女学生探偵ロック (初回限定盤)

アーティスト : てにをは 

• ジェネオン・ユニバーサル (2013年6月25日発売)

感想・レビュー・書評

[やおさんの感想 · 2013年8月25日]

“どの本<こ>か決めかねるなら阿弥陀
凛とした背表紙
ヤダヤダ遊びましょ『しょっ』
禮『lie』こんがらがった
はやく助けて作者<先生>

阿破破!”[古書屋敷殺人事件]

CD
01　神保町遊歩
02　探偵ロック
03　怪盗大鴉
04　古書屋敷殺人事件
05　密室書庫
06　云わぬヶ花・阿
07　能面島神隠し事件
08　カタトキモ
09　横濱遊廊迷楼事件
10　こっちむいてほい
11　梅花繚乱
12　云わぬヶ花・吽
13　異国人形館殺人事件
14　誘蛾 〜名探偵育成計画〜
15　ふたりがけ安楽椅子
16　ナゾハスベテトロケタ 〜あとがきに代えて〜

DVD
01　古書屋敷殺人事件
02　異国人形館殺人事件
03　こっちむいてほい
04　能面島神隠し事件

“こっちむいてほいって云ったらこっちをむいてよねえねえ
こっちむいてほい　こっちむいてほい『謎解こう』
こっちむいてほしいなこっちむいてほい
こっちむいてほい　こっちむいてほい
もう『そろそろ』気づいてよ　せんせ!”[こっちむいてほい]

[キメラさんの感想 · 2013年8月9日]

自然と体が動き出し、聞いていないときでも耳に繰り返し聞こえてくる。
そんなリズム・音・言葉の三拍子がそろった作品集でした。
てにをは氏の作品はどれをとっても、言葉の選び方にセンスが光っていると感じています。
言葉を口にすればその韻のふみ方が、物語で見ればシチュエーションにぴたりとはまる表現が。
登場人物たちがよりイキイキと曲の世界を動き回る様が目に浮かび、何度も聞きたくなる音がより聴き手を世界観に引き込みます。

私の一番のお気に入りは『カタトキモ』。そして演出にうなったのが『異国人形館』の入り方です。良い盛り上げ方！

[mystery910さんの感想 · 2013年8月4日]

言葉遊びが上手で、センスが素晴らしい。テンポよく物語が広がっていき凄く心揺さぶられました。
登場人物も素敵で、曲も良かったです。

[crescent58さんの感想 · 2013年7月8日]

歌詞での言葉遊びとリズムが絶妙。歌っていても、聴いていても楽しくなってくる。ひばりちゃんと先生の関係性がだんだん明らかになって嬉しい。女探シリーズ大好きです。

[寝虚さんの感想 · 2013年7月8日]

整理して書く前に。
メモ程度、結構好き勝手書きますよっと。


歌詞カード、十に『じっ』とか仮名振ってる辺り文士な感じ。
全曲良かったけれど、新曲の中では特に能面島解決編の『カタトキモ』が印象的でした。

幾歳を幾歳をーー…
しのぶれどしのぶれどーー…

からの迷楼への転調。そして幕間の『云わぬヶ花・吽』から異国人形館への盛り上がりがとても良い感じ。矢張異国が言葉遊びの完成度が一番高いと思われる(遊び方で好きなのは意味が通る分古書のが好きだけど)。そして矢張この事件で『謎解きはもう仕舞』だったんだなと。『ライヘンバッハ』の後が出版されたようにまた出して欲しいとは想いつつ。

誘蛾を聞いて異国と能面聞き直してにやっとなりました。
最初に古書ありで異国から広がった話なのかなと勝手に推察。女学生探偵…なんだけど若干某鴉が乗っ取ってる感。

アルバム自体は折角だからサンホラ(Roman)並みの遊びが欲しかったかな。一つの作品として遊び倒してくれるなら時の流れ(流行り廃り)は知らんが私は５年でも10年でも待ったのに(笑)

[松子@ぶくろぐαさんの感想 · 2013年7月7日]

みなまでいうな。

[cohanaさんの感想 · 2013年7月3日]

ニコニコで既に公開されている曲に加えて、それぞれの事件のてん末が補完されていて、とてもおいしいディスクです。幕間のボイスドラマも、ピッタリ過ぎて、違和感なし。
先生もだけど、怪盗大鴉かっこいい。

著者プロフィール

てにをは
ミュージシャン・作家。
おもな著作に『女学生探偵』シリーズ、『モノノケミステリヰ』シリーズ、『撃鉄の心臓』などがある。

「2020年 『秘祭ハンター椿虹彦』 で使われていた紹介文から引用しています。」