感性の限界 不合理性・不自由性・不条理性 限界シリーズ (講談社現代新書) [Kindle]

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著者 : 高橋昌一郎
  • 講談社 (2012年4月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (156ページ)

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感性の限界 不合理性・不自由性・不条理性 限界シリーズ (講談社現代新書)の感想・レビュー・書評

  •  理性の限界、知性の限界に続く限界三部作の最終巻。しかし今回は哲学的な空論ではなく、私たち人間自身の脳や心という実体あるものを対象にしている。そのため前二作とはだいぶ異なる印象を受けた。

     哲学的な意味でも物理的な意味でもなく、生物学的な構造として人間が内包している限界。空を飛べないといった意味ではなく、「こうするべきと理解しているのに、その行動が取れない」という限界が存在する。それは経験的に知っていることだが、その理由を(ある程度)きちんと説明されるとすがすがしい。そして、その理由がわかったとしても結局その限界から逃れることはできないというのもまた面白い。

     アンカリングなどの解説は実生活でも役に立ちそうだが、そういうのを役に立てる人生はあまり送りたくないものだ。

  • 「理性の限界」「知性の限界」に続く第3弾。今回は、「感性」ということもあってか、比較的ロジックに頼らない内容が多く、よりわかりやすかった。さまざまな内容が語られているので、全体像を把握するには、もう一度読み直す必要がありそうです。ただ、各項目で扱われる内容はどれも興味深く、知的好奇心を激しく刺激してくれました。特に遺伝子と進化論の話には目から鱗でした。

  • やはりシンポジウム形式は面白い。
    一気に読めました。

    感性は幅広く、曖昧な感じもあって、もっともっと話題はつきない感じもしました。この形式、もっと広がれるし、まだまだ見たいと思いました。
    ちなみに、宗教ってあまり出てきませんが、やはり哲学と宗教ってやはり本質的に違うものなんでしょうか、と気になりました。

  • ★★★★☆

    感性に限界などあるのかと思ったが、どうも人間というのは知らず知らずに窮屈な服を着ているらしい。

    アンカリングはなんとなく知ってはいたけど、改めてちゃんと読むと自分がいかにその影響を受けた行動をしていたかに愕然となる。

    全ての感情を化学物質や脳内の電気信号に置き換えるという考え方に関してはちょっと首をひねった。

    まるで「キーボードのAのキーを押したら電気信号が流れてAと認識される」という話と同じような考え方で脳を扱っているように思ったのだが、ちょっと単純すぎやしないか。

    実際には同じAのキーを押した場合でも使っているソフトウェアによって意味が異なるわけで、同じように脳の内部を流れている電気信号だってそこにどういう意味があるのかによってパターンは無数にあるような気がする。

    それとも全ての人に共通したソフトウェアなんてものでもあるのか。うーん、わからん。


    「自律的システム」と「分析的システム」の章を読んでいて良寛の逸話を思い出した。

    確かこんな話だ。

    若い僧が尊敬する良寛に近づきたい一心で彼と行動を共にするようになった。

    しばらくたったあるとき、乞食が行き倒れていた。

    良寛は遺体を丁寧に葬ってやったあと、その椀に残っていた食べ残しを美味そうに食べた。

    若い僧も同じようにしようとしたが、口をつけようとしてウッとなってしまい、食べられなかった。

    それを見た良寛は「お前には無理だから共に行くのはやめよう」といったという。

    仏教における悟りというものには、自律的システムから自由になることを含むのか。


    世界が不条理だという点には大いに賛同する。

    本当に世界はランダム関数で満ちてるな、ということは漠然とではあるが、いままでずっと思ってきたからだ。

    ただ、その中にあっても極端に振れることなく、「やわらかい決定論」の綱の上をバランスを取りながら歩くのが大事。

    なにごとも中庸が肝要。

  • 高橋昌一郎さんシリーズ最終巻かな? 日頃の感じる感覚がいかにあてにならないかを教えてくれる。認知バイアスや二重過程理論が興味深く、もっと知りたいと思う。そしてヒトの意思や自由がますますわからなくなるなぁ。この本に紹介された本を読んでみたい。

  • うーーーむ。なんで、行動学の話になったんだ??

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