武将であればなおさらかと。それにしても〆の部分で持ち直して欲しかったが、雄輔の演技と長束正家はないなぁ~w -
埼玉県行田市忍城が舞台。成田長親は秀吉の関東平定の命でやってきた石田三成の水攻めに対しても、農民を本丸にあげて守り通す。水攻めで出来た堀の上に舟を浮かべて田楽を踊り、石田三成に近づいては、撃たれ、城外の農民の同情をかい、城外の農民は堤防を崩す。でくのぼうのフリをしていますが、平素より農民の暮らしをおもんぱかる優しい城主で、いざというときは、人望があるため家臣のみならず農民と一致団結をはかることができる立派な城主でした。
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良くも悪くも野村萬斎のための映画という感じはする。
(すごくよく似合っていた。でも良くできすぎてて、原作で感じたボーッとした感じが、「本当にボーッとした人」ではなく、ポーズとして「うつけ」をやっている人になってしまっていた。)
まぁしかし、時代劇の王道感も良かったし、エンドロールで現代のシーンを入れるのって、
ちょっとしたアイディアだけど、僕にはすごくいい演出だと思った。
400年の時は経ってるけど、時間や場所は確実に400年前から繋がっていて今があるんだからね。
あの演出にはジーンときました。
本を読んだ時にも思ったけど、これは石田三成の物語でもあって、
その視点で読むと悲しさがただよっていて泣けてくる。
この、無邪気な正義感はあるけど軍略や政治下手な若者が、
この後、関ヶ原で西軍大将となってしまって大いくさで負けるんだよね~
ということを我々は知っているから、いちいち悲しい。
三成って人は、実は素直ないい人で、本当は人に好かれる人間だったんじゃないかなーと
勝手に想像してるんだけど、めぐり合わせが悪かったのか、自分の器以上のものを
背負い込んじゃってダメだったんだろうな~と思ったりもします。(知らんけど)
大将である秀吉が女湯から「三成、お前も入るか?(^O^)/」と言われたとき、
「ハッ、喜んでヽ(=´▽`=)ノ」とか言える人だったら、
もしくは天下を取れたかもしれないけどね。 -
さすが萬斎 という感じ。一つ一つの動作が美しいなぁ..と思った。
ぐっさんも、孝之も、なんて泥が似合うんだろうと 笑
浩一さんも素敵!!
あっけらかんとしているようで、皆のこと甲斐姫のことを思うのぼう様。かっこいい
原作とは、かなり違うのだろうか?..
読もうと思う。-
「さすが萬斎 という感じ。」
野村萬斎を始め役者さんで成り立っている映画でしたね(それ以外ではチョッと、、、と言うところが)
しかし、近頃は...「さすが萬斎 という感じ。」
野村萬斎を始め役者さんで成り立っている映画でしたね(それ以外ではチョッと、、、と言うところが)
しかし、近頃はソフト化が早いなぁ~2013/02/25
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