天冥の標Ⅳ 機械じかけの子息たち [Kindle]

著者 :
  • 早川書房
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感想 : 11
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感想・レビュー・書評

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  • 人と人との繋がりの在り方はいろいろあるということかな。ラバーズはひとではないんですけどね。現代も人の在り方は多様化していると思いますが、これからさらに加速していくんでしょうね。救世主達といった人種、ラバーズとしての生き方、空想ではないと思いました。それなりにボリュームのあるストーリーでしたが面白く読むことができました。

  • Ⅰで独特の存在感を放っていた《恋人たち》に焦点を当てる巻。一言でいうと「エロい」。序章を読んで抱いた予想を遥かに超えてエロい。徹頭徹尾とにかくエロい。Ⅰからそういうシーンは出てきたし、振れ幅の大きいシリーズだとは思っていたが、ここまでやるか普通!?と思ってしまった。キリアンの真実と大師父の正体に驚き、最後のラゴスの指摘にゾクッとした。ラゴスって昔はこんな扱いだったのか……。というか彼はこの頃から存在していたなら全ての真相を知ってるってことか?……と気になりつつ、次巻へ。

  • 畳み掛けるような性的描写に圧倒されたけども、「人間とは何か?」と問いかけられたと感じた。

  • 今度はラバーズの話
    これがまぁエロくて、読むのに凄く時間がかかった
    内容はSFしてて良かったし、そういう事だったのかと合点が行く結末でもある
    がまぁちょっと中身が薄いというか?こう延々としなくても意外とあっさりまとめられたりして

  • 喫茶店で読みました

    喫茶店で読むのにちょうどいい

    私に至福の時間を提供してくれる作品群

  • 2013/12/08

  • 天冥第5段。 かなり間があいてしまった。実に官能的。数年分のそういった成分文章を一気に消化した感じ。 前回とはうって変わって、究極の性愛を求める物語。その先には哲学的なものさえ存在する。たった一人を満足させるために生まれた者。彼女が時折みせる本心。それは実に残酷。しかし、幾多を乗り越えて、次第にそれは本物の愛へと育っていく。 自分の見たくない汚れた部分。心の内に隠したものは、誰にも触れられたくはない。それでも厳然と存在する。その先に真の愛があるとしても、人は迷う。 「私たちは親からはぐれた迷子なの」

  • 9784150310332 の電子書籍化。

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著者プロフィール

’75年岐阜県生まれ。’96年、河出智紀名義『まずは一報ポプラパレスより』でデビュー。’04年『第六大陸』で、’14年『コロロギ岳から木星トロヤへ』で星雲賞日本長編部門、’06年「漂った男」で、’11年「アリスマ王の愛した魔物」で星雲賞日本短編部門、’20年『天冥の標』で日本SF大賞を受賞。最新作は『ツインスター・サイクロン・ランナウェイ2』。

「2022年 『ifの世界線  改変歴史SFアンソロジー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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