天冥の標Ⅵ 宿怨 PART3 [Kindle]

著者 :
  • 早川書房
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感想・レビュー・書評

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  • 小川一水「天冥の標Ⅵ part3」読了。3冊にわたって続いたこの6巻は、太陽系人類の大きな分岐点を描いたお話に。人類による様々な思惑を込めた戦いは、非展開体のミスチフとノルルスカイン、そしてカルミアンによる大規模な代理戦争であり、事態は急速に進んでいく…。いや、ものすごいわ。

    part2、part3と、宇宙における艦隊戦がすごいのよね。電子戦から始まり、弾幕を貼り、ミサイルを先行させ…。で、準備から直接の艦隊戦に至るまでに何日か掛かるという、宇宙ならではの戦争シーン。これ、事前に「モーレツ宇宙海賊」のアニメ見といてよかったわー。イメージしやすい。

    人類がいろいろ活動してきたにも関わらず、人類とは全く関係のない存在によって自体が動かされていくことの不条理さがなんともやるせない。次巻で、救世軍と冥王班から逃れた人々、そして新たに感染して生き残った人々がどのような世界を作り、どう話が展開していくのか…。続きを早く!

  • 人類滅亡へと続く、怒涛の戦闘の数々。。。ストーリーが急展開していく。そして今後どのようになっていくのか。続きが速く読みたい!

  • ロイズにミスチフが潜んでるとか、ドロテアが人類を引き寄せて冥王斑を引き起こしたとか、いろいろと明らかになってきた。
    最後の一文がとても悲しい

  • こうしてかつて人類は破滅へと向かっていったのか
    何ともいたたまれない
    自分が想像していたシナリオのもっともっと上をいって惨劇を見せてられた
    結果的にはオムニフロラの作戦通りで惨敗である
    最後の一文「この星系の赤外線量は減少し冷えていった」がなんともここまでの全てを物語っている
    何かもう強大すぎて勝てるのか怪しむ感すら抱いてきた
    少なくとも生き延びて欲しい

  • 2014/09/30

  • 喫茶店で読みました

    喫茶店で読むのにちょうどいい

    私に至福の時間を提供してくれる作品群

著者プロフィール

’75年岐阜県生まれ。’96年、河出智紀名義『まずは一報ポプラパレスより』でデビュー。’04年『第六大陸』で、’14年『コロロギ岳から木星トロヤへ』で星雲賞日本長編部門、’06年「漂った男」で、’11年「アリスマ王の愛した魔物」で星雲賞日本短編部門、’20年『天冥の標』で日本SF大賞を受賞。最新作は『ツインスター・サイクロン・ランナウェイ2』。

「2022年 『ifの世界線  改変歴史SFアンソロジー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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