鍵泥棒のメソッド [DVD]

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監督 : 内田けんじ 
出演 : 堺雅人  香川照之  広末涼子  荒川良々  森口瑤子 
  • メディアファクトリー (2013年5月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4935228127351

鍵泥棒のメソッド [DVD]の感想・レビュー・書評

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  • 香川照之にハズレなし!

    Tシャツとジーンズが全く似合わない香川さんが可愛すぎて応援したくなる。
    三十過ぎても、僕の「胸がキューンのマシーン」は壊れていなかった。

    いま、日本で一番新作が待たれる映画監督(自分比)内田けんじ。
    『運命じゃない人』『アフタースクール』に続く商業映画の長編最新作『鍵泥棒のメソッド』がやっと観られた。

    もう内田作品に関しては、こんなレビュー読んでいる暇があったら、いますぐ回れ右をして劇場に走るなりレンタル屋に行ってDVDを借りるなりしてください。以上。
    と、本当は言いたい。

    一仕事終えた裏社会の「便利屋」香川照之が、ひとっ風呂浴びようと向かった銭湯で滑って記憶喪失に。
    そこへ、たまたま居合わせた売れない役者・堺雅人が、出来心で脱衣所の「鍵泥棒」をして、二人が入れ替わってしまう。
    さらに、婚活中の雑誌編集長の広末涼子が加わって、もっとややこしいことに。

    この、広末涼子の笑わないコメディエンヌっぷりが素晴らしい。
    最近、めきめきと女優としての実力と色気が増してきた彼女だが、「生真面目だけどちょっとずれた女性」を演じさせたら日本で暫定一位だと思う。
    映画開始数分の彼女の「婚活宣言」で爆笑。一気に掴まれる。

    裏社会の人間でありながら努力家の香川さんが、貧乏役者の境遇を背負っても、独自の「メソッド」で頭角を現していく姿が可笑しい。
    反して、いくら金があってもダメな堺さんはダメダメなままである。
    どんな状況でも地道に努力する人間には道が開けていき、逆もまたそうであるというのは、笑いの連続のなかにも考えるものがある。

    とはいえ難しいことはいっさい必要のない極上のエンタテインメント。
    あれよあれよと話は転がって、いったいこの物語はどこへ向かうのか。
    内田けんじ監督作品は、ヒッチコックのサスペンスや、古き良きアメリカのウェルメイドなロマンティック・コメディの雰囲気がある。
    また、そうでありながらも現代日本を舞台に自分流に調理され、まったく新しい味付けが施されてもいる。

    構成の巧みさ、予想もしない伏線、そしてすべてが繋がって辿り着くスカッとするラストはいつものこと。
    伊坂幸太郎の小説が好きな方なんかは『鍵泥棒のメソッド』そして彼の映画にハマるのではないだろうか。

    とにかく、いますぐ回れ右してレンタル屋に走ってください。

  • 35歳にして定職もなく、売れない役者稼業にもほとほと嫌気がさした桜井(堺雅人)は自殺にまで失敗してしまう。その後、出掛けた銭湯で見るからに勝ち組男のコンドウ(香川照之)が彼の目の前でひっくり返り、頭を強打したせいで記憶を失ってしまった。桜井は衝動的に彼の荷物をくすねてコンドウに成り済ましたのだが、実はコンドウの職業は殺し屋で……。
    「シネマ・トゥデイ」より

    堺雅人に香川照之で面白くないわけがない!と思ってみたが、予想に違わずとても面白かった.最初はシリアスに進むが、ちょいちょい小ネタがはさまっていて、ツボにはまった.
    これはほんとにDVD借りて良かった!

    香川さんの記憶がないときと、記憶が戻ってからの豹変振りも見事だし、堺さんの突然に超!貧乏から高級マンションに家が変わったときのうろたえぶりも面白かった.高級マンションにいても貧乏は身にしみついていて、たぶん安アパートにいるときと同じような生活するんだろうなぁという感じが出てて細かいところまで面白かった.広末さんの計画通りな真面目さもコミカルで笑った.最後の抱き合い方が二人らしくてもう大爆笑だった.

  • 内田けんじ監督の映画を見るのは3本目。

    恐らくこの映画も2段落ち、3段落ちがあるんだろうと思いながら見ていても見事に騙されました。またも素晴らしい脚本です。

    他の2本の映画と同じようにミステリー調ですが、笑ってしまうシーンやセリフがたくさんあり楽しかったです。

    特に堺雅人と香川照之の長回しの演技をめぐるやりとりのシーン
    「俺の演技はストラスバーグのメソッドを基本にしてるんだよ!もっと心理的なアプローチを使ってプランを立てたい」
    「お前の部屋にあったストラスバーグの本、最初の8ページしか読んだ形跡がなかったぞ…」
    「人殺しに説教されたくねえよ」
    沈黙の後、銃をぶっ放す香川。
    このシーン大好きですね。大笑いして何度も巻き戻しして見てしまいました。

    香川によって綺麗になっていく堺の部屋や、他人になりすますのが得意で偽造のIDカードをたくさん持っている香川が役者の仕事にはまっていくところも面白かったですね。

    広末涼子の飄々とした演技も前半の香川のデフォルメされた真面目なキャラにマッチしていて良かったです。

    森口瑤子はフジテレビの「逃走中」に出ていた時みたいな落ちだったんですね。騙されました。

    内田けんじ監督の次回作はいつぐらいになるのか知りませんが、今度は映画館で見たいです。

  • 珍しく邦画。
    CMやってた時から気になってはいたのですが、邦画はあまり劇場で観ないので、そのまま放置し忘れていました。したらばいつの間にやらDVD化されていまして。

    もう面白そうな洋画の新作、準新作は殆ど観てしまったため、こちらをレンタル。

    結果、良かったです!!

    ネタバレしたくないので、そうなると殆ど書けることないのですが、まあ前半のリアルさ!中盤の大きな種明かしまではかなりリアルです!!
    そこまでは、コメディと言っても良いのか?ハラハラ感の方が強くてどう言うスタンスで観ていていいのか?その辺がわからずただただガン見。

    前情報CMだけで観たので、思ってたのと違いまして。それがまた楽しめた所以やも。

    堺雅人さん
    香川照之さん
    広末涼子さん

    この御三方メインキャスト。もうこの時点で面白そうですしね。役がまた。変わり者ばかりです。
    なのに凄くリアルと言う。変わり者がリアルに見えると言うか、こう言う変な人、いるなーって。

    私など一番共感できるのは、やはり堺雅人さん演ずる売れない役者ですかね。切ないです。途中香川照之さん演ずる几帳面な殺し屋にされる説教?がまた。身に沁みる。努力できる才能ってあるな。人間の基本は怠け者だと思っている私としては。

    あとはそうですね、ここで終わり、と思ったらまだ続く、ってのが数回。

    広末涼子さんのお姉さん役の人が、妹にしか見えない。

    堺雅人さん、体臭なさそう。

    堺雅人さんの一人称「俺」に慣れない。
    エンドロール後のおまけみたいなシーンが一番堺雅人さんぽい。

    ネタバレしない程度に書けるのはこのくらいでしょうか。

    そう言えば途中、ムロツヨシさん出てたらしいのですが、観ている時は気づきませんでした。合コン相手とあったので、恐らくあの金持ち?だとは思いますが。吹越満さん似の誰かだな、と思って観てた笑

    色々受賞した作品と言うのも納得でした。
    伏線のバランスもちょうど良いし、どうなるの?!って思わせてくれたし。こう言う面白い脚本書けるって凄い。演者も楽しそう。

    主演は堺雅人さんなんですが、軸は寧ろ香川照之さんと広末涼子さんの方にあったように感じますね。うーむ面白い。

  • 堺雅人主演のドタバタサスペンスコメディ。第36回日本アカデミー賞、最優秀脚本賞受賞作品。

    “35歳でオンボロアパート暮らしの売れない役者・桜井は、銭湯にて石鹸で足を滑らせ転倒し、意識を失ってしまった男・コンドウと出会う。桜井は意識を失ったコンドウの手元に落ちていたロッカーの鍵を盗み、自分の荷物とコンドウの荷物をすり替える。一方、コンドウは転倒したダメージにより記憶を失い、病院で受け取った荷物から自分が桜井であると思い込んでしまう。桜井は高級な衣服に身を包み、コンドウの金を使って生活するが、徐々にコンドウの裏の顔を知ることになる・・・”

    所謂、コントみたいな映画。しょうもないグズ野郎が他人の人生(しかも殺し屋!?)を盗んでしまう。盗まれたほうは不運(ある意味幸運でもある)にも記憶を失ってしまい、グズ野郎の思うつぼ。しかし早々簡単に他人に成りすませるわけもなく、いろんなことに巻き込まれていく。

    とにかくストーリーは面白かった。日本アカデミー脚本賞も納得の練りこまれた脚本。起承転結はっきりしており、オチも◎ 欲を言えば、終盤もう一盛り上がりほしいところだったがオチが良かったので無問題。脚本が良いのも勿論なのだが、この作品はやっぱり主演の堺雅人、香川照之、広末涼子の演技でより良い物になってるとも感じた。

    堺雅人演じるグズ野郎でグズ役者の桜井は本当しょうもないんだけど、コンドウから盗んだ金で友達に借金を返しに行ったり、元カノを思って泣いちゃうようなどうにも憎めないキャラ。香川照之が演じるコンドウこと、山崎は謎多きキャラなんだけど、記憶を失い桜井に一時的になるとコンドウ時代のポテンシャルの高さを思う存分発揮し、“きれいな桜井”になる(笑) 広末涼子が演じた香苗は結婚相手もいないのに結婚宣言しちゃうようなメンヘラ気質のお嬢様。三人とも要所要所で笑わせてくれたり、泣きの演技もあったりで本当凄かった。けどMVPはダッサイネルシャツとボロいジーンズ見事にきれいな桜井を演じた香川照之。絵面だけで笑ってしまう部分もたくさんあったw(隠れMVPはシリアスな悪役を演じた荒川良々)

    尺はちょい長めの128分だけど、それほど気にならず。オチが良くて最後までクスっと笑える。エンディングテーマの吉井和哉の曲も映画にぴったり合っててかなり良かった。安心してオススメ出来る数少ない邦画です♪

  • 香川照之さん、殺し屋モードのスーツ姿の板に付きっぷりと、記憶喪失モードのチェックシャツのあまりの似合わないっぷりが!!

    堺雅人さんはまんま、ですね。ヘラヘラしててダメ男なんだけど悪人にもなりきれない。

    広末涼子さんの理詰め不器用婚活女も良かったし、荒川良々さんの893ぽさもなかなか。

    何より要所要所にちりばめられた笑いが良いです。

  • 堺雅人が主演のため、Amazonプライムにて視聴。殺し屋の香川が銭湯にて後頭部を強打し記憶喪失になる。そこに居合わせた堺が、ロッカーの鍵を奪うところから物語が始まる。
    この話は相当面白かった。6年前の映画だが、是非視聴してほしい。

  • 2012年 日本
    監督:内田けんじ
    出演:堺雅人/香川照之/広末涼子/荒川良々/森口瑤子

    『運命じゃない人』『アフタースクール』と今のところハズレなし、安定の内田けんじ作品3作目ですが、これももれなく面白かった!タイトルにもある「鍵泥棒」の盗む鍵が、まさか風呂屋のロッカーの鍵とは思いもよりませんでしたが(笑)、その盗んだ鍵ゆえ他人に成りすまして即興演技(メソッド)を積み重ねてゆかざるをえなくなる主人公の悲喜こもごもは、まさにこのタイトルがぴったり。

    そのうえさらに、事態を収拾するためにどんどん即興のアイデアと芝居で危機を乗り越えてゆく堺雅人と香川照之の劇中劇ならぬ劇中芝居の危うさ&見事さったら、さすが演技派の二人の面目躍如。さすがにこの作戦で成功するだろうと思いきや何度も失敗、どこに着地するかわからないままどんどん転がされてゆくので最後まで飽きさせずひたすら楽しい。

    広末涼子もすごく可愛かったです。仕事のできる編集長でありながら、かなりの天然で、彼女をサポートしてる周りのスタッフたちの献身っぷりもすごく微笑ましくて笑えました。ラストの「キューン」の瞬間は効いてたなあ。コメディだけど、サスペンスでもあり、ラブストーリーでもあって、芸達者な役者と練りに練られた無駄のない脚本、映画としてこれほぼ完璧なんじゃないかと思える面白さでした。

    余談ですがエンディングが吉井和哉の曲(点描のしくみ)で、イエモンは売れてから聞かなくなったので最近のソロとかも全く感知してなかったんですけど、久々に聞いたらやっぱりかっこよかったです。
    (2013.02.08)

  • これはTVで観たよ。
    ポテチつまみつつ、こどもと楽しく。

    芸達者な堺さんや香川さんはともかく
    広末さんが、思いのほか良かった。

    「キューン!」なりたいわぁ(笑。

  • 香川照之の演技力〜。記憶喪失時の不安そうな様子と、記憶取り戻した時のキリッとしたかんじの違いが、さすが。

    キューンキューンの使い方うまい。舞台っぽい。

    ターゲットの未亡人のオチとか、広末涼子の最後の活躍とか、なるほどってかんじ。
    最後、解決するかと思ったらしない、今度こそ解決って思ったらしない、の連続で面白かった。脚本がうまい。よく練られてる。

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