演出家出演(通常盤)

アーティスト : パスピエ 
  • ワーナーミュージック・ジャパン (2013年6月11日発売)
4.31
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・音楽
  • / ISBN・EAN: 4943674140152

感想・レビュー・書評

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  • 安定のパスピエ

    S.S
    シネマ●●●●
    くだらないことばかり●●●●今作1番
    デ・ジャヴ

    ワールドエンド〔サビまで本作1番〕
    カーニバル

  • 最近ハマりにハマってるパスピエです。
    取り急ぎ、現時点での最高傑作としてこれを登録しておきます。

    パスピエの凄さは色々あるんですが、なんと言ってもアンバランスさが素晴らしいです。
    アンバランスと言っても未完成ということではなく、むしろ完成度は抜群です。
    音楽性のアンバランスさというか、不安定さというか。
    あえて安定させないようにバランスしている、といった方が正確かもしれないです。

    というのも、このバンドを率いるナリハネ氏の経歴が凄いんですよね。
    ナリハネ氏だけではなく、メンバそれぞれが音楽的素養をきちんと積んできている。
    それであるが故の音楽性の高さというか、安定感がベースにしっかりとあるわけです。
    しかし、それでも「あえて」不安定感を演出しているというか。
    作品ごとの音楽性のブレや揺らぎは、きっとすべて計算尽くなのだろうと思うのです。

    このアルバムは、そんなパスピエが「キャッチー」に全力で寄せた作品です。
    そのため、全曲を通じてとても聴きやすく、入門編として間違いないと思います。

    "S.S"で幕を開け、一気にボルテージをマックスまで引き上げ、そのままずーっと突っ走る。
    といっても、ずっと突っ走るような単純な構成であるわけもなく、
    適時、きっちり緩急を付けて、飽きの来ないような構成をしっかりと組んでいます。

    中でもお気に入りは、5曲目の"ON THE AIR"です。
    どこかの記事で、「ラジオ曲に外れなし」といった意味合いの文章を読みましたが、
    まさにその通りだと自分も思います。
    中でも、この曲の素晴らしさは特筆ものだと思います。
    TOKYO FMのキャンペーンソングとして作成された曲とのことですが、
    まさに「FMらしさ」をふんだんに散りばめた、お洒落で格好良く、温かい楽曲です。
    こちらは、万人受けするポップミュージックの王道と言って良いと思います。

    一方、その"ON THE AIR"に匹敵するくらい好きなのが、9曲目の"△"です。
    こちらは"On THE AIR"とは全く違う、不思議な雰囲気の楽曲です。
    なんとも掴み所のない、まさに「△」な感じの楽曲と言えます。
    しかしながら、リズム感や楽曲としての素朴さ、歌詞の言葉遊びなど、
    "ON THE AIR"とは対極をなすような仕上がりになっていると思います。
    この振れ幅が、パスピエというバンドの奥深さであり、面白さなのですね。
    自分は、"△"のような、ちょっとトリッキーな楽曲の方が好きです。

    他の楽曲たちも、アルバムを通じて似た楽曲というのはあまり無く、
    バラエティに富んだ、一曲一曲が粒揃いの作品に仕上がっています。
    「くだらないことばかり」のメロディラインなんかも特筆ものだと思います。

    普通、ここまで楽曲たちが際だっているアルバムは統一感に欠けてしまいがちなものですが、
    パスピエの場合はちゃんと確保されているわけで、ほんと見事と言うほかありません。
    これが、「不安定さを指向したバランス感」という感覚だと思う次第です。

    抜群の音楽センスと、確かな技術。
    そして、大胡田なつき氏のキュートで特徴的な歌声と独特の歌詞。
    すべての要素が非常に高い位置で結合された、近年まれに見る卓越したバンドです。

  • 1.S.S
    2.名前のない鳥
    3.フィーバー
    4.シネマ
    5.ON THE AIR
    6.くだらないことばかり
    7.デ・ジャヴ
    8.はいからさん
    9.△
    10.ワールドエンド
    11.カーニバル

    2009年に結成した5人組バンド、パスピエのメジャー・ファースト・フル・アルバム。ファースト・シングル「フィーバー」、2013年1月、2月に配信限定で連続リリースされた「名前のない鳥」「ON THE AIR」(TOKYO FMキャンペーン・ソング)他、全曲キラー・チューンと言っても過言ではない楽曲クオリティーを持つ一枚。

  • AppleMUSIC//♡/S.S

  • 【曲調】
    不安定に浮かんで飛ぶ。
    8-9曲目が気にいりました。

    【類別】
    ロックにポップスを混ぜこむ。

    【楽器・声】
    主なのはシンセサイザ、エレキギター、ベース及びドラムス。オルガンやピアノ、エレキピアノも。
    女声による声楽曲のみ。

  • このアルバムが初めてのパスピエ。Daft Punkみたいな始まり方とYUKIと林檎さんとえつこの声を割ったみたいな。でもパスピエはパスピエ。
    S.S、名前のない鳥、シネマ、くだらないことばかりあたりが好き。

  • ボーカルの背伸びしてなくて一歩引いた可愛らしい歌詞と、バンドをリードする綺麗目でかっこいいキーボードがマッチしている。

  • 統制されたモーモールルギャバンに時々永井聖一を迎えてYUKIが歌うバンド、といったら語弊があるけどオールスター。

  • ジャニーズの山下智久に怪セラセラで楽曲提供してて、その曲が好きだったもんたから気になってた。フィーバー、シネマ、あとはいからさんが特に好きだったかな。

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