魔女図鑑

  • 20人登録
  • 3.86評価
    • (2)
    • (2)
    • (3)
    • (0)
    • (0)
  • 2レビュー
アーティスト : 吉澤嘉代子 
  • ヤマハミュージックパブリッシング (2013年6月4日発売)
  • Amazon.co.jp ・音楽
  • / ISBN・EAN: 4580234194585

魔女図鑑の感想・レビュー・書評

  • 2013年6月発表の自身初となる1stミニアルバム。

    音楽性とは全く関係ない(笑)
    STAP細胞論文の主著者、小保方さんと激似なシンガーソングライターとして
    最近俄然ネット上で注目を集めた彼女。 

    今年メジャーデビューミニアルバムを出したばかりですが、
    個人的にはバラエティー豊かな楽曲が収録された
    こちらのアルバムをプッシュします(笑)


    女子力の高いガーリーなファッション性や
    サービス精神旺盛なキュートなパフォーマンスも魅力ではあるけど、
    とにかく曲がいいんです。

    80年代ポップスや歌謡曲、
    そして50年代~60年代のオールディーズや
    ロネッツなどのガールズモータウンの香り漂う
    キュートでレトロなサウンド、

    ユーミンや吉田拓郎や井上陽水に影響を受けた曲の中に息づく物語性と
    滑稽でいて皮肉の効いた
    妄想全開の歌詞、

    そしてそして、忘れてはならない
    我が心のシンガー、小島麻由美を彷彿とさせる振り切れた歌い回しと
    艶やかでキュートな
    その声の魅力。

    本人は意識してないらしいけど、
    一聴して感じるのは
    どこかノスタルジックな昭和の匂い(笑)

    これが泥臭くも懐古趣味にもならずに
    あくまでもキャッチーなポップソングとして結実してるところが
    素晴らしいし、
    何度となく聴ける中毒性があるんですよね(笑)


    小学校高学年から中学三年間は
    学校にも行かず
    魔女になりたいと本気で修行に明け暮れてたという彼女。

    伝えたい言葉があるのに
    人にそれをうまく話せなくて、
    言葉を吐き出すために
    ギターを手に入れ音楽を始めたというように、
    誰かの借り物の言葉ではない歌詞だからこそ
    オリジナリティを感じて
    一聴すれば耳を持っていかれるし(笑)、
    どこか童話のような物語性のある
    歌詞に
    みな自分を投影しちゃうのでしょう。


    懐かしのGSテイストでラブソングの皮を被りながらも
    大人が作った予定調和の世界と戦う意志を示した
    『未成年の主張』、

    ユニークで独特な言葉遊びが楽しい
    『化粧落とし』、

    表現することは恥ずかしいことだと語る彼女自身の
    パーソナルな一面がもっとも出た
    『恥ずかしい』、

    自分の殻を破るきっかけになった
    自身初のラブソング
    『らりるれりん』、

    17才の頃に書いた曲を
    今回新たに当時の自分宛てに歌詞を書き直した
    個人的にこのアルバムのハイライトに推したい胸を打つ名曲
    『泣き虫ジュゴン』、

    いしいしんじの同名小説にインスパイアされた
    ノスタルジックな楽曲
    『ぶらんこ乗り』

    など懐かしくも新しく濃密な全6曲。


    ベクトルや方向性は違えども
    相対性理論を抜けてソロになったやくしまるえつこや
    相対性理論の頭脳だった真部脩一
    が手掛けたタルトタタンやハナエ、
    若さに似合わずブルースフィーリング溢れるガールズバンドdrop's、
    アイドル風の見た目とドスの効いた声のギャップにシビれる(笑)
    若きシンガーソングライターの新山詩織、
    野宮真貴の再来と呼ばれる野佐怜奈同様に、
    今自分がイチオシしたい
    独自の世界観を持ったアーティスト(表現者)です。
    (しかし彼女はなにより、ライブが観てみたい!)

  • 吉澤嘉代子(魔女修行中)の自虐は天才的な詩情で綴られて女子の共感は高まる。

全2件中 1 - 2件を表示

外部サイトの商品情報・レビュー

ツイートする