生命保険の罠 保険の営業が自社の保険に入らない、これだけの理由 (講談社+α文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 図書館から借りた。少し前に書かれたものなので、情報が古くなっているかも知れない。ただ、本質的なところは変わらないだろうと思い読んでみた。初めて知る保険会社の実情や保険のからくりなど、なるほどと納得することが多々あった。今後の参考にしたいし、新しく書かれたものがあれば読んでみたい。

  • 実際に日本生命の保険営業を務め、現在は保険の代理店に勤める著者が保険について述べた本である。社名や商品名など実名で出ており、保険業界の裏側を赤裸々に告白したものである。結論から言えば、保険は悪いものではなく必要な期間、必要なものにだけ納得したうえでかけるものであれば価値のある商品である。一方で、何も考えずいらないものまでかけているようでは絶対に勝てないギャンブルにお金を垂れ流しているのと同じである。
    保険はあくまで保険会社が得をするように設計されており、顧客が得になるような商品は一切存在しない。保険料から、会社の経費が支払われ、一時金などお金が返ってくる商品も保険料を多めに支払ったものが返ってきているだけである。特に、終身保険など60歳以降保険料がかからないなどの謳い文句は、単に一生分の保険料を60歳までに払い終えただけである。保険会社の甘いささやきに騙されず必要な保険を適切に選ぶことに注力したい。

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著者プロフィール

「保険相談室」代表
1959年生まれ。長崎大卒。95年アパレルメーカーから日本生命へ転職。約10年、営業職として在籍。2005年より複数の保険会社の保険を扱う乗り合い代理店へ。12年より現職。保険の有料相談、執筆、講演等に従事

「2021年 『生命保険は「入るほど損」?!<新版>』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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