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- / ISBN・EAN: 4988105066502
感想・レビュー・書評
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徳川家光の時代より、世の中の男性の人数が病により激減。
大奥では男女が逆転するという事態に陥っていた。現在の将軍は五代目徳川綱吉(菅野美穂)、美しく学問にも長けているまさに才色兼備という言葉がピッタリである。彼女には側室(要潤)との間に松姫という世継ぎがいた。正室には子が授からなかったため、大奥内では正室と側室の派閥が起こっていた。ある日正室の計らいで京より貧しい公家出身の右衛門佐(堺雅人)が大奥に入った。彼は学問に秀でて才もあり、あっという間に綱吉に取り入る。そして大奥総取締役にのしあがったのである。ある日松姫は5日ほど熱が出て倒れ、そのまま死んでしまう。ひどく落ち込んだ綱吉だったが次の世継ぎだと周りから言われる。
政治からは遠ざけられ、夜毎に若い男を寝屋に呼んでは子作りに励んでいた。しかし一向に子は授からない。
このプレッシャーと陰謀は綱吉を孤独にさせていった。松姫が死んでから17年後。ある日若い青年を寝屋に呼んだときのこと。綱吉はその男に命を狙われ、間一髪のところを右衛門佐に助けられる。お互い年をとり、頭には白髪も見え始めた。
ショックを受けた綱吉を落ち着かせたところで、「休んで良い」と綱吉から言われるも右衛門佐は離れない。自分が居なくなったら自殺するだろうと思ったからだ。
自分に自信を無くし生きる意味を見出せなくなっていた綱吉に、右衛門佐は「ずっと好きだった」と告白し二人はようやく結ばれた。
綱吉は世継ぎとして甥を養子にすることを発表。その後、打掛をぬぎ右衛門佐のところへ走り出す。
よしながふみの大ヒット漫画「大奥」の実写化。
堺雅人演じる右衛門佐は落ちぶれた公家として姫に身体を売り出世のみを考えて大奥総取締まで登りつめたけど、菅野美穂演じる綱吉に恋を知らぬまま子孫を生むために生きてきた孤独な自分自身を見て恋してしまう殉愛、菅野美穂演じる綱吉の徳川の家を守るために子孫を残すことのために恋を知らぬまま生きてきた孤独、綱吉の世継ぎを生むための側室を出すための右衛門佐と綱吉の父親の権力争い、男女としてありのままで恋することが許されない時代の悲恋を描いた傑作時代劇ラブストーリー映画。
クールで切れ者な右衛門佐を演じた堺雅人のクールで情熱的な魅力、菅野美穂演じる綱吉の妖艶で哀しみを秘めた魅力と演技が、印象的。
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★2.5
なんと言っても主演2人の演技力が凄い。
菅野美穂が登場した時の最初の台詞の話し方で、綱吉がどういう感じの人なのか伝わってくる。
一言目でそれを伝える表現力よ。 -
リアルタイムで家光・有功編をドラマで見ていたのでこちらの映画も見たかったのですが機会がなく。
ついに見ることができました!ちなみに漫画既読です。
主演の菅野美穂と堺雅人の演技が素晴らしく、
孤独を抱えた大人の恋愛映画とも見れました。
(二人がこの映画をきっかけに結婚したと思うとまた感慨深い!)
漫画原作とはラストが異なりますが、
この終わり方もまた、潔くてよかったです。
菅野美穂の和服姿がたまらなく好き。
さくらんの花魁姿もよかったけど、将軍綱吉の姿もよかったなあ。 -
<u><b>堺雅人と菅野美穂 の共演作</b></u>
半沢直樹、リーガルハイで話題の堺さんの作品が見たいと思いレンタル。
大奥は、ドラマで全く見ていなかったのですが、見ていなくてもそれなりに
楽しめました。
やはり男女逆転すると、皆さんお姉系になるのですね。特に要潤…
<blockquote><b>【内容紹介】-Amazonより-</b>
将軍は女、仕えるは美しき男たち三千人
スケールアップした壮大な【男女逆転 大奥】続篇プロジェクト、最終章!
堺 雅人、菅野美穂 主演 豪華キャストで贈る、大型時代劇エンターテインメント!
■【男女逆転 大奥】プロジェクト最終章!
映画・男女逆転『大奥』(主演・二宮和也)、TVドラマ「大奥~誕生[有功・家光篇]」(主演・堺雅人、多部未華子4/24DVD&Blu-ray発売)に続く、【男女逆転 大奥】最終章!
"■<将軍は女、仕えるは美しき男たち三千人>誰もみたことのない男女逆転大奥。 百花繚乱の元禄を舞台に、"史上最大"の愛憎が渦巻く! !
-謎の疫病により男の人口が1/4に激減。男女の役割が逆転した江戸時代-という男女逆転の設定で描かれる大奥。斬新な設定の中に、渦巻く野望、悲哀、嫉妬、策略、そして愛。現代の縮図ともいえる説得力のあるドラマに江戸時代のリアルを追求した新しいエンターテインメント時代劇
■<男女逆転>という設定のほかは、史実に基づいて描かれる壮大な時代スペクタクル。
第八代将軍・吉宗、第三代将軍・家光そして、第五代将軍・家綱と、時代を超えて描きだす歴史大作! 作品毎はもちろん、全作見ても楽しめる豪華絢爛時代絵巻!
興収25億円の大ヒットを記録した前作・映画『大奥』(主演・二宮和也)は、“男女逆転"の世の中が当たり前である八代将軍・吉宗の時代。
連続ドラマ「大奥~誕生[有功・家光篇]」は時代を遡り、男女逆転大奥の誕生舞台裏を描く、三代将軍・家光の時代。
そして、映画『大奥 ~永遠~ [右衛門佐・綱吉篇]』は、家光の実子であり、五代将軍・家綱の時代を描く!
■堺 雅人、菅野美穂 主演! 尾野真千子、柄本 佑、田中 聖、要 潤、市毛良枝、 榎木孝明、由紀さおり、堺 正章、宮藤官九郎、西田敏行と、脇を固めるのは豪華ベテラン・個性派俳優たち!
■原作はよしながふみの手塚治虫文化賞マンガ大賞・講談社漫画大賞受賞の大人気コミック!
■主題歌はドラマ・映画にMISIAが連続タイアップ! 映画版の主題歌には新曲「Back In Love Again(feat.布袋寅泰)」が決定。
■『のぼうの城』『るろうに剣心』と時代劇ブームが続く! </blockquote> -
痛ましい。
「子をなす」ということに縛られ
歪んでいく綱吉。
父子の癒着。
「生きていてよかったと生まれてはじめて思ったぞ」といった綱吉に
側役が浮かべた憤怒の形相。
いまは、自分のために生きてよい時代なのだ。 -
原作から!映画も見たけどまた見たくなって借りた。桂昌院がアリコトに固執する意味とか、原作あるいは史実?を知らんとわからんだろーなーとか思うとこもあったかも。
女として将軍として何一つ成し遂げられなかったと泣く綱吉に最後に残った愛が綺麗すぎて泣けた。役者さんの泣き声が悲痛すぎる。MISIAの歌まで含めて作品だと思った。この役者さんに演じてもらえて本当によかった。
よしながさんが、映画のこのラストはハッピーエンドだと語っていた。とりはだがたった。 -
5代将軍・綱吉の時代。
ほぼ原作どおり。
ただ、いつのまにか右衛門佐が綱吉に惹かれていたのかよくわからなかった。
菅野美穂ちゃんでなかったら、最後まで観なかっただろう。
原作マンガを読んでいれば、流し観で十分な内容。 -
2014.10.17 読了。
男女逆転の時代。徳川五代将軍・綱吉は、父である桂昌院や側用人の柳沢吉保らからの重圧に耐えかね、大奥の男たちに溺れていく。徳川の地位を盤石なものとするべく更なる世継ぎを望む桂昌院と、綱吉との間に子がないために大奥で孤立していく正室の鷹司信平は、それぞれの思惑のために国中から集めた美男たちを次々大奥入りさせていく。その先駆けとして信平が京から呼び寄せたのが、右衛門佐である。しかし右衛門佐には、誰もが予想しない別の目的があった。大奥の男たちの不穏な空気漂う中、唯一のお世継ぎであった松姫が夭逝し…。 -
何故、一片の悩みもない 幸せな人生を送ることはできないのでしょうね・・・。微かな幸せでしたけれど、それだけでも感じることのできた彼らは、きっと幸せだったと信じたいところです。
あのような本当に心の通った家臣や恋人がいることは、非常に素敵なことでしょうね・・・羨ましい・・・・・・。 -
男女逆転の発想ならではのドラマだと思う
女の将軍だったら実際にこうだったんだろうなと思わずにはいられない
実際に女が将軍だったことなんて無いのに、ここまで練り込める原作者は凄い
その、映画化
テレビドラマに引き続きの堺雅人に新鮮さは感じなかったけど、菅野美穂が意外とうまかった
あと衣装がキレイ
あと、映画だけだと尾野真千子の最後の号泣の意味があまり伝わってこないような気がした
歴史ものを撮る時は、夜なんかもう少し暗くしてもいいのではないかといつも思う
なんか明るすぎるんだよなあ
(2012) -
うーん、びっくりするほどつまらないなぁ。歴史上の実在人物も多数登場しますが、男と女の名前も入れ替わっているのでややこしく、ひたすらイライラしていました。この男女逆転の設定の面白さが私にはわからないなぁ。
映画としては、前作に較べれば、堺雅人が出ているだけで映画としての「格」が上がった印象はあります(菅野美穂も演技上手いし)。でもそれだけなんですね。ちまちました権力争いと恋愛沙汰があるだけで、歴史ドラマとしてのスケール感がないのがさびしい。 -
菅野美穂と堺雅人が素晴らしい。
子作りができすに冷たい目で見られた菅野美穂を堺雅人ぎ慰める。
なんか好きなシーンあったんだけど忘れちゃったなー! -
2013/11/30
テーマは右衛門佐の出世物語なのか、それとも綱吉とのラブストーリーなのか、はたまたお世継ぎを巡るドロドロ劇なのか。
結局どれも中途半端になってしまった感じ。
でも、菅野美穂と堺雅人を見てニヤニヤできたから良しとしよう。笑 -
綱吉の孤独がとても切なかった。
父親以外に愛されてないと思ってたから、あんなに言うこと聞いていたのかな。
みんな好きだったのに、うまく受け止められなかったんかな。
最後の右衛門佐と通じ合うところは良かったけど、もうちょっとお互い実は好きあってる感じが出ると良かったなー。
菅野綱吉、堺右衛門佐はもちろん、要潤のお伝ちゃんが可愛かったー。 -
ストーリーの発想は面白いと思うけど、話は薄くて面白くない。堺雅人と菅野美穂の出会いの作品だから見たまで。堺雅人の告白も唐突すぎたし、最後は切ない。でも、子宝に恵まれない悲痛はよく描けてると思う。
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【2012年 映画館鑑賞】
堺雅人さん、菅野美穂さんの演技が素晴らしかったです。
西田敏行さんには笑わせてもらいました。 ^^
ラストのMISIAさんの歌も映画にピッタリで余韻に浸れて良かったです。 -
有功・家光篇という連ドラで大奥と堺さんを気に入って、見ただけに
その後の時代の描き方が陳腐過ぎて超不満!!!
同じ大奥総取締に堺さん起用してるのも違和感あるし
上様への愛情もイマイチ伝わり切らないストーリーだった(。-_-。)
そして田中聖の老後が酷過ぎて辛かったw -
前回の大奥がドロドロ系で面白かったので、期待しつつ鑑賞。
う~ん、何とも言えない作品ですね。
映像は大変綺麗だし、衣装も豪華だし、菅野美穂も上手いし、堺雅人も上手いし、西田さんもとてもいい味だしているんだけれども、イマイチ盛り上りが無いというか、何なんだろう。
「はぁ~、オモシロかった」という感じではなかったな。
男女逆転の限界というか、女好きなら何となく観られるが、男好きだと何だか引いちゃう自分がいました。 -
菅野美穂が綺麗だから見られたけど、内容としては不完全燃焼というか、描き込みが足りない印象。突然17年くらいすっ飛ばすし。
伝えたいことはわかるけれど、もう少し各人の内面を描写してくれないと、あれ、、と言う感じで入り込めないままに進んでしまう。 -
そこそこ良かったのでは。
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堺雅人さんと菅野美穂ちゃんが結婚するきっかけにもなった男女逆転映画の右衛門佐・綱吉篇だけど、別に面白くも何ともなかったなぁ…。
カピバラさんが映画の宣伝をしていたんだよね。
菅野美穂ちゃんてしゃべり方が甘ったるいから威厳のある役は似合わないと思う。
これが中谷美紀ちゃんだったら将軍の悲哀をもっとうまく表現できただろうに…。
あと素朴な疑問。
豪華な天守閣が何度も出て来るけれど、綱吉さんの時代って天守閣あったっけ?
1657年に焼失してから、再建してないよね?
綱吉さんて5代将軍だよね。
先代家綱さんのときに焼失して、財源的にも問題だってことで再建してないと思うんだけど。 -
史実をある程度知っていないと入り込めない部分、原作を好きでないと入り込めない部分、役者が好きでないと入り込めない部分がそれぞれあったかなあ。
でもよかった。ハッピーエンドというのも納得。スッキリしなくても、これはまあこれで、という感じかなあ。
吉保が綱吉へ抱く心の描写がもっとあったら嬉しかったかも。2015.09.19 -
WOWWOWにて鑑賞。
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あんまり期待して観なかったせいか、前作に比べたらドロドロ感あってよかった。
自分は原作好きだからいいけれど、これはやっぱり人選ぶ話だとは思うなー -
菅野美穂ちゃんの声が良かった。
ストーリーには、入り込めなかった。 -
それほど展開があるわけでもなく、激しい勘定を見せるわけでもなく、なんだか平坦な印象を受けた映画であった。
そもそも大奥シリーズの最初にこの作品を見てしまったのが、あまり良くないのかもしれない。 -
あら〜こっちの方が面白いやんか〜