シーバース [DVD]

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  • 5レビュー
監督 : デヴィッド・クローネンバーグ 
出演 : ポール・ハンプトン  ジョー・シルヴァー 
  • ビデオメーカー (2013年4月26日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4580363345353

シーバース [DVD]の感想・レビュー・書評

  • 制作年:1975年
    監  督:デヴィッド・クローネンバーグ
    主  演:ポール・ハンプトン、ジョー・シルヴァー、リン・ローリイ
    時 間:90分
    音 声:英:ドルビーデジタルステレオ


    人間の内臓の代りとなるべく研究されていた寄生虫には、人の理性を失わせるという隠された目的があった。
    寄生虫は人から人へ移っていき、舞台となるマンションの住民は次々と支配され仲間を増やしていく。

  • <私的ホラー映画祭66>
    映画としては論理が破綻しているところなどもあってC級だが、これがクローネンバーグのデビュー作ということを考慮すると、B級に格上げされる。ヨボヨボだったばあちゃんじいちゃんが、感染後に、男でも女でもかぶりつくために、走り抜く姿は、もはやコメディ笑

    登場するのは正しく「猥獣」なのだが、これが、意外にしぶとくない笑。しかし、何匹もいるので、感染していく。しかし、感染の拡散の仕方が、いまいち分かりにくい。同じ「マンション」ということで閉鎖的だが、いかんせん、よく分からない。また、冒頭、医師が人体実験をしてた女子高生を脱がせて、テーブルの上で切開をする際、なぜ裸なのか、よく分からない。

    『SF人喰い生物の島/謎の生命体大襲来』というモンスターSFのようなタイトルでテレビ放映され、「人喰いアメーバ」気分で見た視聴者の度胆を抜いた作品として語り継がれている。内容はエロありグロありのスプラッターで、明らかにお茶の間向けではない。


    【ストーリー】
    人間の病気を治し、内臓の変わりとなるべく研究されていた寄生虫が、理性を狂わせマンションの住民を次々に支配していく。

     舞台はモントリオール郊外の小島にあるリゾート・マンション。小娘の首を絞めて殺害し、パンツ一丁になってその腹部を切開して、はらわたに硫酸を注ぎ込むおっさん。そして、自らもメスで喉をかき切る。このオープニングにブッとんだ人が多いと聞く。このパンツ一丁のオヤジ、実は生物学の権威で、内臓に代わって機能してくれる寄生虫を研究しており、教え子を使って人体実験した。ところが、これが寄生するとリビドーが異常に上昇し、色情狂いになってしまう。で、マンション中の男どもを喰いまくっていたのを見るに見かねて、彼女を殺して、自決したのだ。

     しかし、かの寄生虫は彼女が相手にした男全員に感染していた。かくして理性を失って娘であろうが息子であろうが手当たり次第に犯しまくるゾンビ(正確には死んでないのでゾンビではないが、その行動はほとんどゾンビ状態)が蔓延し、この小島を征服するのであった。

    異才クローネンバーグ監督の劇場長編デビュー作品。製作・音楽は巨匠アイヴァン・ライトマンが担当。製作総指揮:ジョン・ダニング/アンドレ・リンク 出演:ポール・ハンプトン/ジョー・シルヴァー/リン・ローリイ/アレン・マジコフスキー

  • すっげえ面白かった!!!!
    ホラー映画は今までほとんど観てこなかったので、ブクログを開始してから観たものがほぼ全て。登録してるのが30本ちょいなので、登録してないものを入れたら今までで観たのは40本ぐらいですかね。
    それら観てきたものの中では一番面白かったかもしれない・・・。いや一番は言いすぎかもですが、トップ3には入ったかも。あと2本は『ローズマリーの赤ちゃん』と『キャリー』。

    ホラー映画って、みんな(他の人)がなんで観てるんだかちょっとよくわからない。「怖さ」「スリル」を求めてるんだろうか・・・?高校生ぐらいまでだったらそれもあったと思うんですが、もういい歳なんで何観ても全然怖くないんですよ・・・。「バーン!!」みたいなびっくり要素は好きなんだけども、その他は「うん、はいはい。わかったわかった。」みたいになるんで全然怖くない。「怖さ」を求めるんだったら、ホラー映画以外の方が怖いんで。

    そういう「怖さ」だけだと、映画全体の「面白さ」は足りなくって。ミステリ・サスペンス映画もそうですが「謎解き」要素だけだとどうでもいいんです。この『シーバース』は面白かった・・・。

    クローネンバーグの映画は『ザ・フライ』なんかもそうですが全然怖くないんです。その代わりにキモいんだけど。『シーバース』は長編第一作なのでそこまではキモくない。
    ただこの人はもう、ド変態で・・・『クラッシュ』なんかもそうで、あれは原作のせいもあると思うんだけど。『クラッシュ』と『イグジステンズ』のド変態っぷりがよくって。前者はマジメな変態だけど、後者はバカな変態。

    『シーバース』は変態っぷりがもう、ほんとよくてですね・・・後半の「ダメだこりゃ、次行ってみよう」とかですね、本当に笑える・・・クローネンバーグ本人に対しては「ダメだこいつ・・・早く何とかしないと・・・」と思うんですが、1作目がこれでド変態なまま巨匠になってる(笑)。

    冒頭のシーンから「なんじゃこりゃあ!!!」と思って、ぐいぐい引き込まれました。サービスがハンパないです。まあこの映画のテーマがそれなんですけど・・・作中でセリフとして語らせてて、クローネンバーグ作品を貫くテーマにもなってます。監督の考え方。
    あと、主人公?の医師が躊躇しないところが最高ですね。めちゃくちゃ笑える。ラストも良い。

    これが1作目でクローネンバーグはほぼド素人だったそうですが、そのせいもあってか異常な面白さ。素人っぽさは全然感じられなかったです。
    映像特典のインタビュー、制作裏話もとても面白かった。『エイリアン』の4年も前っていうのがこれまたすごい。

  • レンタル店内で準新作を探していたらクローネンバーグの旧作が入荷していました。これは未見だなと思い借りてきました。1975年のB級C級作品ですからまったく期待していないのは言うまでもないのですが、観始めて懐かしい感覚を覚えました。私は高校生の頃によくマイナーB級C級ホラー映画が3本立てで安い値段で上映されているのを観に行っていたのです。「バスケットケース」などもその頃に劇場で観たホラー映画です。当時のことが蘇ってきました。その頃のおかげで耐性が出来、C級マイナーには慣れているので退屈なこの映画も止めることなく観られました。しかしラストシーンを観て、どうもこの作品は一度観ているようだと気がつきました。記憶が曖昧ですが、もしかしたら高校生の頃にそのC級ホラー3本立てで鑑賞したのかもしれません。最後を観るまで気がつかないとはよほど印象に残らなかったんですね。特殊撮影は過去のものとしてはすごい部分もあるのですが、さすがにこのクオリティではクローネンバーグのファンしか観ないでしょうね。タイトルがまた忘れそうなタイトルです。内容はボディ・スナッチャー系です。妙に懐かしさを感じさせてくれた寄生SFホラーでした。

  • 2度め。やはし終盤15分で畳み掛けるフリー暴動の波は相当なものであると同時にシュールの極地にも達しており、物語の文脈は数年後の様々な有名ホラー作品に流用されている可能性も感じさせます。クライマックスはシャイニングぽくもあるような…。映画の文脈やテクニックに属さない本来的な自由から唐突な身体異変&暴力の変則リズムも素晴らし…。監督曰く「ウィルスを非難してはいけない。彼らも生きるために必死」だそうで、寄生体を主人公に見立てることも可能とのこと…。ホラーシーン&哀愁時など各種音楽も最高!

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