「俺は聞いてない!」と怒りだす人たち [Kindle]

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著者 : 榎本博明
  • 朝日新聞出版 (2013年2月27日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (240ページ)

「俺は聞いてない!」と怒りだす人たちの感想・レビュー・書評

  • サラリーマンあるあるのオンパレードで読み手の共感をかっさらってくれる一冊。だが、正直言って学びが無い。散々読み手を「わかる!そうそう、そうなんだよね!」とさせるだけさせておいて、その問題に対する解決策や、せめて考え方のヒントでも提示てくれても良さそうなものなのに一切ない。まるで場末の居酒屋でサラリーマンの愚痴を聞いているだけのような本。

    ■メモ抜粋
    てない!」と言う上司は、信頼関係をつくれないところに問題があるとして、鳩山氏は次のように語っている。 「本来、『聞いてない』と言って事態を動かすことは、正しいやり方じゃないんです。きちんと報告が上がる環境をつくることが重要です。さらに言えば、仮に聞いていなくても、その場で考えて判断す
    なんらかの点で自分より部下のほうが優れているのを素直に受け止められない上司もいる。  そんな上司が用いがちなのが、優位性アピールのための「俺は聞いてない!」発言である。  せっかく部下が知恵を絞って素晴らしい企画を提案し、その素晴らしさはだれの目にも明
    自分を大きく見せようとして偉そうな態度を取る上司というのは、傍から見てなんとも見苦しいものだが、本人に自覚はない。それは、「劣等コンプレックス」に動かされているから
    ただし、自分の未熟さや弱さを素直に認めることができず、そこから目を逸らそうとするとき、劣等感は劣等コンプレックスを形成する。アドラーは、自分を大きく見せようという心の動きの中に劣等コンプレックスをみることができるという。つまり、偉そうに振る舞う上司は、劣等コンプレックスに動機づけられているとみなすことができる
    組織心理学では、リーダーシップを「課題志向的リーダーシップ」と「情緒志向的リーダーシップ」の2側面からとらえるのが一般的となっている。  集団としての目標達成に向けて、的確な指示を出したり、実行を促したり、問題が生じたときに適切な対処法をアドバイスしたりするのが、「課題志向的リーダーシップ」である。  
    心理学の世界でも、「冷凍―保存―解凍」のように、起きた出来事がそのまま記録され、保持され、必要に応じて再生される、つまり起きた出来事がそのまま記憶から引き出されると考えられていた時期もあった。  だが、さまざまな実験を重ねた結果、今では記憶はきわめて主観的なものであって、欲求や感情に非常に左右されやすいと考えられるようになってきた
    自分の仕事が終わっても、同じ部署の仲間が終わらなければ手伝うような連帯責任的な働き方は、組織の活性化を促す面がある。だが、みんなでカバーし合うことで責任の分散が生じ、みんなでやるということがだれもが当事者意識をもたないことにつながりやすい。  みんなの責任ということは、だれの責任でもないというのと、実質的には紙一重となる。そして、原則として職務範囲は決まっていても、必要に応じて自分の職務範囲を越え出ることも厭わないといった臨機応変の動きが、ともするとなんでもありのいい加減さにつながる。  このことが人事評価の不透明さにもつながっていく。  
    ゆえに、日本的組織のリーダーが集団をうまくまとめていくには、たとえ能力が抜きんでていても「能ある鷹は爪を隠す」の格言に従い、茫洋とした雰囲気を醸しだし、自立的に切り盛りできる場面でも、部下を頼り、部下にひと肌脱いでもらう余地を残さないといけない。  卓越したリーダーとして知られる大山巌元帥が、野戦においてとくに心を砕いたのは、自分の知っていることでも知らないフリをすることだったという。部下がサポートする余地を残すということだろう。  吉田
    日本でリーダーとしてうまく機能するには、卓越した優秀さだけではダメなのである。むしろどこか抜けているところがあると、部下の出番となるし、人間的だといった好意的評価が与えられる... 続きを読む

  • ■書名

    書名:「俺は聞いてない!」と怒りだす人たち
    著者:榎本博明

    ■概要

    「俺は聞いてない」「私はそんなこと知らないぞ」
    ――上司や取引先の人にこう言われて、困った覚えのある人は多い
    はずだ。
    昨年の東日本大震災の福島原発の有事でも、
    当時の首相・管直人氏が「俺は聞いてない! 」といって、
    東電の現場を混乱させたという話がまことしやかに伝わってきている。
    この「俺は聞いてない」発言の裏にある心理状況や、そういった
    「知りたがる」人たちの「聞いた・聞いてない」の裏にある「メン
    ツ」、さらには「セクショリズム」などの日本の企業社会に潜む問
    題にも焦点をあてる。
    本書は、「俺は聞いてない! 」という人たちの心理状況から、
    日本企業の権力構図までを徹底的に解剖する!

    報告したのに、「私は知らない」とゴネる。
    「あとは任せる」と言ったのにハシゴをはずす。
    なぜ、エラい人は、「俺は聞いてない!」と怒りだすのか。
    本書は、そのひと言を発する心のメカニズムから、背後にある「日
    本的組織」の曖昧さ、権力構造のカラクリまでを徹底的に解剖する。
    (From amazon)

    ■感想

    タイトル通りの一冊です。
    なかなか面白い分析でした。

    なんか、ありそうで無かった視点で描かれていたと思います。
    確かに、この言葉って日本人特有のものなのかも。
    海外の方はあまりいわなそう。
    というのも責任分岐点が明確だから言う必要がなさそうに感じ
    ます。

    この言葉、結局「俺に責任はない」という言葉、この上ない。
    どう解釈しても、責任転換以外には解釈不可能です。

    ただ、この言葉の背景には、本書にも記載されているような意味
    あいも含まれていると思います。

    ・自分のプライドの維持
    ・部下の裏切りへの報復

    このひとつのフレーズだけで、日本の社会の問題点をある程度指摘
    しているのは、面白い本だな~と思います。


    ■気になった点

    ・存在感を示す最終手段が「俺は聞いてない」という発言になる。

    ・「俺は聞いてない」発言によって、物音の進行は止まり、周囲は
     戸惑うため、自分の力を実感できる。

  • ■俺は聞いてない

    A.自分の能力に自信のない上司は、部下から軽く見られることを恐れている。このタイプの上司は自分の知らないことを部
    下が知っていたりすると、自分を大きく見せたいという衝動に駆られ、「俺は聞いてない!」と発言する。その結果、物事
    の進行が止まり、周囲が戸惑うことで、自分の力を実感する。

    B.上司へのホウ・レン・ソウ(報告、連絡、相談)には、実務的な意味の他、「心のケア」としての意味もある。すなわち、
    ホウ・レン・ソウがあると、上司は自分が頼りにされたと感じ安心する。従って、部下は逐一報告することが大切である。

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