もうひとりのシェイクスピア [DVD]

監督 : ローランド・エメリッヒ 
出演 : リス・エヴァンス  ヴァネッサ・レッドグレイヴ  ジョエリー・リチャードソン  デイヴィッド・シューリス  ゼイヴィア・アミュエル 
  • Happinet(SB)(D)
3.69
  • (10)
  • (23)
  • (19)
  • (1)
  • (2)
本棚登録 : 117
感想 : 16
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4907953043336

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • シェイクスピア別人説はなんとなく耳にした事はありましたが、ジャンルで何人かいる説だったので全て別人というのは興味深いです。
    演劇の地位が低いのかその内容か、セシル家が全然理解してくれないのオックスフォード伯は辛いな。ジョンソンくんが居てよかった…この人も難しい役どころだ、憧憬と嫉妬とあるけど、シェイクスピアの作品の価値を分かってる人が彼しかいない。
    皆さん落ち着いた演技と演出で好きでした。それぞれの苦悩が伝わってきます。

    シェイクスピアの人物造形ほんと…驚愕でした。文字読めない書けないのをよく隠し通したな。。
    エリザベス一世とセシル親子はイメージ通りでそれもびっくり。特に晩年の女王あんな感じだったんだと思ってます。
    オックスフォード伯の周囲が見分けあまりつかなくて難しかった…金髪ウェーブの男性陣が。。

    ロバート・セシルがあんなにがんばって政界から遠ざけた演劇を新王も気に入ってるのとっても皮肉で面白かったです。
    良い芸術は埋もれさせるの難しい、特に娯楽の種類が少ない時代には。


    シェイクスピア作品、黒澤明監督の『乱』みたいなオマージュとか現代劇アレンジみたいなのしか接してないのでちゃんとしてるのを観たくなりました。

  • ここ最近みた映画の中で一番夢中になった。
    ストーリーも音楽も良かったし、終わりに向かっての盛り上がりにひきつけられた。結末では「え、そういう真相・・・・・・・?」と吃驚したけど、それがまた観た人の想像力を刺激するというか、面白さを感じさせたと思う。
    DVD買ってまた観たい!!

  • (No.13-22) 映画館で鑑賞。

    チラシより抜粋。
    『16世紀末、エリザベス朝。
    当代一流の知識人・詩人・劇作家として知られた一人の貴族がいた。
    その名は第17代オックスフォード伯爵エドワード・ド・ヴィア。彼こそがシェイクスピア作とされる名作の数々を著した作者。
    しかしなぜ、彼はその真実を隠さねばならなかったのか?数奇な運命に翻弄された悲劇の男の物語がいま、明かされる。』

    シェイクスピアとして知られる人物は確かに存在したのですが、本当の作者は別にいるという説は長年論争されてきたようです。
    私は、そういえば聞いたことがあったな~という程度ですが、日本での写楽みたいですね。

    物語の始まり方がとても素敵。まず現代の舞台挨拶。シェイクスピアのこんな話を・・・と紹介、観客が舞台に引き込まれていくうちに16世紀のロンドンに、という展開。

    エリザベス女王を扱った映画はいくつか見てますが、ほとんどは権力を掌握するまでの話でした。この映画は女王の末期頃のことなので、かなり年老いた女王様。でもすごく魅力的な人なの。ちょっとわがままで、子供のようにはしゃぐこともあり、でも非情に取引や決断もする。そして貫禄があって!年老いた女王の風格はさすがでした。

    この時代、劇を書いたりすることは貴族の趣味としては褒められたことではなかったらしいです。でも伯爵エドワードは、書かずにはいられない人だった。頭の中に言葉があふれ、外に出さないとおかしくなりそうで。こういうことは作家の人が時々言ってますね。あふれる才能が、間違った場所に宿ってしまった悲劇です。

    この物語はシェイクスピアの謎を背景に、エリザベス女王の後継者争いも大きなテーマでした。映画を見てる人はもちろん誰になったか分かっています。でも、この映画の中では現在進行形。
    歴史としては、エリザベス女王は後継者をどうするかあまり関心がなく、結局はっきり指名しなかったけれど、穏当なところとして甥しかいなかったので・・・とかなってたけど。もしかしてこんな暗躍があって、指名しなかったんじゃなく出来なかったとかが本当かも、なんて思っちゃったわ。

    私としては好みだったセシル様がかなり陰険な老人になってたので、え~セシル様がこんなに描かれてる!とは思ったけど、それでも存在感ありありの大人物ではありました。

    最初と最後は現代の舞台、その舞台挨拶をしたのはデレク・ジャコビです。彼が出てくると、イギリスだ~って感じがして重みが増すみたいに思えました。

    見れて良かったなあと思えた映画です。

    2週間限定公開なので、見損なわないうちにと昨日見てきました。
    一日2回しかやらないのに、そして日曜なのにがらがら。
    これでは2週間限定も仕方ないかとも思うけど、私もつい最近、あ、こっちでやるんだ!と知ったばかり・・・宣伝不足では?
    もったいない。

  • シェイクスピア別人説のなかのオックスフォード伯説とエリザベス1世末期の政治を描いた作品。
    とにかく衝撃的にみんなエリザベスさんの庶子でした。

    歴史やシェイクスピアについて詳しいほどネタを拾って楽しめる作品。逆に知らないとわかりにくいと思います。
    最後は読み書きもろくにできないのに勝手に「シェイクスピア」になった役者に天罰が下れば良かったのにな。

  • 俳優がイケメン揃い

  •  クライマックスのエセックス伯とサウサンプトン伯の王城への行進から怒濤のごとく伏線を回収していくのは見事。

  • いやぁ〜本当に素晴らしい映画でした。
    これは本当の話?それとも…
    あまりにも素晴らしい映画で感動しました。
    私もこんな本当のような嘘みたいな物語を考えつく想像力が欲しい…ストーリーも劇的で本当に素晴らしいし、作り込みも重厚で感服した。エメリッヒ監督ってこんな映画作れるんだね…ちょっと意外だし、感心した…
    この映画は本当に素晴らしい作品です。絶対に観て欲しい

  • 面白い!!
    ストーリー展開も良いテンポで、どんどん進んでいくので良いねぇ(ㆁωㆁ*)

    歴史ミステリーって、そんな観たことなかったけど、ちょっとハマりそうやわ!!

  • ストーリー展開が面白くておもしろかったです。最初は時間が前後するのでついて行くのが大変でしたが、登場人物を覚えてくる頃には物語にはまれます。題材も良いしなかなかの良作です。

  • シェイクスピア出生の謎。一体世紀の劇作家は存在するのか。クイーンエリザベスの私生児と政治の暗闇とシェイクスピアをひっかけたアイデアは面白い。
    劇場で映画見ているのような演出は真新しいものでもなく、衝撃的なドラマも無い。どちらかというと淡々と進むストーリーにもう少し味付けが欲しいところかな。

全16件中 1 - 10件を表示
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×