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- Amazon.co.jp ・電子書籍 (193ページ)
感想・レビュー・書評
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奥手男の子さいこう、かっこいいし、強いし、くはぁーー
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内気な高校生の恋物語。
ヒロインの高嶺の花っぷりが凄くて、最初戸惑った。人の多いところには変装しないとナンパが凄くて行けない、くらいの現実離れした美少女っぷり。
ただ、読み進めていくと、高嶺の花ではあるけれども、明るくて人気者といったモテモテヒロインではなく、とにかく病的に内気で人ともうまく話せないので、致命的な欠点があることに好感が持てる。実際、スーパー美少女は見た目で大量に人がよってはくるが、寄ってきてほしく無い人にも絡まれるし、性格によっては逆に内に篭ってしまうこともあるだろうから、アリな設定。むしろ明るくて人気者の男女の恋物語など興味ないです。
そんな美少女が、同じく内気な川澄くんに恋をする。コミュ障か、ってほど、うまく話せない2人のたどたどしい恋や、気持ちをゆっくり通わせていく過程が可愛らしい。
入学から文化祭あたりまではとても面白かった。付き合いだしてから面白さがトーンダウンしてしまい、それが卒業まで盛り返せなかった気がするのが残念。
川澄くんの内気さの中に秘めた男らしさが付き合ってから描ききれてなかったと思う。こういう内気男子と付き合うとどうなるかっていうエピソードを意外性を持って、微笑ましく、きゅんとする展開を入れて読みたかった。ただ、最後まで2人ともキャラがぶれず、恋愛ものにありがちなくっついたり離れたりすれ違ったりがなかったのは良かった。