九井諒子作品集 竜のかわいい七つの子 (HARTA COMIX) [Kindle]

著者 :
  • KADOKAWA
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感想・レビュー・書評

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  • 初めて読んだけどすごく好きな作家さんになった。どの作品もセンス・オブ・ワンダーがあって優しくて、素敵だ。他の本も買って応援しよう。今ならkindleで215円セール中。

  • 竜にまつわる7つの話。
    全部いいけど、特に
    「竜の小塔」
    「金なし白祿」の二つが好き。

    文字の多さも、画面の余白も
    全部バランスがよい。

    金なし白祿は
    ことわざになりそうな
    短くも内容が詰まった良作。

  • 【書誌情報】
    『竜のかわいい七つの子〈九井諒子作品集〉』
    著者 九井諒子
    定価: 713円(本体660円+税)
    発売日:2012年10月15日
    判型:B6判
    商品形態:コミック
    ページ数:256
    ISBN:9784047284081
    https://www.kadokawa.co.jp/product/201207000176/

    【収録作】
    『竜の小塔』
    『人魚禁漁区』
    『わたしのかみさま』
    『狼は嘘をつかない』
    『金なし白祿』
    『子がかわいいと竜は鳴く』
    『犬谷家の人々』


    【メモ】
    ・前作の『竜の学校は山の上〈九井諒子作品集〉』も読む予定。

  • ううん面白い。電子化にも耐える画力。
    改めて漫画って安く買えるなあ…。

  • 全体を通して昔話や民話・ミニシアター系の雰囲気がある。個人的にはひきだしに~よりこっちの方が好き。

    竜の小塔:戦争は起こるんだけど、結局誰が戦うかというと個人個人なんだよな
    人魚禁漁区:最後の主人公のことばが好き。この作品自体のテーマを表してると思う
    わたしのかみさま:かみさまが世俗的すぎて笑える
    狼は嘘をつかない:母子双方の視点から描いているのが秀逸
    金なし白祿:最後で泣いた
    子がかわいいと竜は鳴く:内容は普通。竜の子がかわいい
    犬谷家の人々:この作者はこういうタイプの作品が一番向いているのでは?と思うぐらい秀逸。タイトルといい作品の系統といい犬神家の人々に対するオマージュなのか?と思ったけどもうなんなのかよくわからないwとりあえずただただ笑ってしまう

  • 『竜の学校は山の上』が面白かったので、勢い込んでこちらも購入。

    こっちのほうが面白いな。日常を上手く切り取って描いている。ギャグもありつつ、それでも日常生活の中に異質なものが溶け込んでいる。

    ジュヴェナイルの描き方が非常に秀逸。本作で言えば、『人魚禁猟区』『わたしのかみさま』『狼は嘘をつかない』『犬谷家の人々』辺りだろうか。中高生の少年少女の心情や揺れ動く様を描くのが非常に上手い。著者は幾つくらいなんだろうな。

    他の作品が面白く無いわけでもなく。個人的には上の4作の方が、残りの3作よりも好きではあるが、これは単に好みの問題だろう。僕と全く逆の人も大いにいると思う。『竜の小塔』『金なし白祿』『子がかわいいと竜は鳴く』のほうがシリアスな作品ではあるかな。

    ともあれ、ここ最近ではかなり優れたマンガ家さんであることは間違いない。今後も注目したい。

  • 久しぶりにアイディア勝負な短篇集を読んだ気がする.昔話みたいに教訓に満ちてて,昔話みたいにユーモアがある.
    ちなみに思ったより竜は出てこない.

  • 絵も美しいし、物語も美しかった。竜や人魚、狼男等の想像上の生き物や神様も出て来るけど、派手さはなくて、でもそれぞれがしみじみと良い話。

  • Kindle版購入。どれも良かったけど狼男の話と絵の話がグッときた。

著者プロフィール

pixivやコミティアで活動し、2011年、短編集『竜の学校は山の上 九井諒子作品集』でデビュー。13年『ひきだしにテラリウム』で、第17回「文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞」を受賞。14年より「ハルタ」にて連載開始した『ダンジョン飯』は、「2015年度コミックナタリー大賞」「このマンガがすごい!2016」オトコ編、「THE BEST MANGA 2016 このマンガを読め!」「全国書店員が選んだマンガランキング2016」と数々の賞で1位を獲得した。

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