教科書に載ってないUSA語録 [Kindle]

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  • 文藝春秋
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感想・レビュー・書評

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  • おもしろかった! わりとアメリカの小説や映画やドラマ見てるほうだと思ってたけど、知らないことばかりだなあーと興味深かった。なんとなくきいて知ってはいるけど、格差社会とか貧困層の問題とか宗教についてとか、アメリカの現状が具体的にイメージできる感じもする。
    意外と、映画ゴシップネタも知らないことが多くて。グィネス・パルトロウが嫌われてるとか。日本で普通に映画見てるだけじゃ、わからないものなのかも。日本ではいいイメージしかなくても、アメリカでどんなイメージがあるかわからないから、安易にだれが好きだとか言えないなあとも思ったり。

    町山氏の本読んだのはじめてだけど、文章が読みやすくておもしろいし、コンパクトにまとまっていてわかりやすいところもよかった。
    町山氏が奥さんがアメリカの大学院に行くのについていって、主夫をしているとか、最初のころは社会的な居場所がない気がしていらつき、そういう思いを奥さんもずっとしていたんだと気づいたとか、そういう話も少しあってそれも興味深かった。

    イラストもおもしろかった。オバマの叫びとか!

  • 海外のエロサイトを観ていると、熟女ものにMilfとタグが付いていてなんとなく気になっていたのだけれど、本書でその謎が解決しました。

  •  米国在住の著者が現地のテレビやゴシップ誌などで話題になったテーマを紹介している。しょーもない話がほとんどなので軽く読めるがほぼ頭に残らない。ニヤニヤ笑える本としては良い。

  • アメリカ人の考えが良く分かる本。イラストもグッド。

  • スラング辞書にすら出て来ないヤバイフレーズが、そのバックグラウンドと共に解説されている。数々の表現が浮き彫りにするのは、格差、軍事、マイノリティー、人種差別、宗教対立、ドラッグ、政争、ゴシップ、メディア、テクノロジーなど、とにかく多岐に渡る。アメリカ西海岸在住のコラムニスト・映画評論家としての、著者のフィールドの広さを感じる。
    これは、2009年6月から約3年間「週刊文春」に連載されていたコラムの書籍化だ。どんなに新しくても2年以上前の話題なので、中には懐かしいネタもあるし、定着した表現もある。
    紹介されている個々の表現よりも、アメリカという国がどのような姿をしているのかをディープに把握できるガイドだ。善くも悪くもその時の世相を反映したニュアンスなどが少しずつ変わっているところと、根底にある文化は今と大差ないところの両面が垣間見える。言葉は生き物。流行語や表現が目まぐるしく変化する中で、アメリカという斜陽の大国の姿を、はっきりと映している。時代を色濃く反映するさまざまな言葉で短く切り取った、スナップショットのアルバムを眺めているような感じだ。

  • 熱くなる本だ

  • ほんとうに勉強には役に立たない、USA語録というか時事問題や筆者が興味を持った出来事inUSAについて語る本。ところどころ笑える要素もあり、電子書籍で割引されてもいるし著者の文体が好きなら読んで損はないです。しかし某女性政治家のネタが本当に多いな!政治家がこれだけキャラ立ちしてるのも日本からすると考えづらい。もっと自分は政治に興味を持たなければいけないな、と変なところに考えが及びましたw

  • 米在住映画評論家によるエッセイ。政治、ゴシップ、映画などの英語のワンフレーズを元にその言葉の背景や意味を解く。馴染みのない言い回しやスラング、アメリカ文化の様々を知ることができる。添えられるイラストも良い。

  • 時事ものなので、タイミングを逃すと面白みはなくなってしまうが、オバマ大統領が再選されたこともあり、まだ賞味期限内。
    とりあげられている言葉そのものは、正直それほど面白くはないが、それぞれの本文はアメリカという国、アメリカ人を知るうえで面白い。

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著者プロフィール

1962年生まれ。映画評論家。1995年に雑誌『映画秘宝』を創刊した後、渡米。現在はカリフォルニア州バークレーに在住。近著に『トランピストはマスクをしない コロナとデモでカオスのアメリカ現地報告』(文藝春秋)、『映画には「動機」がある「最前線の映画」を読む Vol.2』(集英社インターナショナル)、『最も危険なアメリカ映画』(集英社文庫)、『町山智浩のシネマトーク 怖い映画』『町山智浩の「アメリカ流れ者」』(スモール出版)などがある。

「2021年 『町山智浩のシネマトーク 恋する映画』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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