ブラックジャックによろしく 8 [Kindle]

著者 :
  • 2013年2月28日発売
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感想・レビュー・書評

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  • 私たちは生身の身体だから死と隣り合わせで
    生きているが健康な人達には実感が無い。

    だけども癌を患っている人は恐怖感に
    脅かされる日々を送る。
    死と隣り合わせであることは
    どれほどの絶望なのだろうか。

    最期は死を受け入れた辻本さんが穏やかに
    息を引き取ることができたのも
    懸命な医者の力添えがあったからでしょう。

  • がん治療編ラスト。この漫画でこのがん治療編が1番好きです。途中は涙が出てしまいました。斎藤ドクターだけでなく、庄治ドクターと宇佐美ドクターもかっこ良かった。。

  • がんの終末期医療にはドラマがある。そのためには告知は不可欠。誰でも死ぬのは怖く思う。
    患者さんの心は大きく揺れ動く。そこを支えるのが緩和ケアを行う医師だと思う。

  • ■書名

    書名:ブラックジャックによろしく 8 [Kindle版]
    著者:佐藤 秀峰

    ■概要

    「私達は誰も独りなんかじゃない」

    死とは一体なんですか?死は敗北ですか?死は絶望ですか?
    死とは不幸で否定されるべきものでしかないのですか?

    絶望の先の希望を知った、
    一人の平凡ながん患者。その最後の数ヶ月激烈な「生」に斉藤は歩
    を共にする。
    がん医療編、感動の完結!
    (From amazon)

    ■感想

    最後(13巻)にまとめて記載。

  •  医療系のマンガです。Kindleで読んでみました。一晩でシリーズを読んでしまいました。面白かったです。

  • 末期医療がテーマ。自ずと死と向き合う話になるわけだが、悪くない。
    涙腺が緩む。ターミナルケア科が発足。
    このマンガが描かれた当時のターミナルケアはどういう状況だったかなとググってみたら、「緩和ケア病棟」が新設(1990年)された翌々年くらい?で、同時に「全国ホスピス・緩和ケア病棟協議会」が発足した頃だ。

  • がん編

    「僕は確かに僕のために医者をやっています
     でもそれは、患者さんのためでもなきゃ
     意味ないんです
     辻本さんが何を望んでいるか知りたいんです
     教えてください
     僕にできることはなんですか...?」

    「きのうの夜
     急に背中が痛くなって
     床に倒れ...
     しばらくしたら動けなくなりました...
     このまま死ぬんじゃないかって
     何度も不安を感じました
     だけど体が痛くて痛くて
     ずっと不安を感じていることすらできないんです
     本当に私は死ぬんだって
     実感がこみ上げてきました
     教えてください
     私は何をすればいいんですか...?
     死にたくないんです...」

    「医学というのは
     手術をしたり薬を飲ませることを
     言うのではありません
     ケガや病気を治すこと
     死を克服することが医学ではありません
     医学とは...
     いかに死と向き合うかを考える学問なのです」

    「だから私はいつも患者に訊きます
     死とは一体何ですか...?
     あなたの答えを...
     教えてください」

    「死は敗北ですか?
     死は絶望ですか?
     死とは不幸で否定されるべきものでしか
     ないのですか?」
     
    「要するに死を受け入れろってことですか...?
     生きることにしがみつくなって事ですか...?
     私は...生きたいと思っちゃいけないんですか?」

    「生きることへの執着は
     人を死の受容から遠ざけます
     人にはいつか終わりがあります
     ならば必要なのは
     やみくもな治療ではなく
     死と向き合うことではありませんか?」

    「僕は死にたくありません
     死を受け入れて穏やかに亡くなっていくなんて
     そんなことをできる人が
     本当に世の中にいるんですか...?
     生きることをあきらめることが
     本当に死を受け入れるということなんですか?」

    「もしも真剣に生きることができたんなら
     どうして死ぬ時に後悔なんかしますか!?
     必死に生きようとすることは
     死を受け入れることと
     そんなに違うことですか...?
     生と向き合うことは
     死と向き合うことと
     同じことではありませんか...!?」

    「抗癌剤が効かなくなった患者を
     最後は市中病院へ送っていたようだが...
     それで自分が医者の仕事をまっとうしたと
     思わないでほしい
     終末期の医療は
     ほとんどの日本の医者が考えているような
     簡単なものじゃない...」

    「残されていくオレや子供達には時間がある
     何年かかったって
     お前の死を乗り越えていこうと思う
     もしも乗り越えていけなかったとしても
     それは、自分の問題だ
     自分の事なら
     自分で何とかできる
     だけど、お前は死ぬ
     もしも お前が 自分の死に悔いを残していたとしたら
     オレにはどうすることもできない
     いなくなってしまった人間の思いは
     残されたものに変えることはできない...」
    「違うわ...私...
     自分の死なら自分で何とかできる
     だけど残ったあなた達の気持ちを
     私はどうすることもできない
     死んでしまったら
     もう私からは何もできない...」

  • 涙が止まらない。

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