企業が「帝国化」する アップル、マクドナルド、エクソン~新しい統治者たちの素顔 (アスキー新書) [Kindle]

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著者 : 松井博
  • KADOKAWA / アスキー・メディアワークス (2013年2月14日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (184ページ)

企業が「帝国化」する アップル、マクドナルド、エクソン~新しい統治者たちの素顔 (アスキー新書)の感想・レビュー・書評

  • ちきりんさんのブログで知って購入した一冊。いまや政府よりも多額の現金を保有する帝国企業が、いかにビジネスを通じ世界を支配しているかを具体例を通じながら解説している。が、内容は少し煽り過ぎと感じる部分もあった。後半の主張は3割減で読んだ方が良いと思います。

  •  グローバル経済の進展によって「企業」が「国家」にとってかわるだろう、と私は以前から考えていたが、この本はまさにそれが現実化しつつあることを示したものであり、その点では我が意を得たりというのが第一印象だ。

     しかし、そのような世界がどんなものであるかについては非常に恐ろしい気持ちにさせられた。正直、それは輝かしい未来ではない。封建制から民主主義へと移行した世界は、再び身分や階級のある世界になってしまうのだろうか。その階級が世襲ではないことを良しとすべきだろうか。

     著者はアップルで働いた技術者であり、実業家ではあるが経済学者ではない。だからこそ、未来予想に容赦がない。人々が激しい格差にさらされるであろう新しい秩序の世界で支配する側になりたければ、頑張って技術や英語を勉強しなさいと言う。ある意味、福沢諭吉が「学問のすすめ」で説いたこととそう変わらない。

     おだやかな語り口で読者を脅迫するような本だ。

  • アップル、グーグル、マクドナルド、エクソンモービルを引き合いに私設帝国の仕組みと所業を記した一冊

    ビジネスの在り方を変える→顧客を餌付けする強力な仕組み→業界の頂点に君臨し巨大な影響力を持つ→囲い込まれる下請けと顧客。そして、みんな逃れられなくなる。

  • 企業が「帝国化」する
    松井博

    Apple本社に勤務していた経験がある著者がAppleをはじめ、Google、モンスーン、Amazonといった大企業がどのような仕組みで運営され、そして、私たちの生活にどのように影響を及ぼしているのかを多くの統計を利用して解析している本である。食品関連の帝国に関しては堤未果氏の「貧困大国アメリカ」と重複する点が複数ある。政府よりも力をもつようになった帝国はありとあらゆる手を駆使することによって消費者を飼いならしていく。一部の人が巨万の富を手にし、大多数の人が低賃金をあえいでいく「勝者総取り」時代を生き抜くためには帝国側につけというのが著者の意見であろう

    【一章】 アップルはどうやって帝国化したのか
    私設帝国(=巨大企業)は以下の三つの条件を満たす
    ①ビジネスのあり方をかえてしまう
    Apple:CDを媒体として音楽を販売していた既存のシステムを、itunesストアのよって変えてしまった
    IKEA:家具を自分で持ちかえって組み立てるという形を定着させることによって、コスト削減に成功

    ②顧客を「餌付け」する強力な仕組みを持つ
    →Google:検索システムは一度利用してしまえば、依存してしまうほどのスピードと信頼性
    →スマートフォン

    ③業界の食物連鎖の頂点に君臨し、巨大な影響力をもつ
    業界が特定の企業に依存し、その一挙一等足に振り回される
    →参照:p29 表1

    【第二章】帝国の仕組み
    私設帝国の共通する5つの特徴
    ①得意分野への集中
    ソニーやパナソニックなどのように得意分野がはっきりしない企業とは異なり、帝国には脇目もふれず自分たちの得意な分野で勝負をする
    ②小さな本社機能
    ③世界中から「仕組みが創れる」人材の確保
    ④本社で仕組みを創り、それを世界中に展開
    ⑤最適な土地で最適な業務を遂行
    【第三章】帝国で働く人々
    ・人材のグルーバル化
    企業が自らを特定の国家に属する組織だと思っていない
    ・ 世界中から「仕組みを創れる」人材を確保
    新製品、流通、製造工程などをデザインできる人材を確保
    →要求される能力
    ・ 仕事好きであること
    大半の本社従業員はよく働き、何年もかけて専門性を高めてきた「努力する凡人」
    ・ 高学歴は当たり前
    ・ 英語力
    ・ 高い専門性
    ・ あらゆるレベルでの専門性
    いままでにないビジネスモデルをつくる
    ・ ローカルな視点
    地域や文化にadjustした価格設定やデザインが世界で通用するサービスを作り出す
    ・ 多文化を受け入れる柔軟性
    ・ コミュニケーション能力

    【第五章】個人情報について
    ・ Facebook上の個人情報は、個人に許可とることなく、他人に譲渡されていた。こうした所有権に関する疑問はGoogleにも当てはまる



    【第十章】ではどうすればいいのか
    ・ 創造性を養う
    「帝国」を築いていった人たちは、さまざまな経験をつみ、常識にとらわれない新しいものの見方、考え方といったものをつかみ、そこから湧き出てくるイメージやアイデアを形にしてきた
    →創造性を養うには?
    ・古典に触れる
    時代の荒波を生き抜いてきた文学や芸術は人間の魂に訴えかける何かをもっている
    ・専門的な技能を身につける
    ・外国語を習得する
    ・就職後も勉強をし続ける
    ・自分を高めてくれる環境に身を置く
    ・新興国に二年ほど住んでみる

  • 国家の枠を超え、世界を市場として君臨する帝国化した巨大企業たち。彼らの行動原理は効率化と利益の最大化である。そして少数のこれらの企業が、利益を総取りする傾向が強まっている。その利益の規模は国家財政をも超え、もはや国家よりも帝国企業が影響力を持つ時代に入っている。

    アップルやグーグルといったIT企業には、個人の情報をすべて把握されるという危険性があり、マクドナルドでは食材の安全性への懸念がある。また、これら帝国企業で仕組みを作る側にいて高額な報酬を得る社員はほんの一握りであり、他は単純作業員として劣悪な労働環境に置かれることも多い。さらに今後は、いっそうの進化の進むロボット技術により、単純作業には人間そのものが必要なくなりつつある。

    では、我々はどうしたらいいのか。著者は、これまでの世代の人間には理解できないくらいの厳しい競争社会が到来することを現実として認めた上で、自分が仕事を得られる分野をしっかりと見極め、他の労働者やロボットには負けない自分なりの競争力を地道に磨いていくことしかないのではないかという。まったく同感ではあるが、これは実際には本当に厳しい生き方を強いることになろう。日本人としては、まずは過去の栄光はひとまず忘れ、厳しいグローバル競争の現実を直視し、目を瞑って内向きに逃げることなく、世界の人々との競争の中で自分をどう高めるかを考えるということだろう。

    残念ながら、こういう生き方を皆ができるわけはなく、日本の中においても格差が拡大していくことは避けられないのではないか。自分の子供たちの将来も考えると、厳しい現実に少々暗澹たる気持ちにはなる。

  • 労働人口の2極化(労働層と支配層)、価格や良質サービスをテコに肯定へと取り込まれるユーザの姿が、帝国主義時代の風景と重なる。過去と異なるのは、「利用する」というスタンスが選択できること。距離感が大切だ。

  • ちきりんさんのおすすめで読み始めました。


    大企業(グーグル、アップル、マクドナルド、エクソン等)が国籍を超えて(多国籍企業化)、国家のシステムの及ばないところまで発展していくその仕組みとそれが及ぼす影響などを記した本。

    今までもこういう本を読んできたけど、面白くてあっというまに読めてしまいました。


    利益だけを追求する企業の姿勢に背筋が凍りました。
    だって自分が食べているものは「食べ物」じゃないかもしれないんだもん。
    個人情報だって自分の知らないところでどう扱われてるかなんてわかったもんじゃない。

    勿論、今のこの社会でそういったことから逃げるのはほぼ不可能なわけで、それと「いかにうまく付き合っていくのか」というのもこの本には書いてありました。

    まぁ、ようは自分で考えろってことなのだけどww


    あとはそうした社会では「仕組みを作る側」と「仕組みの中で動く側」っていうのが語られています。
    私は完全に公社なのだけど、「どうしたら前者になれるか、その資質?」みたいのも言及されています。

    こういう本の中で書いてあることは大体同じで、
    創造性
    専門性
    (語学)
    ですね。


    完全にベタな視点だけど、自分も気づいた時点で行動に移さなければいけないなーと思いました。


    とにかく、今の社会のシステムを知るうえで読んでみる価値あり!だと思います!

  • 『アップル帝国の正体』というなんだかアンパンマンに出てきそうなタイトルですが、その実態は一度取引すると骨の髄まで吸い取られそうな関係が続くというお話の本を読みました。同じ”帝国”つながりで本書を選んで読んでみたらやっぱり同様の内容。ただし、本書の著者はかつてアップルで働いていて、そこからこのような大企業のやり方を学んだ上で、今後の世界の流れを読み、搾取されないようにするには我々自身も学び、回避する能力をつけなければならないというところまで話を広げています。

    アップル、マクド、エクソンモービルなど、名だたる大企業で金でなんでも解決していそうな企業の考えていることは「仕組みを作って、従わせる」ということで共通していると説き、日本もやがて巨大企業が誕生して、いまアップルで起こっていることが押し寄せてくるだろうというくだりは、まるで映画「Back to the future」の、スポーツ年鑑で大稼ぎしたビルが世界を牛耳っているシーンを思い出しました(例えが古いか?)

    アップルの上級社員の給料を時給に直すと4000ドル以上、かたや、iPod組立工場の従業員は2ドルに満たないという現実をどう思うでしょうか?

    これらの巨大企業は政権よりも資金力を持ち、影響を与えています。たとえばOー157で子どもを亡くしたアメリカ人の母親は食品衛生の向上を促す法案を作ってもらう運動を起こし、実際に法案ができます。しかし、大手食品メーカーのよこやりにより成立はされませんでした。アメリカでのこの感染者は交通事故死亡者よりも多いといわれ、原因は糞尿まみれの環境に長くて半年以上も飼育されている肉牛飼育施設だそうで、大雨などで糞尿が流れ出し、畑に流れ込んで悪さをするのだとか。日本では考えられない環境はもちろん、それを止めさせる法律が辞めさせられるという状況。

    食品安全基準が厳しい日本も、TPPに参加するとこの基準はおそらく海外では満たせないため、低いレベルに合わせざるを得なくなるなど、”帝国”の都合のいいようになっていくと言われていますが、とにかく日本人はもっと勉強しないと危ないよーと警鐘を鳴らしています。

    偶然ではありますが、今まで紹介したことのある『食の終焉』『ファストフードが世界を食いつくす』『アップル帝国の正体』などで出てくる恐ろしい話をまとめて本書で知ることができます。まさに帝国、やりたい放題だ・・・

  • 松井博氏( @Matsuhiro )著。元アップル本社勤務。

    事実のみ(大半の人にとっては聞きたくない)が淡々と書かれている本書。
    仕組みを作ったもの勝ちで、それ以外の方は、気付かずうちに仕組みに取り込まれ搾取されますよ、っていうのがマクドナルド、アップル、アマゾン、エクソンモービルといった企業を例に書かれてます。
    そしてこの本の優しいとこは、どうしたらいいのか?って言う章を用意してくれてるとこ。まぁそれでも自分なりの考えをもって、色々頑張りましょうってことらしいですが。

    是非。

  • 世界は確実に帝国化している。

    国という国境を企業は超えて、ワールドワイドで非情な経済原理(勝者総取りの構図)で動いているのは間違いないと改めて理解させてくれる内容。

    一方で、震災以降、企業にCSV的な価値観が明確に感じられたのも事実。世の中は帝国化にむかって進んでいることを理解しながら、がんばって良い世の中になるよう取り組めるとよいなぁと思った次第です。

  • 氏の経験をもとにした話、データをもとにした話、どちらも厚みがあって大変よかった。
    主張にも説得力があり、読んでよかったと思えた作品。

  • アップル、グーグル、アマゾン、マクドナルド、モンサント、エクソンなどのグローバル企業を「私設帝国」と名付け、国家を超えて、実質的に世界を支配しているということを、「帝国」の幹部だった著者が書く本です。
    「帝国」内部の方が書いたということもありこういうタイプの本には珍しく、思想的な話はほとんどなく、「私設帝国」の良い面、悪い面が冷静に記載されていると思います。

    知っていてよかったと思うことが多かったのですが、一番印象に残ったのは『世の中は「仕組み」を創る少数の人々、「仕組み」の中で使われる大半の低賃金労働者、そして「仕組み」の中で消費を強いられる消費者という3つの側面から成り立っている。』という部分です。
    仕組みを作る側にいないとダメなんだなと思った次第です。

  • Apple社への勤務経歴があり、現在はアメリカ・カルフォルニアにて保育園を経営されている著者から見た、現在の企業と社会構図、そして未来予想を記した一冊。

    本書のエッセンスは第1章と第10章に詰まっている。特に10章を読み進めていくに連れて、自分の中で抱いていた漠然とした不安がバッサバッサと切り捨てられ、「なんて自分は小さなことで『動きもせず』悩んでいたんだ」感を覚え、ちょっと前向きになれた気がした。

    親や上司の生きてきた人生はもはや当てにならず、自分の道は自分で考えて行動する事が必要で、それに対するリスクの取り方は自分で判断するしかない。

    起こる未来はある日突然やってくるのではなく、徐々に変化している。目に見えて変わったと思えるようになるのは、5年先なのか、10年先なのか、15年先なのか。それは誰にも分からないけど、どうやら自分がまだ社会人をやっているうちに起きそうなことは分かった。

    あとは、どう行動するか。ポイントは見定めたところに対して根気良く続けること。1週間で結果が出なくてもまずは続けてみることかと。

  • 【はじめに】n.30
    「私設帝国」の仕組

    【アップルを退職して見えたこと】n. 97
    世の中は「仕組み」を創る少数の人々、「仕組み」の中で使われる大半の低賃金労働者、そして「仕組み」の中で消費を強いられる消費者という3つの側面から成り立っている。

    Cf. 「TVディナー」:電子レンジやオーブンなどで加熱して、すぐに食べられる冷凍食品。n.152

    【「私設帝国」3つの条件】n. 165
    ①ビジネスの在り方を変えてしまう
    Eg. iTunes、IKEAの組み立て式家具、マックのセルフサービス
    ②顧客を「餌付け」する強力な仕組みを持つ
    Eg. Googleの検索サービス、スマートフォン
    ③業界の食物連鎖の頂点に君臨し、巨大な影響力を持つ
    Eg. IT業界:Google、Apple 石油:エクソンモービル
    部品供給業者(会社)→「Apple依存症」

    【私が体験したアップルの帝国化】n. 209
    iPodの世界的な大ヒット→大量生産の完全外部委託→ユーザーの囲い込み戦略とエコシステムの構築

    ・ベンダーをギリギリまで絞って最安値で高品質な部品を納入させる。

    【顧客を囲い込む戦略】n. 264
    iTunes→「アップル漬け」
    デベロッパーの囲い込み、レーベルとの地位逆転、iPhone開発・手数料

    【「私設帝国」の機能的な特徴】n. 322
    ①得意分野への集中
    反面教師:ソニー、パナソニック
    アップル:消費者向けのエレクトロニクス、マクドナルド:ハンバーグ、エクソンモービル:石油と天然ガス、IKEA:組み立て家具、ウォルマート:小売り
    ②小さな本社機能
    ・徹底した外部委託 Eg. アップル:フォックスコン、マクドナルド:タイソン・フーズ、
    ストラテジー、マーケティング
    ③世界中から「仕組みが創れる」人材を獲得
    ④本社で「仕組み」を創り、それを世界中に展開
    ⑤最適な土地で最適な業務を遂行
    Cf. オフショアリング Eg. フィリピンのコールセンター、ルーマニア
    社内の徹底した自動化:複雑なトラッキングシステム

    【第3章 帝国で働く人々】n. 438~
    日本企業と「帝国」の最も顕著な違いは、業務委託でもビジネスソリューションでもなく、企業を織りなす「人材」にあるのです。
    Cf. グローバル人材 Eg, インテルではアジア系の従業員が全体の29%を、そして管理職の26%を占めている。

    【国家に帰属しない企業】
    <メモ>「無国籍化」?アップル:超国家的企業
    企業の中枢を多国籍化・多文化化する最大のメリットは、最初から「世界中で通用する製品」を開発したり、「世界中で通用するマーケティング戦略」を練り上げたりすることでしょう。人材に多様性を持たせることで、さまざまな視点をデザインや戦略に取り入れ、どの国でも通用する極めて普遍性の高い製品やサービスを開発することが可能になるのでしょう。アップルではジョナサン・アイブ率いるデザインチームには外国人のデザイナーが大量にいる上、アイブ自身もイギリス人です。

    高学歴は必要絶対条件ではないものの、デファクト・スタンダードになりつつあります。n. 497

    【あらゆるレベルでの創造性】n. 522
    例えばiPhone4は2011年10~12月のわずか3ヶ月間で3864万台も販売されました。3ヶ月間でこの製造台数に達するにはなんと1分あたり290万台以上製造し、それをすべて滞りなく世界中の販売店に届けなければなりません。
    マクドナルドは現在、1秒間に75個のハンバーガーを販売しています。

    《第4章 食を司る帝国たち》n.622~
    世界中のマクドナルドで1秒間におよそ75万個以上のハンバーガーが売れているそうで... 続きを読む

  • 国家を超越する勢いの巨大企業のお話。われわれはグーグルや、アップルなどが提供するサービスなしでは生きられなくなってきている。彼らに飲み込まれないように生きるにはどうしたらいいのか。そういうヒントがたくさん書かれていて面白かった。
    アフリカにあるチャドは石油の輸出が始まってから、国がより貧しくなったという話は、読んでいて悲しくなった。

  • 勝者総取りが行われているという話。
    この本で「私設帝国」と呼ばれる企業は利益のためにあの手この手を使っているよというのがメイン。
    コレと「繁栄」を一緒に読むといろいろと楽しいからおすすめ。

  • 帝国を築く巨大な企業のメカニズム。
    非常に腹落ちする内容でした。

    これから何を身につけていくべきか、息子たちに何をアドバイスしていくのかを考えさせられる本でもあった。

  • そこそこ評判の高い本のようだけど、今作について言えば、当たり前のことが書かれた本というのが印象。
    資本主義を素晴らしいものととらえているか、不完全のものとしてとらえているかによるのだろうけど、作者にとっては素晴らしいものなはずな資本主義なのに副作用がでてしまっているように見えたのだと思う。
    逆に、常日頃から、不完全なものとしてみている人にとっては、何の刺激もない。
    強者が自分のポジションをうまく利用して、どんどん有利に物事を進めているというだけの話。
    特に、帝国化と主張するのであれば、帝国にとっての皇帝とは誰なのか、(株主なのか、経営者なのか)といったところを関連づけてかかないとなにも意味がないと思う。
    帝国=力をもった企業では、何の知的好奇心もはっせいさせない。。。。
    期待してただけに残念。。。

  • 元アップル社員による巨大企業の私設帝国化の脅威についてまとめられている。

    アマゾン、エクソン、アップル、マクドナルドなど、多国籍に活躍する企業が
    いかにして利益を上げているか。それによってどのような格差が広がっているのか、分かります。今やこのような企業は政府よりも強い権限と資金を保持しているケースも見られます。このような企業を動かしている中枢機能を担う「使う人間」と企業の下請け的な立場にある「使われる人間」との格差が今後ものすごい勢いで分かれていくのだろうなと感じました。

    正直なところ、これらの企業のやり方に嫌悪を感じる部分があって、いら立ちを覚えることもあるのですが、それがすべて事実とは限らないし、一面しか見ていないかもしれないので何とも言えないが、それでも自分の利益だけを考えて行動しているように見えてならない。

  • タイトルは、キャッチーで、それに負けず、主張も企業の「私設帝国」化というコンセプトを提示しており、非常に面白い。しかし、新聞記事と雑誌の寄せ集めみたいな感じで、出てくる具体例がすべて知っている範囲内だった。さらに、後半の自己啓発感は、田村本とダニエル・ピンクの劣化コピーみたいなレベル感。もっと新書らしい分析をしてくれ!

  • この本に書かれていることもどこまで信じるか自分で判断しようとおもう。
    基本的には常識と植え付けられたものをどこまで自分で再確認しようとおもえるか。
    この手の情報はすべて正しいこともないしすべて間違いというわけではない。
    情報はうのみにして白か黒か(2値)ではなくペンディング状態(3値)にするという価値観が大事。

  • あまり面白くなかった。アップルのことについては筆者の実際の体験も交えて書いてあるから説得力があるけど、ほかの企業のことは、新聞とか雑誌の記事からの引用がほとんどで表面的な印象を受けた。「帝国化」の枠にとらわれすぎている感じで、あまり深く突っ込めていない気がした。

  • 巨大企業の内情を元アップル社員が暴露。グーグル、マクドナルド、エクソン、モンサントなどの分析も。知らないネタがたくさんあった。文句なしに面白い。

  • ちょっと極端にも思うが、読み物として面白い。

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