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感想・レビュー・書評
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昭和天皇の密命を受けた志津は張作霖爆殺事件の真相を探るために満州へ赴く。
「蒼穹の昴」シリーズ4作目にあたるのは、張作霖が活躍した「中原の虹」の完結編的なお話になるでしょうか。この爆殺事件をどう解釈するか、という見方と死出の旅となった奉天へ向かう汽車の追憶と、という面白い構成でしたが、いつものように生き生きとしたキャラクターの躍動も感じられず、歴史解釈に終始したような感のあるお話になってしまって、少し間延びしてしまったなあ、という印象でした。
蒼穹の昴シリーズは何となく惰性で読んでしまってる感じになってきたのですが、頑張って読み続けられたらと思っています(希望薄)。次の「天子蒙塵」はまた大作ですが、どんな展開になってくることでしょう。そしてもうどうでもよくなってきた感のある龍玉の(作品的な)ゆくえはどうなる?詳細をみるコメント0件をすべて表示