九井諒子作品集 竜のかわいい七つの子 (HARTA COMIX) [Kindle]

著者 :
  • KADOKAWA
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感想・レビュー・書評

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  • 竜にまつわる7つの話。
    全部いいけど、特に
    「竜の小塔」
    「金なし白祿」の二つが好き。

    文字の多さも、画面の余白も
    全部バランスがよい。

    金なし白祿は
    ことわざになりそうな
    短くも内容が詰まった良作。

  •  ダンジョン飯の著者の九井諒子さんの短編集。

     1話1話の切れが良くて面白い。このオチを持ってきちゃうってことは……ダンジョン飯も油断ならぬぞ、という気持ちになる。
     前の短編集にもあったケンタウロスの奥さんや狼男など、現代からちょっとはみ出したようなファンタジーが好き。

  • 竜だけでなく人魚やら狼男やらはたまた絵の話も出てくる。人間の業とファンタジーとが上手く合わさった面白作品ですが短編なのでさっと読めてしまうのが短所と言えば短所かと思います。

  • 【書誌情報】
    『竜のかわいい七つの子〈九井諒子作品集〉』
    著者 九井諒子
    定価: 713円(本体660円+税)
    発売日:2012年10月15日
    判型:B6判
    商品形態:コミック
    ページ数:256
    ISBN:9784047284081
    https://www.kadokawa.co.jp/product/201207000176/

    【収録作】
    『竜の小塔』
    『人魚禁漁区』
    『わたしのかみさま』
    『狼は嘘をつかない』
    『金なし白祿』
    『子がかわいいと竜は鳴く』
    『犬谷家の人々』


    【メモ】
    ・前作の『竜の学校は山の上〈九井諒子作品集〉』も読む予定。

  • -

  • なんだかほっこりするマンガ。ちょっとフワフワした感じで、結末もちゃんとあるような無いような。絵柄が良いんだな。ゆるゆるな感じで、お伽噺を紡ぎだす。「竜の小塔」は竜と言いながらグリフォンのような獣で2つの国の航路が絶たれ、戦争もおぼつかないけど雛鳥のおかげで丸く収まっちゃう。「人魚禁漁区」は人魚がいる世界で、人権尊重などややこしい世界を舞台に二人の中学生の行く末を描く。「わたしのかみさま」は水槽で生き返った神様に受験合格をお願いするけど残念ながら落ちてしまう。それでも優しく支えるお父さんが良いなあ。「狼は嘘をつかない」は母親への感謝を無意識に出していたという良いお話。「金なし白祿」雑書きから出てきたへっぽこ侍が老齢画伯を支えながら、最後は息子との再会を手助けする。「子がかわいいと竜は鳴く」は息子の復讐のために王子の暗殺をもくろみながらも、何故か最後は竜の子をお供に。「犬谷家の人々」は来ているものをパジャマに変えてしまう超能力で最後は解決。読後感は「ホッ」と一息つく感じ。よかったなあ。

  • 人魚の話好き。

  • 七つの短編集。
    多種多様さがたまりません。
    後、表紙に各話の要素が詰まってるので
    推理するのも一興。

  • 最近、『ダンジョン飯』で話題の著者。角川のフェアでコミックづいているが、これが230円でなくてもおすすめ。

  • ううん面白い。電子化にも耐える画力。
    改めて漫画って安く買えるなあ…。

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著者プロフィール

pixivやコミティアで活動し、2011年、短編集『竜の学校は山の上 九井諒子作品集』でデビュー。13年『ひきだしにテラリウム』で、第17回「文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞」を受賞。14年より「ハルタ」にて連載開始した『ダンジョン飯』は、「2015年度コミックナタリー大賞」「このマンガがすごい!2016」オトコ編、「THE BEST MANGA 2016 このマンガを読め!」「全国書店員が選んだマンガランキング2016」と数々の賞で1位を獲得した。

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