陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫) [Kindle]

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著者 : 伊坂幸太郎
  • 祥伝社 (2006年2月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (224ページ)

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陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)の感想・レビュー・書評

  • 軽妙で疾走感があって良かった。なんとなく憎めない連中。手元に紙の本がなかったのでKindle読み放題で読んだんだけど、Kindleの軍門に下りそう。便利。

  • 職場の先生にお借りした一冊。人気のミステリー小説を紹介するサイトでことごとく紹介されていたので、気になっていました。

    成瀬、響野、久遠、雪子の4人は、映画館での爆発物未遂事件と立てこもり強盗事件がきっかけで、チームを組んで強盗を働くことになる。彼らの仕事は正確で、これまでミスをすることもなかった。ところがある日、いつものように銀行を襲った帰り道、車で逃走中の4人に脇からワゴン車が突っ込んでくる。ワゴン車に乗っていた男達は、実は巷で噂の現金輸送車ハイジャック犯だった!

    伊坂幸太郎は「死神の精度」しか読んでおらず、「キャラ先行だなあ」という印象しかなかった。今回の作品も4人それぞれのキャラがすごく立っていて、「腐女子が好きそう」という感想は変わらずw特に響野さんが可愛すぎて、しかも映画の配役が佐藤浩市とか私得すぎる。松田翔太も可愛い・・・!
    ストーリーもテンポ良く進み、最後もすっきり終わります。「どんなどんでん返しが・・・!?」と思っていたらストーリー自体のどんでん返しはそれほどでもなかったw

    最後の赤ん坊が泣き止んだやつはなんか意味があったのだろうか?あと章ごとの用語説明に何か意味があるのでは、と思ったけど特になにもなかったw

    キャラクターのおしゃべりを読んでいるだけでも楽しい作品。

  • 現在3部出ているシリーズ物の1作目。映画化もされている本。内容的には4人の仲間が副業で銀行強盗をする話。
    嘘を見抜く成瀬・演説の達人の響野・体内時計を持っている雪子・スリの達人の久遠の4人。
    個性豊かな4人が軽い感じで強盗をしていくストーリー。物語の深みはないが、スナック菓子を食べている感じで軽くゆるく楽しめる話。

  • 「陽気なギャングが地球を回す」 伊坂幸太郎

    ---------------------------
    嘘を見抜く名人、天才スリ、演説の達人、精確な体内時計を持つ女。この四人の天才たちは百発百中の銀行強盗だった…はずが、思わぬ誤算が。せっかくの「売上」を、逃走中に、あろうことか同じく逃走中の現金輸送車襲撃犯に横取りされたのだ!奪還に動くや、仲間の息子に不穏な影が迫り、そして死体も出現。映画化で話題のハイテンポな都会派サスペンス。
    「BOOK」データベースより
    ---------------------------

    面白かった。
    伊坂幸太郎の小説にハズレない。

    登場人物たちは、銀行強盗なので悪い奴です。でもキャラがステキで憎めない。
    伊坂作品は、小悪党を憎めない感じには書くのがとてもうまいし、大悪党をえげつなくいやーな感じに書くのもうまい。
    あと、登場人物の会話がウィットにとんでいてとてもかっこいい。日常でこういう表現をさらっと言える感じになりたい。

    村上春樹作品のオシャレな会話には、あんまりいい気持ちにならないのに(笑)、伊坂作品でありなのは一体何か違うんだろう。。。。


    わたくし的名文
    ---------------------------
    変わった動物は保護されるのに、奇妙な人は排除されるとは可笑しなものだ、とも思った。
    ---------------------------
    登場人物の1人、雪子が、学生時代にクラスの誰にも相手にされない小太りのジャズマニアと接していて、周りから色々忠告されたときに思ったこと。
    ホントだよね。
    害のないちょっと変わった人を排除したがるのってなんでなんだろ。。


    ---------------------------
    人間というのはそれぞれが主人を持っている。主人とは、つまり人が行動する時の拠りどころで、それは、実際に自分の上に立つ上司かもしれないし、自分だけの、「美学」かもしれない。「一般常識」かもしれないし、「損得勘定」かもしれない。とにかく、人は行動する時にはその主人、ルールに従う。
    ---------------------------
    そうだなー。
    その主人は、他人じゃなく自分の中にある方がステキだな、と思う。
    自分のなかの上司ってなんだろー。

    ---------------------------
    「自信がない人ほど偉そうに決断して、頭ごなしに命令する。成さんにはそれがない。責任だって取るでしょ。」
    人の上に立つ人間に必要な仕事は、「決断すること」「責任をとること」の二つしかない、と雪子は思っていた。たぶん大半の政治家はそれをやらない。親だってやらない。もちろん大半のギャングのリーダーは言うまでもない。
    ---------------------------
    決断することと責任をとること、か。
    自分は人として親として、出来ているだろうか。
    親として責任をとるとはどういうことなんだろ。

  • これぞエンタメ、随所に張られた伏線が一気に回収されていく様は圧巻。
    素敵な泥棒さんたちにロマンを。

  • 爽快な箱入り物語。伏線の回収の仕方が、特に見ていて面白い。

  • 登場人物がとても魅力的でした。
    意外な展開の連続で、途中で飽きること無く楽しめました。
    このシリーズは全て読んでみたいと思います。

  • 偶然で出会った彼らは、その偶然の出来事ゆえに、そこから一緒になって銀行強盗を始めるようになりました。これはそんなとある銀行強盗の実行から物語が始まります。無事に銀行からお金を手に入れたまでは良かったのですが、そこに偶然のような出来事が発生し、お金を奪われてしまいます。奪った相手を探していくうちに、別のプライベートな出来事が、これまた偶然のように結びついて。。。
    何が偶然で、何が思惑通りなのか、入り乱れて分からなくなってきて、それがとても楽しく読ませていただきました。こんな人々と銀行強盗ができたら楽しいだろうなと、そう思わせていただけます。

  • ギャング達の個性が素晴らしい。時間を体内時計で正確に把握する者、口から出る言葉は本当ほとんど嘘の者、計画性が素晴らしい者…
    これらのギャングがトラブルに巻き込まれながら、楽しそうに過ごす日々が描かれている。面白かった。
    2015.7.30読了

  • 請求記号:913.6/Isa
    資料ID:50072818
    配架場所:図書館階東館3F
    【感想文 by F.H】
     この本は、4人の男女が銀行強盗をし、その逃走中に別の強盗団にせっかく盗んだ4千万円を取られてしまいそれを取り戻しに行くという話です。
     この本の見どころは何といっても、その軽快なテンポで進む物語と伏線です。4人のキャラがみごとに立っていて、まるで自分がその強盗団の1人になっているかのようにスラスラと読むことができます。さらに、この本にはみごとな伏線が仕かけられており、最後だけ読めば、きっとおどろくことができると思います。
     機会があれば、この本を読んでみて下さい。

  • 今の時代にウケるような作品で、僕自身も楽しく最後まで読むことができた。
    20世紀は、個人の力強い思想から独特で他をよせつけないのような美を至極として各々の作品は描かれていたが、どうも21世紀からはこういった陽気さ、面白さが流行る時代なのかなーと思った。
    その陽気さや面白さとは具体的に何であろうか考えてみる。今回4人の銀行強盗は、まるで罪意識もなく当然のように遂行されている。現実的に考えれば、非常におかしな設定である。もはや今の時代、なんとかすれば1人が普通に生活は送ることは可能であるし、それなりに周辺環境も快適になっている。そのような状況下で、革命を起こそうと無理に働こうとせず、自分にとって価値のあるものだけを選択して、それ以外は捨てている、ある種のいさぎよさを感じる。
    『陽気なギャングが地球を回す』を読んで、私が最も感じたことは、このいさぎのよさかもしれない。例えば、饗野なんて良い例で、自分の価値観のみに従い、別に就職活動がうまくいかなくても、コーヒーショップ勤めでなんとかやれているわけであるし、今の生活をそれなりに楽しんでいる。
    一方では、趣味の感覚で仲間らと銀行強盗をしている。おそらく饗野自身、そんなに金を欲している訳ではないのだが。
    それゆえに、饗野が大切にしたいものを見切った上で、生きているように思える。
    さすがに銀行強盗が今後趣味として行われていくのはなかなか難しくもあるが、仲間内で何かを仕掛けていくというのはますます増えていくだろう。
    改めて自分が大事にしたいものなどを考えてみようと思う。
    饗野のような喋り方をする人は、しばしば見受けられるので、読んでいて痛快であった。

  • 陽気なギャングが地球を回す読了。私これ読んでないときから長年、てっきりラノベ系の話だと思い込んでたんですが(タイトル的に)これは村上春樹と恩田陸を足して2で割ったような話ですね。スピード感あるけど言い回しは冗長でものすごく私好みな話でした。シリーズ一気読みしたくなった。

  • 面白かった。伊坂作品を読むのは初めてでした。
    (ゴールデンスランバーは映画を見た)

    このゆるい感じはいいですね。ギャングなのに
    テンポがいいので読んでて飽きない。
    映像化されてるし、ちゃんとしてればきっとそっちも楽しめると思う。

    わけわからん伏線とかも無いし、全部キレイに完結している
    続編もそのうち読もう。

  • 映像作品では何度も目にしていたのですが、伊坂幸太郎作品を初めて読みました。
    ※映像作品では『重力ピエロ』が好きです。
    上手ですねぇ。伏線の回収の仕方が見事すぎます。「つり」のエピソードがあってもいいくらいじゃないかと思うくらい。
    主人公たちの会話がリズミカルで小気味いいですね。さっそく続編を図書館で予約しました。

  • うまいなあ。4人のギャングも個性的で魅力的。

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