ヤバい経営学―世界のビジネスで行われている不都合な真実 [Kindle]

  • 東洋経済新報社
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感想・レビュー・書評

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  • こういう人間行動的な本は面白いです。

  • 面白かった
    引用もぎっしり

  • 中身はまともと思う

  • 余談たっぷりで読み口は軽いものの、内容はすべてアカデミックでの知見や、豊富な企業の調査やコンサルティングの経験から得た事実に基づいて記述されている。
    紹介するトピックは、M&A、リストラ、成果主義、イノベーション、経営戦略、組織改革など。

    【主な内容】
    Introduction モンキーストーリー
    Chapter 1 今、経営で起きていること
    Chapter 2 成功の罠(とそこからの脱出方法)
    Chapter 3 登りつめたい衝動
    Chapter 4 英雄と悪党
    Chapter 5 仲間意識と影響力
    Chapter 6 経営にまつわる神話
    Chapter 7 時間の中での歩き方
    Chapter 8 目に見えるものと目に見えないもの
    Epilogue 裸の王様

  • 経営学のウラ側が書かれた本。
    今までにない具体的な書きぶりですごく読みやすかった。
    あと、経営学についてこの本が全てだとは思わないけど、実態はこんなものなのかなと思った。経営学っていうとすごい学問っていう気はしてたけど。

    経営学の本だけど、経営しているのは人間なんで、経営というより、普段の生活でも当てはまることが多い。例えば、「自分だけが小さな損をするよりも、他の人と同じ失敗をして大きな損をするほうが、ずっとまし」「黙っていたら暗黙の了解」とか。

    意外だったのが、「社外取締役は、会社の方針に重大な懸念を持っていても、会社の戦略についてあまり反対しない」「経営陣は部下である経営幹部たちが会社戦略への懸念をあまり口には出さない」ということ。
    じゃあなんのために社外取締役を雇っているの?やっぱ体裁?株価対策?って思う。
    あと懸念してるなら言わないと、このまま突き進んだらおかしなことになるんじゃないの?

    特にピンときたのが、「何らかの理由で選ばれた部分的な結果ばかり見て、間違った結論を導き出す、選択バイアス」というところ。
    全体みないとな…

    基本的には、買収はうまくいかない・リストラは逆効果・研究開発部門は他者の技術を真似るため必要、というのが通常言われていることの反対で面白かった。
    確かに買収は1+1=3とか目指してやるわけだけど、なんだかんだ2で収まるか、それ以下の例も多々あると思う。投資銀行の思惑で買収しているケースもあるみたいだし。
    リストラは確かに会社への忠誠心はなくなるわな。短期的には効果はあると思う。でも長期的にはどうなのか…
    実際短期的な結果と求められている(株主等)し、ある種しょうがない部分もあるのかな。
    研究開発部門のことはその通りだと思う。

    全体的に読み応えがあっておもしろい!

  • 経営者といえども人であり、個人的な感情で積極的にも消極的にもなる。データの裏付けがあると言っても、未来を予測することは難しい。かつて成長企業と持てはやされた企業が必ずしも現在も成長し続けている訳では無いことからもわかるであろう。必ず成功する経営というのはないのだということがあらためて認識できた。

  • 新聞の読書欄に載っていたので、気になって読んでみた。
    語り口は軽めだが、取り上げられている内容はすごく真っ当。
    疑う人がほとんどいなかったようなビジネスの常識に対して、どんどん疑問を投げかけていく。
    少し前に呼んだ、『ファスト&スロー』をどことなく思い起こさせる。
    欧米の企業や経営者が調査対象になっているのがほとんどなのでしょうが、意外と日本人と変わらないなと思ったり(あっちがやっているので、うちもやりましょう、みたいな)。

    日本ってこういうタイプの経営学の本って、日本では少ない気がします。

  • ビジネス書に色々目を通す方なら一読しておくべき一冊

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