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感想・レビュー・書評

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  • 目玉は、砂原糖子センセの「言ノ葉」シリーズ最新作と、木原音瀬センセの「パラスティック・ソウル」シリーズです。
    この2作には本当に圧倒されます。ふたつとも、もう続きは無いものと思っていたのでびっくりでした。同人誌では番外を読むことができますが。

    「言ノ葉」は新たなcp、ガクタとカンナが登場します。シュウとカズヨも出ています。893がからんでいて、ダーク感があります。カンナはガクタが危ない仕事をしているのに気付きます。彼の背負うものがわかるし優しい男だというのもわかってしまうカンナは、彼の悪事を止めさせようと一生懸命になります。愛の力のすごさを見せつけてくれるストーリー。

    「パラスティック」は、ハイルビアの話。切ないです!ハルはジェフリーと結婚してそれなりに平穏な生活を送っていたある日、ハルの妊娠が判明します。ジェフリーは産んで欲しいというけれど、ハルにはフェードアウトがせまっていて。
    そしてジェフリーに悲劇が襲いかかります。心はハルなのにね…外見が違うと愛はどうなってしまうんでしょうか。行き場のない愛が交錯していきます…胸が痛い。続きはナツじゃなくてアキに掲載だそうです。

    小林典雅センセ「あなたの好きな人について聞かせて」は、毒舌ボンボン高校生×天然作家志望コンビニバイト。
    またしても小林典雅節炸裂なストーリーで、笑わせていただきました!シリアスな作品の後に読むと、とっても癒されます。路郎が超天然!かわいいです。で、この路郎の書く短編が百回笑えます。それをツンデレ年下高校生の蓉平が鬼畜に酷評するのですが、それがまた受ける…w不遜な態度の蓉平に幼さが見えたときにぐっときます。

    鳥谷しずセンセ「神の庭で恋萌ゆる」は、貧乏神社の息子の綾人は、口説いてきた大会社の御曹司の犀川に、援助をして欲しいと頼んだ上に「性奴隷」になると持ちかけてしまいます。
    いつものドエロモードは少しトーンダウンしていて、かなりスイートな仕上がりです。とはいえ犀川の変態疑惑は否めないものがw
    Hシーンはやっぱり上手くて、萌えます。

    久我有加センセ「におう桜のあだくらべ」は、明治時代の上方落語界が舞台。ロミジュリ仕立てですが、意外に楽しいストーリー。芸に惚れるっていいじゃないですか。ロマンですよね。脇キャラがみんな魅力的なところもよかった。

    和泉桂センセ×駒城ミチヲセンセ第2回コラボ作品。最近、ノベル&コミックというカタチがジャンル化されている気がします。文章と絵のダブルで楽しめるのは面白い方法です。マンガ読みながら小説を読み返したりしてしまいました。

    絢谷りつこセンセ「初恋の歩き方」は、再会愛でした。シュ―フィッターとして頑張っている悠歩の前に現れたのは、昔お隣に住んでた四つ年上の隆史。お兄ちゃんのように慕っていた気持ちが、再会したことでいつしか恋心に…かわいい系の話。

    「もう一度君に逢いに行く」はチャレンジ・スクールトップ賞受賞作です。大学生同士のcp。等身大の登場人物に好感が持てました。文章力もあるし、これからが楽しみです。

    読み応えがあったし、単行本になったら買おうかな~と思える作品もいろいろあって収穫ありました。

  • 木原音瀬さんの《パラスティック・ソウル(前編)》が読みたくて買った本。
    後編と一緒に一気に読もうと思ったので今まで放置(笑)
    木原さんはさすが!!
    BL と言う名の近未来SF小説。
    人の心ってのは本人以外判らないよ…。
    痛くて苦しいのはお約束。
    今回ハイビルア視点です。

    今回木原さん目的で買ったのだけど
    三池ろむこさんの《言ノ葉ノ使い》の短編もあったのでラッキ~♪
    《言ノ葉シリーズ》大好きです。
    これって"サトリ"だよね?
    あと小林典雅さんの話は笑った…
    毛穴パック、受ける∵ゞ(≧ε≦○ )プッ プププ

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