生ける屍の死 [Kindle]

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著者 : 山口雅也
  • 東京創元社 (1996年3月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (429ページ)

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生ける屍の死の感想・レビュー・書評

  • 猫ミス課題図書を例によって当日に読了。

    あらすじにある通り、死者が甦る世界における本格推理小説。「死者が甦る世界で殺人を犯すことに意味があるのか」という命題(?)を、山口雅也が鮮かに解いてみせる。

    普通の推理小説では、殺された人物が次々と容疑者リストから外されて犯人が絞り込まれていくわけだが、この『生ける屍の死』では死者が大活躍する関係で、殺されても殺されても、容疑者リストが一向に短くならない。その状態のまま、ますます混迷を深めながら収束に向かうところは面白く、終盤になると駒が減っていくチェスと、駒が再利用されて終盤になればなるほど複雑さが増す将棋の違いを思わせる。

    米国が舞台になっているが、これは火葬文化の日本では話が成立しないため。火葬に関する文化的な衝突はストーリーの中でも話題になるが、このプロットを成立させるためだけに舞台を米国にすげ変えた著者の腕力は凄い。

  • 同著者の「奇偶」はちょっと「?」でしたが、こちらは普通に小説として楽しめました。

    死人が生き返っちゃう世界で殺人ミステリー的なお話は成り立つのかという実験的な作品なのでしょうか。

    「なぜ死人の生き返り現象が?」とかは全然説明されないので、そういう世界観だと丸呑みする必要がありますが、主人公視点でのオチもなかなか良い感じでした。

    アメリカの葬儀事情とか全く知らなかったので、その辺知ることができて良かったです。
    米国人がゾンビ好きなのも頷ける気がします。

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