V.T.R. (講談社文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • スロウハイツの神様チヨダ・コーキのデビュー作。
    コーキ版の表紙から環の解説まで楽しめる作品。

    コーちゃんの作風がハードだったのが意外だったけど、面白かった。
    短いのでさらっとスルッと読めた。

  • 『スロウハイツの神様』を読んでからの読了だったから、知り合いが書いた作品を読んでいる気分で不思議だった笑

    合法殺し屋マーダーのティーが、たった1人心から愛したマーダーからの久しぶりの電話から始まる。

    彼女の周りで何が起きているのかが、殺し屋がいる世界らしいコードネーム?のような名前の友人たちへの訪問で少しずつわかっていき、最後にかっこいい展開になった。

    何を考えてるかわからないけど軽い男口調のティーの語り調でサクサク読めた。

    文庫版だったから、本当のチヨダコーキの作品みたいに出版情報などもあり、赤羽環が解説だったのも世界観に浸れて良かった

  • 残念ながら、講談社ノベルズ版なので、環さんの解説はなし。読んでみたかったな。


    全てTの独白というスタイルで進む。
    ちょっと軽薄な感じがするTの独白。
    Tが分かってることの半分は説明されるけど、半分はとばされるから、そっか!と思うことになるんだけど。

    なぜ、Rがトランスハイファミリーを狙うのか、それが最後まで、わからなかった。自分の読みの浅さが残念。

  • 辻村深月さんの「スロウハイツの神様」に登場するチヨダコーキのデビュー作品「VTR」読了。『マーダーライセンス』政府公認の暗殺リストをもとに暗殺が繰り広げられる世界の物語。成績優秀な美女アール(R)、そのヒモのティー(T)による優しさ漂う不思議な恋愛小説。「スロウハイツの神様」の内容が反映されてます。解説が赤羽環さんなんです。チヨダコーキへの好意が綴られていて楽しい♪辻村さん好きな人は読んでみる価値ありですよ。

  • 13/5/10 読了

    最初にラストまで読んだとき、ガンと頭を殴られたみたいな衝撃を受けて、もう一度読んでしまった。

    ティーとアールがたまらなく愛しくなりました。
    人を愛するって、すごい。

著者プロフィール

1980年山梨県生まれ。2004年『冷たい校舎の時は止まる』で第31回メフィスト賞を受賞しデビュー。11年『ツナグ』で第32回吉川英治文学新人賞、12年『鍵のない夢を見る』で第147回直木三十五賞、18年『かがみの孤城』で第15回本屋大賞を受賞。『ふちなしのかがみ』『きのうの影ふみ』『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』『本日は大安なり』『オーダーメイド殺人クラブ』『噛みあわない会話と、ある過去について』『傲慢と善良』『琥珀の夏』『闇祓』『レジェンドアニメ!』など著書多数。

「2023年 『この夏の星を見る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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