天冥の標Ⅱ 救世群 [Kindle]

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著者 : 小川一水
  • 早川書房 (2013年2月27日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (276ページ)

天冥の標Ⅱ 救世群の感想・レビュー・書評

  • 遠い未来の他の惑星の世界を描いた1巻とはうってかわって、現代の日本が舞台。1巻に至るまでに起きたことがここから始まるのだろうという予感。医療方面の描写が細かいのは、作者が関係者なんだろうか?1巻はファンタジックなイメージだったが、2巻は実際にこういう病気があったらどういう社会的な影響があるのかということを描いている、SFの王道だった。次々に事件が起きるので全く飽きさせず、続きが気になることこの上なし。ただ、好みとしてはもっと登場人物が報われる話の方が好きなんだよな。

  • すげーーー。

    SFは苦手で読めないものが多い。独自の設定がわけわからなくなるから。なのでほとんど読まない。これはパンデミックだというし、割引セール時に一緒に買った評判のいい「時砂の王」がすごくよかったので、こちらも読んでみた。あらまー、すげー。1/3読んだあたりから、やだ、どうしよう、どうしよう、止まらないよぅ、と嬉しいいやな予感がしたんだけどw さて、10部のうち9部まで出ているそうだが、ここから、どう読もう。3にいくのか?それとも1にいこうか。でも、こんな美味しいものはゆっくり読もう。完結は来年らしいので、まだ悩むのも、買うのも、読むのも時間がある^^

  • 面白いよ〜、止まらないよ〜
    一巻とは全然違うストーリー。病棟モノ・パニックモノの小説として、単体でも楽しい話です。冥王斑の病状がゾッとする。チカヤとオバちゃんの関係も素敵です。

    プラクティスの始まりが書かれていて、とにかく以降のシリーズへの期待が高まります。

  • 『天冥の標』2巻 救世群

    1巻の衝撃的すぎるラストからいきなり舞台は現代の日本へ。

    西暦201X年、謎の疫病発生との報を受けて、国立感染症研究所の児玉圭伍と矢来華奈子がミクロネシアの島国パラオへと向かうとそこでは感染した人々がバタバタと倒れて生死の境を彷徨っており、感染者の目の周りには案の定どす黒い死神の手を思わせるような、不吉な斑紋が生じているのである。

    で、致死率95%とかいう恐ろしい病が猛威をふるう中、児玉圭伍と矢来華奈子の決死の救護活動の結果、ただ一人の日本人の少女が病から回復し、例によってこの少女が世界の運命に計り知れない影響をもたらすわけである。

    しかし、それはそれとして、パラオの現地には何とフェオドールという名の金髪の少年がいる。
    巨大な物語はまだ始まりの始まりのきっかけくらいらしい。

    何を隠そう、私はパンデミックもののサスペンスというのが大好きなので、この巻は手に汗握るようにして読んでしまった。

    冒頭の場面描写からして抜群に上手い。次から次へと展開していくプロットにも全く無駄がなく、この長さの作品としては信じ難いほどに緊張感の高さが持続するのである。読んでいて、ヴォルフガング・ペーターセンの名作「アウトブレイク」を思い出した。

    登場人物の配置、心理描写もまた憎いくらいに上手い。倫理と恐怖と原始的な感情と情念の綯い交ぜになった渦の中に投げ込まれた人々の狂気にも似た振る舞いが微に入り細に入り描かれていて何度となく溜息を吐かされた。

    才能の高さには疑いの余地がなく、作品の完成度と文体の品位の高さも別格であろう。

    日本語の小説群の中にあって紛れもなく飛び抜けた傑作である。

    てか本当に呆然とするほど面白くてこれを読んでると他のことができないのでちょっと困る

  • 小川一水『天冥の標Ⅱ 救世郡』(早川書房、2010)を読む。

    75年生まれの若手SF作家による壮大な物語。現代の語り部とも称すべき大構想を広げまくっています。

    全10巻構成とのことで、それぞれに用語や歴史のつながりを持ちつつ、やたらに長い時間軸で展開しています。

    第2部たる今作では、現代を舞台に未知の伝染病の拡大、医師の活躍と隔離患者の悲哀、そして災いの根源に迫っています。謎は説かれずにこのパートのお話は終わってしまいますが。。。

    星系時代に展開した第一部の謎の疫病の「始まり」を描くものとして、説得力のあるお話が作られています。現代を舞台にしたためかサスペンスじみており、スペースオペラは望めませんがそれでもなお、科学的整合性への配慮はやはりSFファンを唸らせるもの。

    【本文より】
    ◯休憩時間まで無線で指示されるなど、まるで軍隊だが、今ではこの厳格なシステムが心底ありがたかった。これほどまでに異常な状況下では、自分たち個々の思考やモテベーションなど維持したいとも思わなかった。患者は何千人という数なのだ。その生死は疫学的統計によりすでに決まっているようなものだ。

    ◯さんざん抗議されて、火をつけられた挙句に、追い出されちゃったでしょう。ああなるんですよ。仲間だと思っていた人が、動物みたいになって襲いかかってくる。場所さえしられてしまったら、そうなるんですよ。汚染地域の立て札でも立ててみましょうか?フェンス張ってみましょうか?血迷った男が親切ごかして入ってこないって、先生が保障してくれますか?

  • 医療もののパニック小説でほとんどSF要素はないが、前作へのつながりを頭の隅にもっているので、SFとして成り立つ不思議
    この巻だけでも、単体として読める
    これらがどう繋がっていくのだろうか

  • 喫茶店で読みました

    喫茶店で読むのにちょうどいい

    私に至福の時間を提供してくれる作品群

  • 前巻から遡ることどれくらいなんだろ?第二巻の今回は現代に起こった謎のウィルスによるパンデミック。
    おそらくこのシリーズのすべての発端となるストーリーなんだろうけど、なんとも暗くやるせない物語である。
    人間の業というものがこれでもかとあぶり出され、繰り返される。

  • 9784150309886 の電子書籍化。

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