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感想・レビュー・書評
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「人の上に立つ」ために本当に大切なこと
著:ジョン・C・マクスウェル
訳: 弓場 隆
リーダーシップとは、長い努力の日々を積み重ねることで開発される。リーダーの育成は、リーダーシップの法則を学ぶことである程度は可能である。しかし、リーダーシップ論を理解することと、それを実践することは別である。
部下から敬愛されているリーダーたちの特長について、著者は時間をかけて熟考し、その共通点を探った。他のリーダの意見や歴史を動かしてきたリーダーを検証し、すべての偉大なリーダーたちが実践している下記の21の法則をリストアップを行い具体的に説明している。
①人格
②カリスマ性
③不屈の精神
④コミュニケーション能力
⑤能力
⑥勇気
⑦洞察力
⑧集中力
⑨与える心
⑩独創性
⑪聞くこと
⑫情熱
⑬前向きな姿勢
⑭問題解決力
⑮対人間関係能力
⑯責任
⑰心の安定
⑱自己規律
⑲奉仕の精神
⑳学ぶ心
㉑ビジョン
人の上に立つ:リーダーシップを形成する要素は山のようにある。突き詰めれば、「人格者」「高い人間力」となるのかもしれないが、それではわかったようでわからない。かといってどれもこれもというと途方にくれる。
本書はそれを21の法則に優先的に絞り体系的に紹介している。
概念だけを説明するのではなく、活躍中のリーダーもしくは過去の成功者をその法則に沿って具体的なエピソードを交えて紹介している。
だれもがその概念を自分にとってイメージしやすい形で紹介されていれば理解も早いし何よりもそれを自分の行動・考え方に落とし込みやすい。
だれもが上記の21の法則が大切であることは理解している。そして、自分の身近な人がそのうちのいくつかを意識して行動していることも本書からは感じ取ることができる。
全てを一気に取り入れることはできない。21の法則の先にある本質を自分なりに理解し、日々行動することで気づけばいくつかの法則が自分のものになりつつあることにも気付く。
理解しそれに向かうだけでも自分としての階段は確実にのぼっている。向かうべき方向性に迷う人には本書のような名書をオススメしたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示