蟲師 コンプリート DVD-BOX (全26話, 660分) むしし 漆原友紀 アニメ [DVD] [Import] [PAL, 再生環境をご確認ください]

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  • / ISBN・EAN: 3760000570527

蟲師 コンプリート DVD-BOX (全26話, 660分) むしし 漆原友紀 アニメ [DVD] [Import] [PAL, 再生環境をご確認ください]の感想・レビュー・書評

  • 原作の表紙の画に惹かれるものがあった。売れているのも知っていた。だが、読む機会はなかった。アニメ化すると知ったとき、知人はあの世界がアニメで表現できるのか、と言った。
    アニメが始まって最初に感じたのが絵が綺麗だということだった。そしてなんだか、妙に懐かしいような柔らかさがとても心地よかった。
    決しておどろおどろした妖怪譚ではないこの物語の不思議さを、上手く表していた。
    テーマソングが不思議とマッチしている。効果音も独特の世界を創っている。
    これはなんだろう、と思うほどに、本当は良く知ったもののような気がした。
    何度か、アニメを見ているうちに解ったような気がする。
    原因は、饒舌な静寂だと思う。雄弁な間というべきか。世の中せわしなくなって、迅速である事の価値が高まるにつれて、人は間が持てなくなったのだと思う。
    少し時間が空けば携帯電話を開いてメールのチェックをし、ゲームをし、ネットに繋ぐ。会話の速度は上がり、何か音が鳴っていないと心配だ。
    それでも、日本人の血の中には間の文化が流れている。それが、心地良いのだろうと思う。
    間が持てる役者は見る人を惹きつける。それはたとえば、台詞や動きに頼るのではなく、表情や立ち姿だけでも眼が離せなくなるような凄さだ。
    邦楽には指揮者はいない。しいて言えばヨッとかハッとか、ヨオーといった声が指揮に近いのかもしれないが、演奏者同士の呼吸が全てなのだという。阿吽の呼吸という奴だ。能や歌舞伎はそこに役者が加わり、お互いの呼吸を計りながら、舞台を作り上げているのだろう。
    茶道も雄弁な静寂を楽しむものだと思う。こぽこぽと湧く釜に柄杓で水を差すとき、言葉ではなく道具を愛でるとき、物理的には静かだとしてもそこには限りない美がある。
    弓道も無音のまま粛々と所作が進む。矢を番え、弓を引き絞る。静けさの中で静かな気迫を感じ、弦音が静寂を破る。
    蟲師のアニメにはそれらに通じる静寂と適度な緊張がある。そして、美しい絵と意図されたものではない淡々とした物語が、余韻を生むのだと思う。
    今度は一体どんな蟲が登場するのだろう、ギンコ氏はどんなふうに解決するのだろう、毎回楽しみに待っている。

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