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- / ISBN・EAN: 4580363345544
感想・レビュー・書評
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『シーバース』はめちゃくちゃ面白くて大好きなのだけど、この『ラビッド』は微妙でした。冒頭、事故現場の近くに整形外科があってよかったですよね。あまりに都合よすぎて萎える。
脇の下の突起はのちの『クラッシュ』や『イグジステンズ』にも通ずる性器や肛門、ここからも丁度『シーバース』との中間に位置するような作品。
パンデミックものというか最近で言うと『コンテイジョン』の逆パターンというか順パターンというか、観ている側は感染源=主人公がわかっているわけで、誰に感染していくのかひとりひとりきちんと描写されています。で、「あれっ、あの女の人どこ行ったんだろ?」と思っていたらそれがジャケの女性で、大筋にはほとんど絡まないという詐欺。
おっぱいも出ますけど『シーバース』のエロさと全然違ってて味気ないんですよね・・・マリリン・チェンバースさんがポルノ女優だからでしょうか。
細かいところだとアイヴァン・ライトマン監督がなぜか音楽&プロデュースをしてます。後年、クローネンバーグの『戦慄の絆』のタイトルを『ツインズ』としようとしたところ、ライトマン監督の『ツインズ』と同時期公開だったためにタイトル変更したらしいですが、旧知の仲だったんですね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
吸血方法がクローネンバーグらしいと思うけれど、ラスト含めちょっと盛り上がりにかける。感染病を狂犬病の一種ととらえていたり、感染者駆除の仕方とか皮肉が効いていて悪くないんだけど。
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パッケージに騙された…って感じですね。流石に70年代って感じでプロットも演出も酷い…
まぁ当時としてはこう言うパンデミック系の映画って画期的だったのかも知れないけれど、観るに耐えないです。 -
2度め。シーバースの流れを汲んでますが、前作が希薄な物語のもと世紀末的な退廃感を漂わせていたのに対し、こちらは恋愛関係にある男女をベースにしています。ということは死とセクシャルの結び付きが強く、寄生体は発情的なまでに血を欲しがり、一瞬出たアニメのポテトマンとトマトちゃん(?)のごとく、異種となった2人の間にもはや健全な関係を保つ余地は残されておらず…悲しき。最高に青天の霹靂なドリルで市長車襲撃はいいですし、自治体によるごみ収集のような拡散防止策も強烈なイメージを残します。