歴史人 2013年 05月号 [雑誌]

  • 2013年4月12日発売
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  • 保存版特集は戦国城の合戦の真実
     序 章 戦国 城の合戦はどのように行われたのか?
     第1章 城を守る!籠城戦で勝利した合戦を読む
     第2章 城の防御構造を徹底解明
     第3章 城を攻める!戦国武将の城攻めを徹底解剖
     第4章 天才・秀吉の城攻めの極意
     第5章 完全CG再現!戦国の攻城兵器大図鑑

    積読状態だったのを読む。
    序章は、小和田哲男先生が解説。兵農分離と土木作業の発展により城攻めの方法が変わり、籠城という選択肢事態が意味をなくしていったとの事。
    戦国後半には、大軍が長期間包囲することが可能となるが、
    兵糧の供給が可能となったという事も大きい気がする。
    第1章では籠城側の視点、第2章では攻撃側の視点で事例を
    元に作家の皆さんが解説している。

    全般を通して気になった点がいくつかある。信長の鉄甲船の
    CG。全長12~13間、幅7間と解説しているがCGの雰囲気が異なる。(別の記事で長さ32.4m幅10.8mとする説が紹介されているのでこちらの寸法に基づいたようだ)それにしてもトッ
    プへビーで浮く気がしないが技術的な検討はされているのだ
    ろうか造船の専門家の意見が気になる。
    木津川海戦CG、船が密集している毛利水軍が鉄甲船に蹴散らされている図。ずいぶん派手だが個人的には怪しいと思う。
    敵制海権下で兵糧を揚陸出来るはずもないが、日本海海戦ばりの勝利があったのだろうか。
    小谷城CG。石垣が重厚で怪しい。「統治基盤が脆弱で直臣だけで山全体を守れない」身上でここまで石垣が積めるのか疑問に感じる。現存している部分もあるそうだが、これは派手なCGである。

    と突っ込みを入れながら疑問点は尽きなかったが、十分楽しめた1冊である。
    (手持ちの資料が無いので疑問を呈するだけですが)

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