落日燃ゆ [Kindle]

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著者 : 城山三郎
  • 新潮社 (1986年11月27日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (256ページ)

落日燃ゆの感想・レビュー・書評

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  • 文官として、必死に軍部を止めようとした広田弘毅の姿を通じて、統帥権という戦争につながった明治憲法の致命的な欠陥を明らかにした。広田が首相、外相時代に、軍部大臣現役武官制復活や日中戦争が始まったことは確かで責任は免れないかもしれないが、広田の置かれた立場を考えると同情する面は大きい

  • 第21代総理大臣・広田弘毅は福岡の出身で
    石工の息子だった
    妻は隣町で貧乏ぐらしをしていた家の娘であり
    つまりようするに、ホンモノの「平民宰相」だったわけだ
    国のために働きたいという意志が強く、下々の好感は集めたが
    とにかく社交下手で
    時局にはむしろ流されることを善しとする主義の持ち主だった
    そんな彼が総理にまで上り詰めることができたのは
    もちろん外交官としての高い評価に後押しもされたのだけど
    結局は、226事件の直後で、他に頼める人がいなかったからである
    青年将校たちの遺志をくんで、庶民生活の向上を目指した広田だったが
    予算・外交・人事
    あらゆる面において陸軍から足を引っ張られ
    虚無的な姿勢に陥った
    議会中、陸相と代議士のあいだに起きたつまらない言い争いがきっかけで
    政権は短命に終わる
    しかも軍部大臣現役武官制度の復活や、日独防共協定の締結
    さらに外相として、南京戦後の決裂交渉にかかわったことが
    暴走する陸軍への迎合とみられたために
    戦後、文官出身者としては唯一のA級戦犯にされた
    責任回避のいいわけは行わなかった
    そんなとこまで時局に流されなくてもいいじゃないかと思う
    しかし虚無感は最後まで抜けなかった

  • 物来順応、自ら計らわぬ、統帥権の独立、日本を滅ぼした長州の憲法・・・・広田なる人物あまり好きになれない。黙るのは罪としか思えない。彼の美学とは・・・・???
    家族への愛を取り上げたなら、A級戦犯7人それぞれ涙 なみだの話は有ろうをに・・・・

  • 東京裁判で唯一文官で絞首刑となった広田弘毅。
    なぜ、軍人ではない広田弘毅は絞首刑となったのか?

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