本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (39ページ)
感想・レビュー・書評
-
『遺体―震災、津波の果てに』で、津波により壊滅的な被害を受けた釜石市で遺体に対峙する人々を描いたルポを書いた著者。それから、しばらく後に再度釜石の地を訪れて、当時本にも描かれた方と会い、話を聞いたものをまとめたもの。
主には当時痛遺体管理にボランティアのような形で関わった寺の住職と元葬儀社勤務の方と再開して話を聞いている。また、本の中でもその様子が描かれた遺族の方数名とも会って話を聞いている。そこでは、遺族の中ではまだ震災は終わっていない、ということがにじみ出てくる。そして不覚にも涙ぐんでしまうのである。
後日談であるので、それほど紙幅がないのだが、電子書籍であればこうやって世の中に出すことができる。作品流通のフレキシビリティが得られることはよいことだと思う。
---
『遺体』のレビュー
http://booklog.jp/users/sawataku/archives/1/4103054530詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
この人はやっぱり凄い。こうしてきちんと活動を継続していることには頭が下がる。「遺体」を読んだ人は必読の書だと思う。