星の王子さま [Kindle]

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制作 : 浅岡 夢二 
  • ゴマブックス株式会社 (2013年2月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (106ページ)

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星の王子さまの感想・レビュー・書評

  • 「君は、いったん誰かを飼いならしたら、いつまでもその人との関係を大切にしなくちゃ」

    世俗的な大人たちを皮肉し、大切なものは何か思い出させようとする作品。
    権力に捕われる王様、自分のことばかり考えるうぬぼれや、お酒に溺れる酔っ払い、忙しいが口癖のビジネスマン、規則に縛られる点灯夫、評価をするだけの地理学者。我々大人は彼らを含んでいる。それを気づかせてくれる本である。
    本当に大切なことは目に見えない。しかし、人は目に見えるものばかり夢中になり、いつしか人生の目的をも見失ってしまう。
    とてもきれいな文だった。また、短い作品にも関わらず、読み切りたくない寂しさがこみ上げてきた。

    電子書籍では、ページが右に進むとは当初分からず、困惑した。

  • 「孤独の星の住人にならないために。」

     小さな星から地上に降ってきた星の王子様との出会いは、子供の心を忘れかけた「ぼく」に様々なことを思い出させ、教えてくれた。それは何十年ぶりかにこの物語を手にした読者へも同様に。

     子供の頃プレゼントとして本書を戴き確かに読んだ記憶はあるのですが、印象としてはヘビに飲み込まれた象とバオバブの木のことくらいしか残っていませんでした。このたび何十年ぶりかに星の王子さまに再会し、ああこんなに示唆に富む話だったのかと、改めて感じ入りました。

     全編に流れる言いようの無い寂しさに、人は本当に孤独な生き物だと思い知らされます。星の王子さまが住んでいるのは一軒の家ほどの小さな星。そこに二つの活火山と一つの休火山があってあとは一輪のバラの花が咲いています。一方彼と知り合うことになる「ぼく」は地球の住人ながら、砂漠の真中に独り不時着し、頼る人ももなく飛行機を修理する身の上。本来ならばこの星には「ぼく」の他に本書の流れで言うのなら20億という人間がいるはずだというのに、砂漠上に今、星の王子様とただ二人というこの寂しさはいったいどうしたことでしょう。

     今ここにある孤独は住人が一人の星からきた王子様も20億の住人がいる地球の「ぼく」もなんら変わることがないのではないでしょうか。そこに生じた共感から生きとし生けるものと絆を結び友達を作りたいという願いが生まれています。多少気難しくとも何らかの関係を結んだかけがえの無い一輪のバラ、絆を結ぶ大切さを教えてくれたキツネの話が活きてくるのですね。

     さて何十年ぶりかで本書を読んだ自分は―といえば…。目の前のことにのみ追われ、頭がこちこちのまま、生きることにあくせくしていないか。家来が一人もいない王様や、点けて消すだけを繰り返す点灯夫、酒を飲んでいることを忘れるために飲む酔っ払い、うぬぼれる相手さえいないうぬぼれやや何も知らない地理学者になっていないか。大人は知らず知らずのうちに自分という孤独の星の住人になっているのかもしれません。

     星の王子さまの物語はだからこそ意味があります。自分独りの小さな星を飛び出して自分以外の様々な者と絆を結び生きるということ。いくつになっても、決して孤独の星の住人になってはいけないのだと。命を懸けた王子さまの冒険がそれを教えてくれるのです。

  • 名作だけれども今まで読んだことがなかった。キンドルを購入したので、まずはこの本を読んでみた。やはり名作!考えさせられる場面が多い。大人になると忙しい、忙しいが口癖で本当に大切なものを見失っている。確かに。子供の時感じていた事は何だっただろうか。大切な事は目に見えない。人との繋がりについても考えさせられる本。また、何回も読み返してじっくり考えたい。

  • 物語は読めない先入観から避けていたが、偶然手にとったのが本書。児童書なのもあり、読みやすさはピカイチ。それでいてとても深い内容だった。
    読み終えたあとはちょっぴり寂しくなり、物語の奥深さに触れられたような気がする。これを機に物語に挑戦してみようかと思う。

  •  Kindleセールで購入。
    禅問答のような絵本のような、段々訳が分からなくなった。
    何が大切で何が正しいかは本人のハートに寄るんだよ、ってこと?
    読んでいて段々眠くなった。

  • kindle版がセールで99円だったので読了。じつは読んだことがない名作。星の王子さまのことや状況説明があまりないまま物語が進むのだけど、テンポが良くてすぐに読み終えられる。仕事や義務感、プライド、自己愛、利益、時間など、多くの人々がついつい優先させてしまうことを「それが本当に大切なことなのか?」と寓意的に問いかけ、最終的には「自分がどう感じるか」だけを大切にしたほうがいいと優しくアドバイスしてくれる。kindle版だとどうしても挿絵が小さくて見づらいが、なかなかかわいらしいイラストだった。

  • 初めて読んだ。
    何かが分かりそうなんだけど分からない・・
    そんなもどかしさがずっとしていました。

    自分の星に戻るためとはいえラストは切ない
    色々考えさせられたので読んで良かったです

  • もう一度会えたらいいね。

  • 子供のこころをいつまでも忘れずにいたい。
    けども、そう思っていても大人になっていく。

    読み終えたあと、星空をみあげると無数の物語が、バラや、笑顔が見て取れるのに、たった何日かするとただの夜空になってしまうんだ。

  • 言わずと知れた童話『星の王子さま』ですが、実は恥ずかしながら今までちゃんと読んだことがありませんでした。こういう内容だったのか、とわかって良かったです。歳を取るにつれて考え方が硬直してしまう問題や価値についての考え方など、示唆に富んだものでした。

  • 大人向けの小説だった。子供心を完全に忘れてしまわないように定期的に読み返すことが大切だと思った。 内藤訳も読みたい。

  • 【不思議な住人たち】
    オーディオブックで聞き流し。
    初めのバラにサヨナラを告げたところまでしか今まで知らなかった事に気づく。
    地球のスケールの大きさといったら!
    身近な大人のモデルケースは、世界共通。

  • 子供の頃に読んだ名作、少し前に後日譚が映画化されたこともあり、読み返したくなりました。
     
    久々に読みましたが、凄く新鮮な気持ちで読めました。
     
    『本当に大切なものは目に見えない』
     
    忙しい忙しいと毎日を過ごすのではなく、どこかで一度立ち止まって大切なものを見ようとゆっくりと目を閉じる、そんな時間が私たちには必要なのかもしれませんね。

  • 昔読んだ時ほど面白くない。大人になったんでしょう。

  • 不思議な話だった。大人になった私達に忘れてしまった大事な事をこの本は訴えかけている。
    子供の頃の感情や心情、内面にあたる部分がそれだ。
    この本の中で訴えているのは、
    固定観念を捨てて、ハートで感じる事。
    そして、限りある人生の中で<絆を結ぶ>という事。それは、その人に対し長い時間をかけ、時には忍耐も必要としつつ、個性や内面……即ち魂を徐々に知り、かけがえのない存在になっていくというメッセージなのではないか。私はそう読み取った。
    大人はある人に対して、
    「年収はいくら」
    「何歳か?」
    など、数字(肩書き等、外側の情報)を質問して、その人の事を知った気になる。固定観念も頭の中にあるだろう。
    対して子供は、
    「どういう遊びが好き?」
    「何か集めている?」
    と、相手の内側に沿った事を質問して、本質的な部分を探そうとするのだ。

    星の王子様は7つの星を巡って旅をしていくのだが、
    「王様」「うぬぼれや」「酔っ払い」「ビジネスマン」など典型的な大人達に出会い、自分の事しか考えていない様子に落胆する。

    王子様は元いた自分の星で、バラと共に生活していたのだが、プライドの高いバラの発言がが嫌になり、星を出てしまう。
    そのバラは、自分はとても価値のある花だと振舞っており、夜は寒いからドーム型の硝子で覆って欲しいなどと要求してくる。
    だが、その一方で決して言葉にはしないが、素敵な香りで王子様の心を明るくしていたのだ(なんというツンデレ)
    王子様がバラの言葉ではなくて、バラの行動(素敵な香りで王子様の心を癒した事)に基づいて判断するべきだったと後悔したのは後になってからだった。

    地球にやってきた王子様は、何千本も咲いているバラを見つけ、故郷に咲いていたあのバラは宇宙にたった1つの花ではなかった、あの花は何も偉くなかったんだと落ち込む。
    そんな王子様をキツネが見つけ、<絆を結ぶ>という大事な事をキツネから教わり、時間をかけて1人と1匹は友達になる。
    王子様の星にいたあのバラは、他の人から見れば、ただの沢山いるバラの中の1本にしか過ぎないが、絆を結んでいた王子様にとって、そのバラは特別に見えたのだと思い知らされる。それは、人生にも大なり小なり影響していた存在だった。

    キツネと別れる際、キツネは王子様に
    「物事はハートで見なくちゃいけない。大切なことは、目に見えないからね」
    「君がバラのために使った時間が長ければ長いほど、バラは君にとって大切な存在になるんだ」
    「君はいったん誰かを飼いならした<絆を結んだ>ら、いつまでもその人との関係を大切にしなきゃ」
    など、重要な秘密を教わり、王子様はそれを心に刻む。

    それから、砂漠に不時着し/たパイロットの「ぼく」に出会う。王子様と接していくうちに、幼い頃のことを思い出した僕は、
    「幼い頃、古い家に住んでいたっけ。そして、その家には、宝が隠されているっていう言い伝えがあった。もちろん、誰もそれを見つけることはできなかった。もっとも、誰もそれを探そうとさえしなかったわけだけれど。でも、その宝のおかげで、家全体が、魔法にかかったみたいに素敵になっていた。家のどこかに、秘密が隠されていたんだ……家でも、星でも、砂漠でも、それを美しくしているのは、何か目に見えないものなんだね」と、王子様に向かって言う。
    古い家の「宝」や、砂漠のどこかにある「井戸」というのは、その人の中にある個性や、その人にしかない内面、つまりは「魂」の事ではないだろうか。
    一見すると、ただの砂漠や古い家、ただの人にしか見えないが、目に見えない「宝」「井戸」「魂」を見つけた途端、それらが美しく見えてくる。

    王子様は最後、黄色い毒蛇に噛まれて肉体の死を迎えるのだが、この黄色い蛇には地球におりた際、最初に出会っている。
    手足も無い、細長く力の弱そうな蛇を見て不思議がる王子様に「おれは、君を、船よりも遠くに送る事ができるんだ」と、王子様の踝に巻きつく。そして、「もし、故郷の星がひどく懐かしくなったら、君を助けてあげられるかもしれない、つまり……」と意味深な発言をするのだ。
    それからまた、黄色い蛇と王子様は再会する。
    「王子様のくるぶしのあたりに、チラッと黄色い閃光が走ったように思われました」
    というのは、王子様のくるぶしに黄色い蛇が巻きつき、噛み付いて毒を流し込んだのだろう。王子様は肉体の死を迎える。
    しかし、魂は故郷の遠い星へ、無事に送られたのだと信じたい。
    では一体、なぜ蛇なのか?
    脱皮をする事から、蛇は「死と再生」の象徴ではないだろうか。ただ「黄色」の意味する所がわからないが。

    実は、中学生の頃に一度読んだことがあるのだが、その時はまったく理解出来ず。大人になった今でも、不思議で結構難しい話だった。訳者によるあとがきすら「いくら解説したところで、このお話がはらんでいる無限の豊かさと無限の美しさを、説明しつくすことは到底出来ないでしょう」と表記してある始末。一つ一つの言葉は簡単だが、この話をすべてを理解し、解説するのは難解。

  • 目に見えないものが大切だけど、大人はみんな忘れてしまう。子供の時に読んで、今との違いを考えたかった。

  • おとなになって見失ってる大事なものってなんだろう。そんなことを暖かく考えさせられた。

  • 今更読みました。名作と呼ばれるのも納得の作品。

  • 今まで読んだことがなかったので,セールになっているのを機に買ってみた.
    月並みな表現だけど,示唆に富んだ話で面白かった.極端な個性をもった登場人物たちだけど,一人ひとりの中に確かに存在するであろう属性だと思う.

  • 感想はまとめて菅啓次郎版にて・・・

  • ハードカバーも持っていますが、Kindleで安かったので思わず購入。
    読む年齢によってまったく違う印象を持つ物語。
    書かれた時代を考えても、作者は大人にこそ読んでほしいのだと思います。
    ずっと手元に置いておきたい1冊。

  • 本当に大切なものは、目に見えない。

    アニメは見た覚えがあるのですが、だいぶ違うのですね(いや、それもあやふやですが

  • ほんとうに大切なものは目に見えない

  • 多分初めて読んだと思うんだが、僕にはちょっと難しすぎたかもなー 大人になってしまったのか…

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