開かせていただき光栄です―DILATED TO MEET YOU― [Kindle]

著者 :
  • 早川書房
3.94
  • (8)
  • (18)
  • (8)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 171
感想 : 18
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (464ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 18世紀のロンドンか・・

  • ブロマンス要素はほぼ無い。が、18世紀ロンドンの世界観が緻密に描かれていて、その世界観の作り込みに感動した。物悲しいラストも好み。

  • かにみそKindleより。何だか不思議な感じの18世紀?ロンドンを舞台にした推理小説。解剖やら何やら。どよーんとして汚かったんだろうなあ、というのが伝わってくる時代考証と表現は秀逸。最後のどんでん返しはなかなか良かったけど、やや動機が弱いかな。あと登場人物が多めでファーストネーム、セカンドネームを駆使して呼び合うので途中時々こんがらがった。洋物苦手な理由の一つにそこがあるのかな、おもいっきり日本人作家さんなんだけど。この本書いたとき既に80歳を超えていたとか、いやいやそこが一番凄い。

著者プロフィール

皆川博子(みながわ・ひろこ)
1930年旧朝鮮京城市生まれ。東京女子大学英文科中退。73年に「アルカディアの夏」で小説現代新人賞を受賞し、その後は、ミステリ、幻想小説、歴史小説、時代小説を主に創作を続ける。『壁 旅芝居殺人事件』で第38回日本推理作家協会賞を、『恋紅』で第95回直木賞を、『薔薇忌』で第3回柴田錬三郎賞を、『死の泉』で第32回吉川英治文学賞を、『開かせていただき光栄です―DILATED TO MEET YOU―』で第12回本格ミステリ大賞を受賞。2013年にはその功績を認められ、第16回日本ミステリー文学大賞に輝き、2015年には文化功労者に選出されるなど、第一線で活躍し続けている。

「2023年 『天涯図書館』 で使われていた紹介文から引用しています。」

皆川博子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×