しろいろの街の、その骨の体温の [Kindle]

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著者 : 村田沙耶香
  • 朝日新聞出版 (2013年3月11日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (290ページ)

しろいろの街の、その骨の体温のの感想・レビュー・書評

  • どう転がるのかと思ったら、そっちかよ。…みたいな。
    てか、現実の中学生はもっと不器用で弱くていじらしいのであり、こんなじゃない。

  • いやだったなあ、中学校。というのがしみじみとした感想。それはそれとして、文章にキレがあるというのか、淡々としているわりに意外なほど推進力があるところに惹かれて読み始めた。題材自体の既視感はもうどうしようもない(し、だからと言って扱う価値がないわけでもない)中、エピソードのひとつひとつはおもしろい。ただ、後半に主人公の心理的な転・結が詰め込まれていてあまりオチを咀嚼する時間がなく、構成的にちょっとバランスが悪い気がする。もう一冊くらい読んでみて作家読みするか検討予定。

  • 読んでて、ちょっと辛くなっちゃう話。

    あと、詩的な表現が多過ぎな気がする。

  • 久々に読み続けたくなった本。
    中学生である主人公の少女に惹かれた。

    小学生の谷沢結佳は目立たない地味な娘。
    クラス内の女子の微妙な関係をやり過ごし、
    自分だけが孤高であると思い、バランスを保つ。
    ニュータウンの白さに閉塞感を感じる。
    そして、習字教室で出会った同級生の伊吹を
    「おもちゃ」にしたいと願い、行動する。
    序章としての小学校時代。
    舞台は変わり、中学生へと移る。
    クラス内の格差の中にあって、
    結佳は伊吹への思いを高めていく。

    この小説をスクールカーストとかいう言葉で
    分類してほしくない。
    レッテルを張り、分類する。
    それでわかった気になる。
    そんなことではない何かがこの本にはある。

    閉塞感。
    いつの時代も10代は閉塞感の中にいるが
    その閉塞感が今はもっと切実な状況にあると思う。
    その中でもがく結佳という主人公に魅力を感じた。
    決して人気者ではない。
    容姿も優れていない(と自分で思っている)、
    そんな結佳の少しSで、実は他を見下す内面は
    それでバランスを保っているのだと思う。
    伊吹との関係を心の中で応援しながら読んだ。
    結佳から積極的な行動をとるのが新鮮だった。
    今という状況の中で生きる少女のリアルが
    読む者を、そして伊吹を突き動かしていく。

  • 「社会」の息苦しい地獄から全うに外れ、ちゃんと気持ちわるがられることの、いかに勇敢で、いかに美しく、いかに健全なことか。際どい描写にいちいち圧倒されながらも、一気に読みきってしまう。出会えてよかった1冊。

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