小さなトロールと大きな洪水 (講談社文庫) [Kindle]

著者 :
制作 : トーベ・ヤンソン 
  • 講談社
3.30
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本棚登録 : 108
感想 : 9
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感想・レビュー・書評

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  • ムーミンシリーズの、いちばん初めのお話だそうです。

    実はAndroidアプリのムーミン箱庭ゲームを最近始めまして。
    アニメは見ていたし、こどもの頃一度は文庫本を読んだはずなのですが、例のごとくあまり覚えてない。
    何も知らなくても可愛いけど、元ネタわかってた方が絶対楽しいよなー、と思って読んでみました(笑)

    ムーミントロールの一家がムーミン谷にやってくるまでのお話で、スナフキンやミイは出てきません。
    でもスニフは登場します。スニフは初期メンバーなんですね。ゲームでも初めに仲良くなるのはスニフでした。期待できます。
    ってあれ、ゲームの話になってる。

    挿し絵が可愛くて、短くて、最後にあのムーミン屋敷が出てきたときには、おおおっと思いました。
    ちょっとダークな雰囲気もあるけれどそれも味。ムーミントロール、とムーミンママ、パパ、スニフなど、キャラクターたちがいきいき活躍します。カラーの絵本(があるのかどうか知らないんですが、)で読んだら楽しそうな、冒険物語。

  • ムーミンシリーズのエピソード0的なお話。
    チューリッパが可愛かったり、さながら「チャーリーとチョコレート工場」みたいな場面があったり、面白い!最後にお馴染みのムーミン屋敷が現れるのも良い!

  • 幻の第1作。というのは若いころに初めて「ムーミン谷の彗星」を読んだ頃には、まだ日本では出版されていませんでした。序盤にムーミントロールがスニフ(この話ではまだ名前は出てきません)と出会うシーンがあります。
    短い話ですので、すぐに読めました。ムーミンバレーパークで見た「チューリッパ」はこの話に登場するのですね。前半はムーミントロール一行と一緒に旅をします。とても美しく魅力的なキャラクターです。
    この話のラストと、「ムーミン谷の彗星」の冒頭と、ようやくつながりました(^O^)。

  • ムーミン第一作目。
    スニフの名前が公式ではまだありません。
    考えてみるとシリアスな状況なのに、深刻にならないテンポが良いです。

  • ムーミンの原作は初めて。
    アニメの内容も忘れてました。
    とても可愛らしいお話で所々に描かれている挿絵がとても素敵でした。
    全作読んでみたいです。

  • ムーミントロールとママは寒くなる前にと家を探す旅に出ていた。
    森で出会った小さな生きもの(スニフ)や花に住んでいた青い髪の少女チューリッパと旅を続けていたムーミントロールは……。

    ムーミンの原作本第一作。
    聞いていたのよりムーミントロールのイラストが可愛いけど、この後、絵柄はコミックに近づいていくのかな!?

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著者プロフィール

1954年生まれ。ソルボンヌ大学博士課程修了、哲学博士。聖心女子大学哲学科教授。専門はフランス哲学だが、ヤンソン作品の翻訳・研究も手掛ける。著書に『シモーヌ・ヴェイユ 力の寓話』『トーヴェ・ヤンソンとガルムの世界』(青土社)、『シモーヌ・ヴェイユ』(岩波書店)、『ムーミン・コミックス(全14巻)』『ムーミン谷のひみつの言葉』(筑摩書房)、『ムーミン谷のふたつの顔』『ムーミン谷のひみつ』『ムーミンを読む』(ちくま文庫)他。訳書にヤンソン『彫刻家の娘』(講談社)、『旅のスケッチ』(筑摩書房)、『誠実な詐欺師』『トーベ・ヤンソン短篇集』『トーベ・ヤンソン短篇集 黒と白』(ちくま文庫)他。

「2020年 『英語対訳 ムーミン・コミックス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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