功名が辻 新装版 文庫 全4巻 完結セット[マーケットプレイス文庫セット] (文春文庫)

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感想・レビュー・書評

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  • 関ヶ原後の屋敷での一豊と千代のやり取りで終わっておけば非常に美しい物語だったと思う。
    ただやっぱり土佐の話まで書ききったということは、おそらくここが筆者がとうしても描きたかった部分なのか、と想像する。少し物哀しいエピソードで終わる、というのがいかにも戦国らしい。

  • 山内一豊
    やまうち かつとよ
    の妻千代

  • 地元が物語に出てくることからずっと読みたいと思っていた本。
    なかなか機会がなくて読めなかったけど、手にとってみると面白くてあっという間に読んでしまった。
    特に、今は、自分が家族の離れ、単身赴任の身であることもあり、千代の存在が、自分の妻と重なって物語以上に入り込んでしまった。
    お陰で、家族を今まで以上に大切に思うようになった。
    そういう意味でもこの本に感謝である。
    千代のしたたかさとともに、愛情を感じられる作品であった。

著者プロフィール

司馬遼太郎(1923-1996)小説家。作家。評論家。大阪市生れ。大阪外語学校蒙古語科卒。産経新聞文化部に勤めていた1960(昭和35)年、『梟の城』で直木賞受賞。以後、歴史小説を次々に発表。1966年に『竜馬がゆく』『国盗り物語』で菊池寛賞受賞。ほかの受賞作も多数。1993(平成5)年に文化勲章受章。“司馬史観”とよばれ独自の歴史の見方が大きな影響を及ぼした。『街道をゆく』の連載半ばで急逝。享年72。『司馬遼太郎全集』(全68巻)がある。

「2020年 『シベリア記 遙かなる旅の原点』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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