ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ〔新訳版〕 [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 他の人の評価を読んで、、えーっと、、映画”裏切りのサーカス”の元本と思って読んだのですが まー映画とは全然別で 本の方が面白いです。スパイの人は普通の暮らしをしているのだろうとか、コントロール(サーカスの元上官)はステッキみたいに黒傘を持ってる。文書管理室は本屋の路地の有り得ない所に入り口がある。スパイの勧誘はそれぞれスパイがひらって来る。一人スパイが任務中嵌められて撃たれた挙げ句敵側に、錠前屋も仕立屋も来ないで西側に戻っても任務をを解かれ臨時講師の職のみ与えられる。童謡にそれぞれスパイが仮名をあて、さて裏切ったの誰が監査役に元スパイがあぶり出しを命じられるのですね。クリケット場と薔薇園のあるお屋敷は想像出来ないですが、

  • わかりづらい、難しいとはきいたいたけれども確かに。。。。

    わたしが思ったのは、説明しない感じがなんだか日記みたい、ということ。人に読ませるものでない日記なら、出てくる人物とか設定とか過去にあったできごととか、いろいろなことが当然わかっているものとして説明なく淡々と書かれているところや、主人公の心象風景とか心情が淡々と語られるところとかが。そもそも、主人公スマイリーが、もはや引退してる年もとってる元スパイなので枯れている感じだし。で、読みながらたびたび、え?なんのこと?だれのこと?なんの話?って感じになっていく。過去と現在も混在するので、これはいつの話だっけ?ってことにもなる。。。
    「スパイ小説」だからって派手なアクションもドキドキするような展開もあんまりない。エンターテイメントぽさがなくて地味。
    でも、わたしは嫌いじゃなかったな。文章も固いけれど嫌いじゃない。むしろイギリスっぽいシニカルで落ち着いた暗い、悲哀を感じるようなところが好き。

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