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感想・レビュー・書評
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久しぶりに面白い!と心から感じた推理小説。
推理物の短編集は個人的に好みではないのだけど、これは短編の軽さというか、物足りなさを感じさせない作品でした。
特に沈黙のアリバイ、ペルソナの微笑、モノクロームの反転が面白く、満足度が得られました。
著者の作品は初めてでしたが、他の作品も是非読んでみたいと思いました。
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横山秀夫さんの警察ものの短編集です。
どのお話もそれぞれに味があり、楽しく読めました。オススメ! -
BGM ロングバージョン/稲垣潤一
警察小説は横山秀夫と決めている。決めざるを得ない。秀逸。 -
本部捜査一課にある3つの班それぞれの班長はアクが強い。
それぞれに違った能力があり、その能力をもって事件を解決していく様子は気分爽快である。
3人それぞれに焦点を当てたものと、彼らをまとめる課長や、彼らの部下が主人公になったものなど合計6つの短編集。 -
F県警強行犯シリーズの連作短編集。
どの短編も面白い。ミステリーとしても秀作だが、それがかすれるほど3人の班長の個性に惹きつけられた。
19年6月2日読む -
短編だけど登場人物が全部つながっている。
一人ひとりのキャラクターや背景があってめっちゃおもしろい。
事件そのものが解決していく過程も面白いけど、
人間同士の駆け引きが見応えある。 -
面白かった。
ギリギリで生きている感じのスピード感に引き込まれた。 -
短編集。タイトルになるだけあって、第三の時効の編が秀逸。どの短編も緊張感と謎解きが程良いレベルで充実している。推理のために長々と一冊読む必要もなく、ちょい読みにちょうどよい。
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最初は登場人物が多くて心配だったが、各々のキャラが深掘りされていき、こう言う事をキャラが立ってると言うんだと実感出来た
どの話もオチというか、終わり方が綺麗で好き
忸怩たる思いをこの小説で学んだ -
きっかけは休みの日の昼間にBSテレ東テレビドラマ再放送の「ペルソナの微笑み」を観て、でした。調べたらこの連作短編の中の一つであることを知り、本屋さんへ走り購入しました。いやーッ、収録作品全部良かったです^_^
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1.沈黙のアリバイ、2.第三の時効、3.しゆうじんのジレンマ、4.密室の抜穴、5.ペルソナの微笑
6.モノクロームの反転 -
#読了 #横山秀夫 #第三の時効 #集英社文庫 #読書好きな人と繋がりたい 表題作が好み、F県警強行犯シリーズの第1弾
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もおしろかった!
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タクシー運転手殺害15年後を第一の、それに容疑者が海外渡航していた期間を加えた第二の時効として容疑者逮捕を目指す表題作の「第三の時効」ほか5作。
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F県警強行犯シリーズ第一弾。一班の朽木、二班の楠見、三班の村瀬が課内の覇権を争う、全六篇の連作短篇集。
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渋い刑事物ですが、どの短編も味わい深く面白かった。
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F県警捜査第1課で、凶悪事件を担当する3つの班が追う事件の数々を描いた6つの短編。
それぞれの班の班長は全くキャラクターが違い、捜査方法にも特徴がある。そして、互いに犯人を挙げる件数を競っている。
1班の朽木の過去が、それぞれの短編の裏に見え隠れする。
23年前に起こした犯人追跡中の事故で、父親の知れない、耳の聞こえない子供を車で轢いてしまったのだ。
「二度と笑わないでください」そう言った母親の表情の裏に、「この子は生まれてこない方が良かった」そんな感情を探していた。表面に見えるツラの皮を剥がした人間の本性を。
刑事たちは犯人を追いつめ、否認するその裏側の本性を抉り出していく。
読み応えのある正統派刑事物だ。 -
2018/11/09
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殺人事件の時効成立目前。現場の刑事にも知らされず、巧妙に仕組まれていた「第三の時効」とはいったい何か!? 刑事たちの生々しい葛藤と、逮捕への執念を鋭くえぐる表題作ほか、全六篇の連作短編集。本格ミステリにして警察小説の最高峰との呼び声が高い本作を貫くのは、硬質なエレガンス。圧倒的な破壊力で、あぶり出されるのは、男たちの矜持だ――。大人気、F県警強行犯シリーズ第一弾!
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
横山/秀夫
1957年東京生まれ。国際商科大学卒。上毛新聞社で12年間記者として勤めた後、フリーライターとなる。1991年『ルパンの消息』が第9回サントリーミステリー大賞佳作に。1998年『陰の季節』で第5回松本清張賞を受賞し、デビュー。2000年『動機』で第53回日本推理作家協会賞・短編部門を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) -
F県警強行班係の3つの班の班長達の話。朽木、楠見、村瀬の全く違うキャラクターの3人だけれど、どの人の部下にもなりたい。短編集なのに中身が濃い本格警察ミステリは、まさに「硬質のエレガンス」!(帯の表現)
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横山さんの代表作、F県警シリーズ。
その中でもこの短編集は、本当に傑作だと思います。
前に文庫本で読んでいましたが
今回Kindle版が出たので、購入。
一度読んでいてもとっても新鮮な気分で読めました。
事件とともにF県警の強行班係の3つの班の刑事たちの
人間模様がまた見どころ。
横山さんの得意とする心理描写が、自分にも同化して
一気に話の中にのめり込ませます。
朽木、楠見、村瀬の3人の班長たちの部下になった気分は
ハラハラドキドキです。
こんなに読み返したいサスペンスはなかった。