講演録 若者よ、アジアのウミガメとなれ [Kindle]

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著者 : 加藤順彦
  • ゴマブックス株式会社 (2013年3月11日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (154ページ)

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講演録 若者よ、アジアのウミガメとなれの感想・レビュー・書評

  • リョーマ→日広→GMOにExitした加藤さんの講義議事録。さらっと読めます。

  • 本書ではシンガポールについて取り上げられていました。そこで気になったので、シンガポールの知財状況。

    明細書の言語は英語。日本と同じように公開制度があります。

    審査において、fast trackとslow trackのオプションを選べるようです。fast trackとslow trackは何かと言うと、読んで字の如く、審査を早くするオプションと遅くするオプションです。自国で審査は行っておらず、他の特許庁に委託しているようです。

    無効訴訟や侵害訴訟はシンガポール特許庁に請求するようです。

    出願件数は約1万件。GDPは2500億ドルだそうなので、粗い計算をすると、2500万ドル/件となります。ちなみに日本はGDP58000億ドルに対して、出願件数は約34万件なので、1700万ドル/件となります。
    この計算に意味があるのかと言われるとつらいですが、日本と同じ水準になるには、もう少し件数が伸びても良いように思います。

    日本からは国内出願ではなく、PCT経由からの出願が多いようです。

    ヨーロッパに来てまざまざと実感しましたが、国によって特許制度って本当に違うものなのですね。

    今EUでは、これまでEU内でバラバラの権利だったものを一つにまとめるべくUnitary Patentなるものが進んでおりますが、アジアでも似たようなものができないでしょうか。その時は、日本が先導役となってほしいものです。

  • 【通常と非日常の違い】
    今までに選んだ道、既に上手くいっているやり方を選択することで得られるものは「失敗しない」こと。それ以上のものは残念ながらない。ドキドキすること、ワクワクすること、まだやったことのない経験だからこそ、新しい発見、感動がある。

    【ホーチミンのバイクの行先】
    ホーチミンでは、朝から晩までバイクがものすごい量走っています。狂ったようにバイクが走っています。ある朝、朝の5時にバイクの音がうるさくて起きてしまった日のこと。「なんだ?どこに行くんだ?」と起きて、現地の人に尋ねたところ、「どこにも行かない。ただ朝が来て嬉しいから走っているんだ。朝が来たことを喜んでいるんだ。」と笑顔で答えられた。日本では考えられないけれど、途上国の熱気のあるアジアはまだそういうもんだということを痛感させられた。

    人間、年をとると、無意味なことをしたくなくなる。目的のない行動をとりたくなくなる。燃費がやけに良くなる。逆を言えば、若いうちは生きる意味や目的がはっきりしなくてもいい。ぼんやりしててもいい。意味もなく走れる場所がなくなった段階で、人は年老いていくんだと感じている。妙に計算高くなって、訳知り顔で、人生を皮肉るにはまだ早い、のです。

    キーワード:若いうちに「ムダ(と思える)」経験を多く積むこと

  • 加藤順彦著「若者よ、アジアのウミガメとなれ」ごまブックス(2013)


    シンガポールを拠点に企業支援を行うひっちゃのビジネス成功の秘訣が記載されている本です。神戸大学での講演の内容をもとに記載されています。ウミガメは外洋で成長して産卵のために生まれた砂浜に戻ってきます。中国では外国で立身出世した起業家に喩えています。

    *ベンチャーを起こすのなら、新しい会社をはじめるのなら、すでにルールがあるところよりも、これからできる新しい市場を作る側、ルールメーカーになれる産業を自分でみつけなければならないということに、気がついた。
    *すでに業界団体があるような産業、すでにその業界の大手と呼ばれているような会社があるところで戦ってはいけない。
    *我々がいったから市場が伸びたんではない。伸びる市場があったからそこに行くべきだった。つまり出るべきなのです。なぜ今、日本の企業がアジアに出て行くべきなのか、日本の成長が止まっているからです。アジアが成長しているからです。
    *韓国は、なんと国民の11%が海外にいます。日本は今、在外投票する人数は120万人で、人口の1%です。
    *シンガポールは小さな国です。日本以上の少子化問題を抱えています。高齢化問題も起こっています。それにもかかわらず成長を続ける国。それは非常に大胆な移民政策を行、きわめて戦略的に裕福層や高学歴者の移民だけを選民して輸入してきている。シンガポールの人口比率の26%、違う国のパスポートを持っている人が4人に1人以上です。
    *リー・クワン・ユーは、シンガポールに何もないと言いました。何もないから、世界につながるしか国を動かすイデオロギーは存在しないと。では、どうやって生きていくのか。何もないことを認識して、世界と違うことをやってのみ、国を会社を伸ばすことができる。だからイデオロギーを持つべきだといました。そして、最大のイデオロギーは世界中の人と直接コミュニケーションする武器を身につけることです。

  • 大学生の時から起業、そこから広告会社の日広をつくり、今はシンガポールで企業の支援をしている加藤順彦さんの本。神戸大学で行なわれた講演を文字に起こしている。

    繰り返し述べているのは、成長の波を掴むことの大切さ。事業が伸びるのは、その会社や経営者の力ではなくて、その事業が産業として伸びているから。
    そして、その産業の伸びがあるのはアジア。くしくも海外で起業する日本人は少ない。だからこそ、アジアに出ていこうっていう話。

    ウミガメってのは中国のウミガメ族のこと。アメリカで起業して、中国に凱旋してくる人のことを指す敬称。

    短時間でまとまっていて読みやすい。
    でもシンガポールで事業をされた経験が聞きたかった。

  • ・著者のここに至までの話が楽しく、人間味溢れた本
    ・元気、活力をもらえる
    ーーーーーーーーーーーーーーー
    ・商売の秘訣はただ時代の波に乗る!
     (成長しているところでやる)
    ・「既得権益」の壁

  • シンガポールでビジネス展開されている著者が、自身の経験や過去を交えながら、日本の若者に海外、特にシンガポールなどのアジアに出て行ってのビジネスを勧めている。薄く本としては非常に読みやすい。だが、いかんせん説得力や面白みに欠ける自己啓発書に落ちついた印象。著者が大変魅力的な人だということは伝わってくるのだが、本としてはイマイチ。

  • 学生時代から起業して、色々頑張ったけど既得利権者に破れた経験から、起業を日本でするんじゃだめだ!若者よ!起業は海外、しかもアジアだ!って本。

    自らの起業から成功、そして既得利権というか大きな力というかそういうのにエイ!って潰されちゃった切ない経験を語っている。ホリエモン逮捕や村上さん海外脱出などを思い起こせば、日本って出る杭どころか出そうな杭を、しかも打つんじゃなく様々な方法で抜いてしまうんだなぁってのを改めて痛感した。

    で、中国とかではそういったベンチャー成功者を賛美してますって話やら、シンガポールは移民、特に能力の高い移民を積極的に受け入れる国造りをしましたって話が続く。シンガポールがアジアの中心になりつつあるって話はWBSとかで観たような観なかったような気もするが、自分たちの国が生き残っていくための方法を移民を受け入れざるをえない状況をむしろ逆手に取ってるあたりはすげぇと素直に思った。

    あとは「ビジネス成功の鍵は波に乗ること」と言い切る辺りは含蓄あるなぁと。そして、その流れを常に意識していないと乗れないよ、と。願い事をいつも思い描いていないといざ流れ星を見つけても願い事が言えないでしょう?なんてちょっと上手い言い回しは若干イラっとしたけど。ただ、「常に考える」という姿勢はなんにしても大切、って事ね。

    後半の聴講者感想文みたいなのは超蛇足。いらねぇ。

    面白かったと思います。

  • 日本国内にとどまることのリスク、これからは世界で競争できる人間になることが重要であることという主張に刺激を受けた。日本の企業に在籍する社会人であるが、海外トレンドや視点で物事を考えられるようになりたいと思う。

  • 現在はシンガポールで起業家支援を行っている著者の12年12月に行われた講演記録です。

    実体験に基づくその主張はとても歯切れがよく、勢いのある業界、集団を見極め、属すること、それが今は東南アジアなどの新興国での仕事だといいます。

  • ベンチャーならグレーゾーン
    ここになぜか違和感を感じた。

    シンガポールぜひいってみたい!

  • 2012年12月に神戸大学の起業家精神育成ゼミナール主催で行われた、加藤順彦氏の講演の収録らしい。

    Kindleでセールとなっていて、ちょっとした興味もあったので、購入してみた。
    著者の加藤さんはtwitter上ではちらほら見かけるのだが、シンガポールで起業し、海外に進出する手助けをされている方だと知ったのは本書を読んで。

    ウミガメの由来は本書を読んでほしいが、彼の主張するようにたしかに海外で起業して日本に凱旋してくる起業家というのは圧倒的に少ない気がする。そもそも、あまりそういった観点で考えたことがなかったので、視野を広げてもらえたと言っても過言ではないだろうと思う。

    後半部分で風を掴む必要があるとの主張があるが、マーケットの考えでもまさに共通する部分だ。αではなくβを取りに行く戦略だが、βを掴む話でもこのような展開方法があるとは想像していなかった。
    アジアの世界をちょっと覗いてみたいと切に思ったので、ちょっと今年は行ってこようかなと思う。
    ライトながらもすごくインスパイアされる良作でした。

    【目次】
    ■はじめに ~あいさつ
    ~本編~
    ●海外で起業した日本人の絶対数が足りない!
    ●日本は外からの刺激を受けやすい国
    ●大学在学中、軽い気持ちで起業に参画
    ●異常な状況が自分にとっては普通なことに
    ●アイドルにハマる感覚で企業にのめり込む
    ●日本で初のダイヤルQ2専業の企業を立ち上げる
    ●順調に拡大していった産業に問題が発生
    ●突然のルール変更によって会社が倒産
    ●会社経営、ベンチャーの怖さを身をもって思い知る
    ●会社を失ったことで自らの志を改めて思い出す
    ●友人たちの頼みにより特に何の知識もなく広告代理店を始める
    ●成長産業の追い風をつかむことが成功の秘訣
    ●成熟産業には成長の限界があることに気づく
    ●インターネットが新しい産業になると直感する
    ●大手が参入できない市場こそがベンチャーの活躍の場
    ●大手が参入しないのは、訳がわからないから
    ●大手の競合にならず、自由に堂々と成長できるのが新しい市場
    ●ベンチャー企業に投資をし、成長とともに歩む幸せを実感
    ●若者の企業、ネットビジネスが世間で否定され始める
    ●売上が半減して、毎月の資金繰りに四苦八苦
    ●日本国内での椅子取りゲームの椅子は減り始めている
    ●ベンチャー企業にかつてないほどの向かい風が吹く
    ●インターネットは一部の国のものから世界中の人のものに
    ●これからはアジアが豊かになると気づかされる
    ●アジアのベンチャー企業家の活躍に驚きの連続
    ●スポイルされないためにはウミガメになるしかない!
    ●国民の10%以上が海外へと進出している韓国という国
    ●『出なくてはいけない』ではなく『出るべき』なのである
    ●世界最大の金融センターであるシンガポール
    ●シンガポールが世界で最も外国人がビジネスしやすい国の理由
    ●シンガポールから「アジアのウミガメ」を創る
    ●成長の波というのは探している人にしか見えないもの
    ●ホーチミンのバイクには、行方などない
    著者より ~あとがきにかえて

  • 愛読中のブログで紹介されていた本。出張時にふと読みたくなり、Amazonで購入しKindleで読む。こういう時、電子書籍は便利だ。
    さまざまなベンチャーを経験した著者が海外起業を推奨する。めざせ世界!やや本気で思う。

  • 数々のベンチャー立ち上げと、突然の「ルール」変更による事業撤退等を体験された加藤さんの公演記。
    こ、れ、は。おもろい!

    ベンチャーが伸びるために、まず一の条件は経営?従業員の質?そのメソッド?加藤氏に言わせればそれは、「いかに市場が伸びている場所にいるかにつきる」という事。
    そして今、縮小する国内にそれを探すのは困難なため
    •「アジア」で一発あてろや!と。
    •そして、ウミガメのように帰って来いと。
    泥臭くも力強いメッセージが伝わってくる。

    しかし本著が啓蒙するのは、ワカモノだけでもない。国内のおっさん、おばちゃんにも是非読んでもらいたい。是非日本初のウミガメを育てようじゃないか、帰ってくる事を期待して。

    さて、きゃりーぱみゅぱみゅでも聞くかな。

  • 講演録 まあはっきり言って胡散臭い経歴だし塀の中に落ちててるとかありそうなのだが、それだけにすごく面白い
    勝ち戦に参戦することの重要性

  • 海外で起業して、成功した日本人は誰か。そう問われて、正直誰も浮かばなかった。一方、中国には百度のロビンリー氏のように成功した中国人が山ほどいる。
    個人的には、生活環境では日本が最高だと思うが、ビジネス環境という意味では、すごく閉鎖的だと思った。著者がダイアルq2で失敗したのも、ホリエモンが失速したのも、村上ファンドが解散に追い込まれたのも、すべては政府がルールを改悪したことが要因というのは納得。
    ベンチャーやるなら、成長市場でやれというのはシンプルだけど重みのある言葉。忘れないでおこう。

  • 大手が参入しにくい産業の成長の波に乗って成功や失敗を繰り返してきた著者。体験談をふんだんに踏まえ、日本の若者に対し、海外での活躍をエンカレッジし、促す講演録。
    主にベンチャーや海外事業に興味がある大学生向け。

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