- Amazon.co.jp ・電子書籍 (250ページ)
感想・レビュー・書評
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高度に機械化された不可思議な未来世界を探索者・霧亥(キリイ)が巡る、弐瓶勉氏のデビュー作となる漫画の第1巻です。
この世界が何なのか、どのような生き物や集団がいるのか等が紹介や摘録に記されているのですが、この巻ではほぼ全てが謎のままに物語が進みます。
霧亥は遺物や遺伝子を収集する一匹狼ですが、助けられる命があれば行きずりの間柄だとしても危険を冒します。
時折垣間見える人間らしさにホッとするほど殺伐とした世界の真実とは…。
2巻にも期待します。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
アバラ→シドニアの騎士→今作と読んでる。
アバラはかなり実験作で難しいなと思ったけど、むしろセリフがほとんどない建造物や世界観描写の積み重ねの連続がこの作者のやりたいことなのかな?
この手の本は紙で読みたいなと思った。黒が多いから電子書籍よりも紙の方が映えそう。 -
読むのでは無く見るマンガ
かっこいいというカタチが一つじゃないと教えてくれる
全巻読破済 -
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とりあえず1巻。「シドニアの騎士」の作者のデビュー作とのこと。
何万階層という巨大な構築物を舞台にした、いわゆるサイバーパンクSFの作品。説明的なものはほとんどなく、背景は読み手が補完しながら読み進めなければならないが、それはそれでひとつの面白さではある。世界も緻密に描かれていてよい。
ただ、2巻以降も読むかどうかというとちょっと迷うところ。おもしろくなりそうな気もするんだけど、サイバーパンク系のマンガ作品で面白かった記憶ってあまりないんだよな。なんかどれも似たようなところに落ち着いてしまうような。なにかひとつ他と違う引っかかり要素があるといいのだけどね。