『遺体』それからの物語―新潮45eBooklet [Kindle]

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著者 : 石井光太
  • 新潮社 (2013年3月8日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (29ページ)

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『遺体』それからの物語―新潮45eBookletの感想・レビュー・書評

  • 『遺体―震災、津波の果てに』で、津波により壊滅的な被害を受けた釜石市で遺体に対峙する人々を描いたルポを書いた著者。それから、しばらく後に再度釜石の地を訪れて、当時本にも描かれた方と会い、話を聞いたものをまとめたもの。

    主には当時痛遺体管理にボランティアのような形で関わった寺の住職と元葬儀社勤務の方と再開して話を聞いている。また、本の中でもその様子が描かれた遺族の方数名とも会って話を聞いている。そこでは、遺族の中ではまだ震災は終わっていない、ということがにじみ出てくる。そして不覚にも涙ぐんでしまうのである。

    後日談であるので、それほど紙幅がないのだが、電子書籍であればこうやって世の中に出すことができる。作品流通のフレキシビリティが得られることはよいことだと思う。


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    『遺体』のレビュー
    http://booklog.jp/users/sawataku/archives/1/4103054530

  • この人はやっぱり凄い。こうしてきちんと活動を継続していることには頭が下がる。「遺体」を読んだ人は必読の書だと思う。

  • 「新潮45」で掲載された作品の電子書籍化。刊行誌では足早に消化されてしまう作品が、こうして100円という価格で読めることこそ電子書籍の役割かもしれない。

    『遺体』で叙述された人々の「それから」の物語。「それから」は「これから」の物語でもある。尊厳を以って遺体と向き合った千葉さんはいまも被災者と向き合い支援する。いまなお夜ごとうなされる千恵さん。父親の強い希望により5版から実名表記となった雄飛くん。

    乗り越えられない悲しみもある。刻み込まれた記憶とどう向き合っていくか。支えあいながら生きていく人間の強さと、脆さを自覚する者の強さを感じさせられる。

  • ちょうど1年ほど前に読んだ「遺体」の後日譚。前作を読んでから読んだほうが理解が深まるし、このタイミングで出るということは、読者のアンタたちも忘れるなよ、というメッセージでもあるのでしょう。同じ町でも、大切な人を失っていない人はどんどん先に進んでいってしまう、というリアルな話。

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