カラマーゾフの兄弟 DVD-BOX

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出演 : 市原隼人  斎藤工  林遣都  吉田鋼太郎 
  • TCエンタテインメント (2013年8月2日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4571390731714

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カラマーゾフの兄弟 DVD-BOXの感想・レビュー・書評

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  • ドストエフスキーの長編小説の舞台を現代の日本に置き換えたドラマです。
    出演者とストーリーに惹かれて観始めました。原作を読んだことがない者としては、最後まで観やすくありがたかったです。

    シリアスな雰囲気や、三部構成からなる物語で、事件の日に至るまでの三兄弟それぞれの父への“殺意”の芽生え、事件当日の登場人物たち、取り調べから判決までの真相解明までしっかりと描かれていたと思います。

    特に三兄弟の葛藤や彼らを取り調べる入江刑事とのやり取りは、息をのみました。三兄弟をはじめ出演者の方々の演技は見ごたえがありました。

  • 黒澤家当主である黒澤文蔵が何者かに自宅で殺害される。警察は息子である、長男・満、次男・勲、三男・涼の3人を文蔵殺しの容疑者として任意同行を求めた。三兄弟は刑事・入江から執拗な取り調べを受ける。三兄弟それぞれには父への殺害動機があったのである。実は文蔵は自己中心的であり、己の欲を満たし、家族には暴力や暴言を振るう横暴な人間だった。町中が嫌い、そして家族にも嫌われ、誰からも愛されてはいなかったのである。

    素晴らしい作品だった。原作は読んだことはないが、権力も金も持っているとどんな人間でも他人を支配し簡単に苦しめることができるのだろう。あそこまで最低な父親を初めて見た。でもそれも演じる役者さんの力あってこそだと思う。本当凄いし、酷い役柄だけどぜひ注目してもらいたいところ。そして、三兄弟の父親への殺意への心の葛藤がしっかりと描いていて良かった。それぞれ演じる人物によって表情は違うのだけど、三兄弟がしっかりと繋がってるというか・・・。主演の三人は本当に素晴らしい。本当の兄弟のようなリアリティのある魅せ方だった。雰囲気は常にシリアスで重苦しいけど、幅広い世代におすすめできる作品。あと普通に真犯人が誰か分かって、予想してたら予想通りだった。真犯人ちょっと病んでる感あったけどまあ仕方ないわな・・・。あと自分個人的に芳賀さんと高梨さんが出演していたので少しテンション上がりました。芳賀さん美しく艶やかでとても良い。より大人っぽさがにじみ出ていて魅了された。後半、心情が変わった時のその違いもわかりやすくて好き。あとやっぱり兄弟っていいなと改めて思った。あと色々オシャレ。でも深夜ドラマで正解だと思う。キャッチコピーの書いてある通りまさに色々問題作だった、良い意味でも悪い意味でも。衝撃的でハラハラ出来るような作品だと思う。

  • いや〜〜嵌った!
    舞台を現代の日本に置き換えてるが、上手く作ってある。兄弟のキャラも原作のイメージを壊さない、特に天使のようなアリョーシャ=林遣都がぴたりと嵌っていた。原作にはないアリョーシャの悩む姿も良かった。

    唯一異なるのは父親のキャラ。原作のフョードルは権力者に媚び諂ったり、長男ミーチャを怖れていたり、愛人グルーシェンカにぞっこんだったりと勝手な暴君だけど何処となく憎みきれない人間臭さがあった。このドラマの父親はどうしようもないの極悪人。逆に徹底した極悪人だったからドラマも面白くなったのかもしれない。

  • 【ネタバレありです】
     原作を読んでいても、いなくても楽しめると思います。
    私は既読だったので、19世紀ロシアをどのように21世紀日本に置き換えているのか、といった点だけでとても楽しめました。
     特に、ロシア正教を医療に置き換え、修道僧のアリョーシャ(三男)が精神科の医大生に置き換わっている点はとてもわかりやすかったと思います。

     原作には、あらゆる要素が組み込まれていますが、ドラマでは、主に「誰が父を殺したのか」というミステリー的な部分と、父という絶対悪をどのように子が乗り越えていくかという親子の葛藤が強調されているように思いました。

     親子の葛藤の中で、3人はそれぞれ苦しみ、互いに傷つけあうも、比較的仲が良く、協力的でした。(特に、父殺しの真相解明という点で、3人は結束し、ミステリーの様相を帯びています)

     原作で、次男が三男に「神に遣える三男にも悪魔が宿っている」ことを言い当てる点は、ドラマ(5話)のなかでも効果的に表されています。ただ、思想的な話しではなく、やはり親子の葛藤を乗り越えるいっかんとして書かれています。このときの、市原隼人がイケメンで、泣き出す林遣都がとても可愛かったです!

     女性たちは、長男 満の恋人 加奈子(カーチャ)を好きな次男 勲、という点では恋愛要素として若干書かれていますが、サラっと流されていて、あんまり感情移入はできません。(もっとねちねちとしたものを期待していたのですが!笑)
     しかも、久留美(グルーシェニカ)と長男 満の掛け合いはいつみてもとにかくクサイ!笑
    もう見ているこっちが恥ずかしくなりました。

    それから、全体的に、次男 勲が活躍しすぎだと思いました。
    結局物事を動かす軸にあるのは次男であり、しかもドラマは長男 満が無罪となり、3人とも父の呪縛から逃れ、それぞれの人生を歩んでいくというハッピーエンドなので、最後までイケメンです。途中の次男 勲に現れる幻視や幻聴は一体なんだったのか!と思ってしまいます。(私はいつ次男 勲が発狂するかドキドキしていたのですが・・・)
    これでは、次男の苦悩が父からのストレスを頑張って絶えてた男ってだけになってしまい、少し、いや、かなり残念でした。
     
     もしかしたら、これから、人生の苦難を乗り越えていかなければならない、若者へのエールとしての最終回だったのかしら?なんて、思ってしまいました。

  • モノクロームな映像と荘厳またはロックなBGMが合っていてセンスが良いなと思った。
    舞台しゃべりなところも面白かった(父親、刑事)。バカリーズムの兄弟もひそかに楽しみだった。

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