君と会えたから…… [Kindle]

著者 :
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
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感想・レビュー・書評

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  • 『死』を考えるということは『生』を考えることだ。
    あなたは今生きているから、何だってできるんだ。
    とても良い作品でした。

  • 素晴らしい小説
    まさに眼福。

    死を考えるということは
    生きるということを
    考える。


    当たり前に
    やってくる明日はない。


    分かっていても
    大切に生きているか?
    と問われ
    惰性で過ごしてしまう日もある。

    自分が本当に心からしたいこと
    叶えたいこと
    ってなんだろう?

    考えた先にやるべきことが
    行動力が湧き上がってくる。

    素晴らしい言葉の世界が
    そこには広がっています。

  • <ライフリストを作る>
    死ぬまでにやりたいことを60個どんどん書く。
    できたらいいなのリストではない。絶対にできるリスト。
    人生で絶対にそうなると約束されている唯一つのことは、いつか死ぬことだけ。
    その他のことは何も約束されていない。
    リストに書いたことができないと言いきれる理由はない。方法はある。
    方法を見つけられる人は、絶対にできると信じて行動を続ける人。

    <二枚目のライフリストを作る>
    人に達成させてあげたいことのリストを作る。
    2枚目のライフリストは、具体的行動のリスト。
    そこに書いてあることを実行すれば夢がかなう。
    一枚目と二枚目は表裏一体。
    一枚目はGIVEのリスト。二枚目はTAKEのリスト。
    人生はGIVE&TAKE。与えれば、与えられる。

    自分の欲しいもの、行ってみたいところは、行動の結果として手に入るもの。
    それを目標にして日々生きるものではない。
    本当に目標にする必要があるのは、自分が何ができるか。
    二枚目に書いたことを一つでも多く実現しようと努力する。
    二枚目のライフリストを実現するような毎日を送ることによって、一枚目のライフリストも同時に達成可能。

    <円はありがとう>
    欲しいものを買うためにお金を払っているのではない。
    それに携わった人に「ありがとう」を届けるためにお金を払っている。
    お金を儲けるということは、ありがとうを集めることだ。

    「一時間に800円もらっている人が1000万円を集めるためにはどれくらい働かなければいけないか?」
    と問うと、労働時間を増やそうとする。
    「一時間に800ありがとうもらっている人が1000万ありがとうを集めるためにはどれくらい働かなければいけないか?」
    と問うと、計算するのがバカらしくなる。
    一時間にもらえる「ありがとう」はいくらでも増やすことができる。
    計算自体が成り立たないことが正解だ。
    時間の質を変える。
    「一時間に十倍のありがとうをもらう方法はないか」と問いの立て方を変える。
    誰かを喜ばせたいと考えながら仕事をする人は、「あと何時間働いたら〇〇円もらえるから」なんて思いながら、いやいや仕事をする人には絶対にならない。
    儲ける方法を考えると、いいアイデアはなかなか浮かばない。
    人から「ありがとう」をもらえる方法となると、いろんな案が浮かんでくる。

    <魅力>
    あらゆる欠点は魅力になる
    自分の内側に光を照らすと、コンプレックスや傷は、その人の魅力を引き出す個性になる。

    <手段を目的にしない>
    職業は夢ではない。
    職業は、自分の夢を実現するための一つの手段に過ぎない。

    プロ野球選手=飛行機
    北海道に行くためには、飛行機、電車、船といろんな手段がある。
    飛行機がダメでも、北海道に行く手段はいくらでもある。
    中には自転車で行く人もいる。
    どうしても北海道に行きたい人は、泳いででも北海道に行く。
    飛行機は北海道に行くための手段の一つでしかない。

    本当にどうしても到達したい場所なら、誰もが絶対に到達することができる。
    はじめに計画した方法が無理なら、別の方法を探せばいい。
    労力と時間がかかるかもしれない。でも、例えばバスならバスでしか味わうことのできないすばらしさがある。

    <できないという先入観を捨てる>
    昨日までできなかったことが、今日もできない理由にはならない。

    多くの人はお金が大切だというかもしれない。でもそうではない。
    大切なのは、どんな状況であっても幸せに生きられる強さと賢さを持つこと。
    自分の人生に必要なのは、それがお金であれ、なんであれ、自分で創り出せるだけの強さと賢さを持った人間になること。
    たくさん失敗してこそ、たくさん学んで、強くたくましく成長していける。

  • いい本!
    将来的にはこの喜多川さんの本は買って子供に読ませる!

  • 著者の本は、いつも心にたくさんのものを残してくれる。
    本書も、乳ガンで死を考えたことのある50代目前のオバサンの心に響いた。
    ある職業に就くのは、夢を実現するための手段のひとつにすぎない、というのが一番心に残った。
    私は年齢的にも経歴的にも職業の選択肢は少ないけれど、それは障害にならないと思うことができた。
    「できないという先入観を捨てる」。子供の頃、母親から「お前は何をやってもあかん」と言われ続けて、私は何も成すことのできない人間だという考えがこびりついていたが、捨て去る努力をしよう。

  • 小説だと思ったら自己啓発本だった。

    白のワンピースでいたずらに微笑んでブランコを乗るというthe美少女が意識高いことを言いまくるというのがおもしろかった。

    現実では自己啓発本に感化された頭の悪い人が正しく理解せずに強引に熱を持って他人を巻き込もうとするから友達が減る。

  • これも良い本でした。もっと若い時に読みたかった、という気分にもなりますが、ライフリストは今からでも、生涯更新し続けるものということで。

    ライフリスト
    1枚目は、自分の行きたいところ、できるようになりたいこと、将来やってみたいことや達成したいこと(take のリスト)
    2枚目は、自分の人生の中で他の人にやってあげたいこと(giveのリスト)

    円はありがとう
    「ありがとう」をもらう方法を考える

    コンプレックスを魅力に変える
    内部に、外に漏れるくらいの明るい光を燃やす

    手段を目的にしない
    目的達成の方法は一つではない

    できないという先入観を捨てる
    首輪に繋がれた動物園の動物にならないように

    人生において決してできないということはない

  • 今の自分が読むに相応しい一冊でした。死を考えることは生を考えることだったんだなあ。何をすればいいか分からない人、迷ってる人に勇気を与えてくれると思いました。

  • 「死」から「生き方」を教えてくれる本。
    逆算して考えろと良く言われたりするが、死から逆算して人生を考える人はなかなか多くないと思う。
    実際に逆算してみるとわかるが、もちろん暗い未来を想像する人なんて誰1人としていないだろう。
    誰もが明るい未来を想像する、だがそれを手にしようと本気で取り組める人はそう多くない。
    皆途中で諦めてしまう。(自分もそう)

    "明日を生きることを約束された人なんてこの世に誰もいないのに 、どうしてみんな今日一日をもっと大切にしないんだろう"

    死と隣り合わせで生きてきたハルカからのこの言葉は、心に突き刺さるほどの鋭さを持っていた。

  • 毎日、明日死んでしまうとしたら、何に向かって今日は何をしなくてなならないのか、と考えて1日一日大切に生きているか、という事。

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著者プロフィール

1970年生まれ。愛媛県出身。東京学芸大学卒。2005年から作家としての活動を開始。『賢者の書』でデビューする。10年『「また、必ず会おう」と誰もが言った。』が13万部のベストセラーとなり、映画化、舞台化された。「喜多川ワールド」と呼ばれるその独特の世界観は、小学生から80代まで幅広い年齢層から愛され、その影響力は国内にとどまらず、多数の作品が台湾・韓国・中国・ベトナムでも翻訳出版されている。執筆活動だけではなく、全国各地での講演やセミナーも開催している。主な著書に、『おいべっさんと不思議な母子』『One World』『秘密結社Ladybirdと僕の6日間』『[文庫]福に憑かれた男』『君と会えたから……』『手紙屋』『株式会社タイムカプセル社』『運転者』等がある。

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