映画 鈴木先生 通常版 [DVD]

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監督 : 河合勇人 
出演 : 長谷川博己  臼田あさ美  土屋太鳳  風間俊介  田畑智子 
  • 角川書店 (2013年7月4日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988111244352

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映画 鈴木先生 通常版 [DVD]の感想・レビュー・書評

  • 鈴木先生の自問自答は映画でも続いていく。
    真面目に生きてきていた自分が、
    社会に出て上手く立ち回れず
    事件を起こす側になる。
    真面目って褒め言葉とは思えないし、
    本当はみんな普通じゃない自分に憧れている。

  • ドラマ同様面白かった

  • 劇場で見てから、もう5年か。その間に長谷川博己はかなり売れてしまったけど、やはりコミカルな役のが好きだなあ。デート然りだけど、古沢脚本なので安心して見れる。風間俊介は捻れた優等生系ほんとうまいのな。

  • 日本の学校ものの映画ってなんでこう気持ち悪いくらい残念になるんだろうか。社会的な問題を盛り込むのであれば、もっと掘り下げて考えてほしいし、PC的なことはちゃんと理解して踏まえて、その上で面白く作る努力をしてほしい。

  • 前半が冗長で退屈だが、途中からおもしろくなる。
    鈴木先生の人生論がなかなか見事。
    先生も人間(男)だということと、グレーゾーンの大切さを思い知る。

    以下ネタバレあらすじ引用
    「プロローグ 鈴木先生の悪夢Ⅰ」

     生徒会長選の結果が、鈴木先生(長谷川博己さん)によって読み上げられます。「小川蘇美(そみ)」、指名された小川(土屋太鳳さん)が挨拶します。「まず最初に実行することは、公約でも約束しましたように、教師と生徒の愛を自由にすることです」、鈴木先生と小川は抱き合います。



     そこに乱入してきたのが、妊娠のためお腹が膨らんでいる妻の麻美(臼田あさ美さん)でした。手には包丁が握られていました・・・・。鈴木はベッドから落ちます。鈴木が勤務する都立緋桜山中学は、坂の上にあります。校門をくぐる際、「さあ教師を演じよう」と気合を入れます。スタニスラフスキー・メソッド、なりきり演技です。



     鈴木先生は、子どもたちにも演技をしろと指導しています。「おまえたちが大人になった時、嫌な上司はいくらでもいる。その時、いちいち怒るのか?演技をしろ。上司も、単に嫌に上司を演じているだけかもしれない」



    「第一部 生徒会長選に向けて」

     二学期に入り、立候補制による生徒会長選が公示されます。「各クラスから2、3人の立候補者を出すように」、学校方針によって、鈴木先生が担任を勤める2年A組でも、ホーム・ルームの時間に生徒会長選のことが議題になります。







     手を挙げたのは、同級生からの信頼もあつい中村加奈(未来穂香さん)でした。中村は、小川にも声を掛けます。小川は書記として立候補することにします。一方、鈴木先生が積極的に立候補するように強制的に促したのが、1年の時の教え子である平良美祝(刈谷友衣子さん)でした。人前で話すことが苦手な平良だったのですが・・・・。



     ホームルームのもうひとつの議題は、11月に行われる文化祭の件でした。2年A組は演劇を上演することにします・・・・。放課後、生徒たちが練習場所として集まったのが、近くの公園でした。喫煙コーナーがあり灰皿も置かれています。そこには、ふたり連れのニート風の青年がたむろしていました。生徒たちは近寄らないようにします・・・・(伏線です)。



     そんな中、小さなエピソードが描かれています。ヤンキーだった卒業生が職員室にやってきて、鈴木に噛みついたのです。「鈴木先生!あんたに会いに来る卒業生っているのかよ?優等生ばかり大事にしやがって」、ラスト、この疑問に対するひとつの解答が提示されます。







     ここで、強力キャラクターが復活します。鈴木先生と教育論で激しくやりあった足子瞳(富田靖子さん)が、心の病から立ち直り復職したのです。彼女は、記名式投票を提案します。「昨年は、芸能人の名前とか、漫画を書いたりとふざけた投票が多くありました。今年からは、記名式にすべきです」



     鈴木先生は反対しようとしたのですが、流れに押され賛成します。さらに、足子先生は、公園でのことを指摘します。「公園に灰皿なんか置くから、不審者が集まるんですわ」、さすがに鈴木先生は反対しましたが、結局撤去されました。



     学内の喫煙コーナーで、喫煙仲間とぼやきます。「喫煙者は肩身が狭い、不寛容もほどほどにすべきなんだ。どこかに息抜きの逃避場所を作らなくっちゃ」と同僚教師と愚痴を言い合います。そんな中、2年A組から、もうひとり立候補者が現れたのです。出水正(北村匠海さん)という真面目な生徒だったのですが、鈴木先生には何かが引っかかります。



    「幕間 鈴木先生の悪夢Ⅱ」

     鈴木先生は、美少女・小川に対する想いが捨てきれなかったのでしょうか、深夜の校庭で彼女に迫ります。「小川!、先生、もうがまんできない!」、小川を押し倒しましたが、傍に落ちていた大きな石で頭部を思いっきり殴られました。ベッドから転落します・・・・。



     あのニート風のふたり連れに事件が起きます。満という引きこもり青年が、母親を金属バットで殴ったのです。警察に連行されます。その時、親友の勝野(風間俊介さん)は、何かが壊れます・・・・。



    「第二部 生徒会長選の当日」

     鈴木先生は、出水(いずみ)の言動に危惧を感じていました。生徒会長になりたいとは到底思えないポスターであり、選挙運動だったからです。何かを仕掛けてくると考えた鈴木は、同僚教師たちにも注意を喚起します。演説は書記、副会長、会長の順に行われました。







     小川(書記候補)は聡明な挨拶でしたし、人見知りする平良(副会長候補)も無難に演説します。そして、クライマックスの会長候補の演説が始まります。中村は、意外にもアガったのです。しばしの絶句の後、失敗をフォローします。そして、出水の番が回ってきます。



     小学生の時の体験を語った後、「前年までは、無投票という逃げ場があった。そういう選択肢を奪う学校のやり方、生徒たちのいい加減な投票行動に一石を投じるために立候補しました」と語ります。数人の生徒が立ち上がります。出水の隠れ支援者たちでした。生徒たちの反応は分れます・・・・。



     教師たちにとっても、出水がルールを守って自己の意見を主張している以上、反論できませんでした。そして、いよいよ翌日の選挙日がやってきます。一方、勝野も動き始めます。緋桜山中学の卒業生である勝野は、かつての制服を着て登校したのです。



    「第三部 人質事件」

     投票のために、全生徒が体育館に集められます。しかし、2年A組の生徒数名が来ていなかったのです。鈴木先生は、小川たちに呼びにやらせましたが・・・・。その頃、勝野は女子生徒をナイフで脅し、教室に立てこもっていたのです。



     「この中で、一番真面目な奴は誰だ。おれが、そいつのためにレイプしてやる!」、真面目な学校生活の果てが、ニートだったことへの屈折した感情が原因でした。公園からの灰皿撤去、親友の満の家庭内暴力事件、それらが引き金になりました。



     もちろん、教室内の生徒たちは、犯人が公園にいたふたり組のひとりだと気付いています。そこにやってきたのが、小川でした。たちまち、人質にされます・・・・。以下、結末まで書きますので、ネタバレになります。


    ――――――――――――――――――――――――――――――――











     いつまで経っても生徒たちが来ませんので、ついに鈴木先生は教室に行きます。小川が人質にされ、数人の生徒たちが窓際にいました。鈴木先生は、鈴木式教育メソッドで説得を始めます。ふたりの間で、ディベートが始まます。勝野は説得に応じたように、ナイフを渡したのですが・・・・、スタンガンを隠し持っていたのです。鈴木は昏倒します。



     勝野は小川を連れて屋上に行きます。人質事件発生の報せは、体育館にも届き、学校中が騒然とします・・・・。勝野は、フェンスで二分されたエリアに、小川を連れ込みます。多数の生徒と教師たちが集まっていました。彼らの目の前で、勝野は自分の不遇な人生を語ります。



     「教師が教えることはまやかしだ。俺を見ろ。真面目なこの子をレイプして、この子に分からせてやる。これは、この子のためなんだ」、しかし、小川も反論します。「私は簡単にはやられないわ。私が傷つけば悲しい想いをする人が何人もいるから」



     勝浦の隙を突いて乱入してきたのが足子教諭(富田靖子さん)でした。3者入り乱れて乱闘になります。その頃、鈴木先生も向かいの校舎に来ていました。小川が肩の下を鎌で斬られます。鈴木は小川に手を差し伸べます、小川は大ジャンプを決行します・・・・。辛うじて鈴木は小川の手を捉えることができました。

     勝野は警察に連行されます。鈴木は勝野に声を掛けますが・・・・。



    「エピローグ 卒業生が鈴木先生に会いに来ない理由」

     翌日、選挙結果が発表されました。書記は小川、副会長は平良、そして、会長は・・・・、出水でした。クラスメイトが声を掛けます。「出水、やりなさいよ。あんた選挙制度を変えるって行ったじゃん」、出水は受けることにします。



     生徒会長選挙は終わりました。学園祭の準備が進んでいます。ひとりの女子生徒が鈴木に声を掛けてきます。「鈴木先生に卒業生が会いに来ないのって、それぞれの生徒が自分の問題に真剣に取り組んでいるからじゃないの」

  • 鈴木先生ドラマ版から5年も経ったんだ、そんなに年は経ったのね。と、一つの大きな思い出として認識しちゃうほど、私の中で衝撃のドラマだった鈴木先生。
    の映画版。見たいと思いつつ、重いこともあって、観てなかった。
    が、やはりいい。
    ドラマ版のDVD見返そう。と思う。

    いつも、いろんな問題を投げかける。
    重い、そして、面白い。

    2016.07.30

  • ドラマの延長線から上手くまとめたと思う。
    地味に劇場版っぽくもあるし。
    しばらく学校ものの名作として語られてもよいのではないだろうか。

  • ドラマ版と遜色なく、それ以上のクオリティで面白かった。
    選挙演説の件は考えさせるものがあった。

    入江が可愛かった。

  • 人間臭い先生だよね、鈴木先生。
    表面上はかなり真面目っぽいけど、心の中はそんなことはなく……。それが当たり前なんだけれど。
    教師ってキッチリしたイメージの職業だから、そのイメージが先行してしまうけれど、このギャップがいいのかも。
    生徒を指導しなければいけない立場ではあるだろうけれど、ひとまとめにしてというより、生徒ひとりひとりに対応してもらいたいもんだなぁ。
    いろんな生徒がいて当然なんだもん。

  • 普通の子供たちの心の磨耗

    これ、今すごく感じてる。
    一部のヤンチャな子たちに手一杯の先生たち。
    普通の子供たちが小さな声でヘルプを出してるの聞こえてますか?
    声が小さいからって問題が小さいとも限らないんですよ。

    感想じゃなくなっちゃった。

  • 映画版は先生のキャラが弱い

  • 想像していたより、ずっとずっと良かったです。
    大人のほうが考えさせられる。

  • 思春期の子どもというのは情緒が不安定だったり、まあいろいろあって、先生は大変なわけです。

    でも一番大変なのはやっぱり子供たち当人で、鈴木先生は「今の学校教育は、普通の子供たちの心の摩耗のうえに成り立っている」との持論から、普通の子を蔑ろにすることなく、子どもたち同士が考え、話し合い、物事に対応できる力をつけるようになることを、クラス運営の目標にしている。

    子どもたちの抱える問題に、大人としての建前ではなく、ひとりの人間として真摯に言葉を選んで子どもたちと対峙するというのが、鈴木先生のスタンス。
    この本音部分が、というか教育部分が見せ場なんですねぇ。

    テレビ版では中学生の性の問題が主でしたが、映画版は生徒会選挙と引きこもりの問題。

    親や教師の言うことを聞いていい子にしてきたのに、社会に出たら要領のいい奴の方が上手いことやっている。
    社会の中に居場所のない元いい子たち。

    理不尽に耐える力を持っている人ばかりではないのだから、はみだした人の居場所を取り上げないで。

    テレビシリーズを見ていないとちょっと人間関係が分かりにくいところもあるかもしれない。
    映画だけで満足できる作品かと言われると、うーん、どうだろう。

    でも、子どもたちがまっすぐ問いかけてきたら、答えにくい問題でもまっすぐに考えて答えられる大人でありたいと思うので、鈴木先生の態度はとても共感できます。
    ただ…妄想部分が気持ち悪いのよね。
    相手は中学生なのよ?
    男性は許せる部分なのかもしれませんが、そこだけは受け入れることができませんでした。

  • ドラマほどは盛り上がらなかったな。
    鈴木先生のキャラが弱くなりすぎ。

  • <ドラマの感想に引き続いて> 鈴木先生の教育観に共感が持てない理由は、「おまえの価値観は認められている。が、それは数ある価値観のひとつであって、正しいというわけではない」という台詞に集約される。あらゆる正義と悪が混在する現代において、この鈴木先生の認識は正鵠を射ている。自分の価値観を押し付ける昔の教師と比べれば、一見、理解のある先生のようにも思える。しかし、大人でさえ答を見失い、子どもたちに規範を示す事のできない今日にあっては、ただの責任逃れだとも言えないだろうか。特にこの作品では性の乱れが刺激的に扱われるが、当の鈴木先生からして相当に倒錯している。鈴木先生はしきりに「手のかからない生徒の心の摩耗」を心配しているが、とりもなおさずそれは、自分の弁護をしているに他ならないのではないのか。大きな物語を失い、拠り所のない生き方を強いられるから、自分も生徒も迷い、病んでいく。特に、未婚・離婚・少子化など従来の宗教観が衰退したせいで顕著になってきている恋愛・結婚にまつわる諸問題。たとえ正しい価値観などないにしても、できるだけの知見にあたり、一つの物語に仮託し、責任持ってリスクを背負う態度が、今の大人には必要なのだと思う。「実験」なんて言ってないで。☆1

  • 長谷川博己 はまさにはまり役。足子先生役の富田靖子もめっちゃはまってる。
    私の中では土屋太鳳と並んで陰の準主役だったね。

    そして、さすが古沢良太脚本だけあってただの学園ものではなく、ちゃんと社会風刺、問題意識が底には流れてる。

    すごいチャライ役のチョイ役で窪田くんとあまちゃんのりーだー松岡茉優が生徒役で出てた。

    ドラマの続編できないかな…。

    「常識を打ち破れ、世界は変わる」

    鈴木先生  2012年 124分 テレビ東京   
    河合勇人監督 武富健治原作
    古沢良太脚本 大友良英音楽
    長谷川博己 臼田あさ美 土屋太鳳 風間俊介 田畑智子
    富田靖子  でんでん 窪田正孝  

  • 原作もドラマも未見。思ったより真面目な映画で、真面目な良い子ほど社会で適応できないってことはあるよなぁと、ちょっと考えさせられるところもありました。

    生徒たちがあまりキラキラしてなくて地味なところが好感が持てます。中学校の平凡な日常も良く描けていて、リアリティのあるドラマだなと思っていたら、後半の変質者(?)の闖入くだりからリアリティがなくなり、ちょっと興ざめ。まぁドラマ的には盛り上がるけどさぁ。

    へたれなのか有能なのかよくわからない鈴木先生のキャラも微妙でしたが、これは原作もドラマも観ていない自分が悪いんでしょう。

  • まったくどんな気持ちで見ればいいのかわからない。

    2015.1.3 自宅にて観賞。

  • わぁ。怖い。でもこの人(風間くんがやっている)の言ってること理解できる。こういう考えときちんと向き合わないといけないんだ。このように声に出せるってすごく大変なことで、大事件になってしまうこと。だから、あることを前提にしていかないといけないんだ。先生って難しいなぁ。受け止めて、理解して、好かれて、嫌われて、説得して、理解させて。心も体もすり減らして、生徒を成長させる。結果はいつ出るのか、自分のおかげで立派になったなんて思いあがってはいけない、けれども、責任は常に求められる。重い、その分、生徒の笑顔が宝なんだろうなぁ。ありえない設定だけど、どこにでもありそう、と思いました。

  • ちょっとどうなのってところもカバーする演技力。特に生徒が泣き叫ぶところとかすごかった。
    映画として観ると物足りないかもだけど、ドラマの延長として観るなら大満足。

  • ドラマを見てなかったから何とも言えないけどわざわざ映画で見るほどの価値はないと思う。

  • 先生のお気に入りのいい子は、社会に出てから使い物にならず居場所がなくなり可哀想だから、今のうちに俺が君をレイプで汚して助けてあげるよ、というトンデモ男が小川蘇美に襲いかかる。屋上からのジャンプといい、さすが映画版。生徒会長に誰が当選するかは見え見えだったね。冒頭の妄想は、奥さんの夢だったという解釈でよろしいか。

  • テレビシリーズは全く見ていません。しかし、楽しめました。少し切り口の違う学園ドラマとして興味深かったです。風間俊介さんは、うまいなあと実感。

  • ドラマ版の「鈴木裁判」で既にピークを迎えてしまった感があるので、
    ちょっと蛇足な気もするけど鈴木式教育メソッドはやっぱり魅力的。
    金八先生みたいにシリーズでずっとずっと見ていたい。
    映画単体としたら物足りないけど、エピソード11という
    ドラマの延長の作りなので、ドラマファンとしては楽しめた。

    新たな能力を手に入れて復帰した足子先生が相変わらず強烈。

  • 風間君はこういう狂気染みた役が似合うなー。
    めっちゃ怖いわ。
    人間抑圧され過ぎると限界きちゃうよね。

    しかしながらソミちゃんの大ジャンプだけが現実離れしてて一瞬で冷めた。
    あれはやり過ぎでしょうよ。

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