第三の時効 (集英社文庫) [Kindle]

著者 :
  • 集英社
4.12
  • (30)
  • (58)
  • (17)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 405
感想 : 32
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (318ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 本部捜査一課にある3つの班それぞれの班長はアクが強い。
    それぞれに違った能力があり、その能力をもって事件を解決していく様子は気分爽快である。

    3人それぞれに焦点を当てたものと、彼らをまとめる課長や、彼らの部下が主人公になったものなど合計6つの短編集。

  • F県警強行犯シリーズの連作短編集。
    どの短編も面白い。ミステリーとしても秀作だが、それがかすれるほど3人の班長の個性に惹きつけられた。
      19年6月2日読む

  • 短編だけど登場人物が全部つながっている。
    一人ひとりのキャラクターや背景があってめっちゃおもしろい。
    事件そのものが解決していく過程も面白いけど、
    人間同士の駆け引きが見応えある。

  • 面白かった。

    ギリギリで生きている感じのスピード感に引き込まれた。

  • 短編集。タイトルになるだけあって、第三の時効の編が秀逸。どの短編も緊張感と謎解きが程良いレベルで充実している。推理のために長々と一冊読む必要もなく、ちょい読みにちょうどよい。

  • 横山秀夫は知り合いに面白いと勧められたこともあったが、警察小説というものにあまり興味が沸かず、手に取ったことはなかった*。しかし、最近テレビで横山秀夫原作の「ノースライト」を見て面白かったので、小説も読んでみたら、こちらもかなり面白かった。

    特に、課をまとめるのに苦労する田畑課長に共感できラストに心が温まる「囚人のジレンマ」と、八代の個人的な体験と事件が重なる「ペルソナの微笑」が好き。

    キャラの濃すぎる三人の班長、朽木、楠見、村瀬も魅力的。

    F県警強行犯係シリーズは、他に単行本化・文庫化されているものは無いようだが、それ以外の作品も読んでみたいと思った。

    * と思ったら2017年に読んでいてブクログに感想も書いていた。読んだこと自体を忘れてしまうとは…。本棚に二重登録してしまったが、せっかくそれぞれ感想を書いたのでそのままにしておく。

  • 1.沈黙のアリバイ、2.第三の時効、3.しゆうじんのジレンマ、4.密室の抜穴、5.ペルソナの微笑
    6.モノクロームの反転

  • #読了 #横山秀夫 #第三の時効 #集英社文庫 #読書好きな人と繋がりたい 表題作が好み、F県警強行犯シリーズの第1弾

  • 「第三の時効」お読みの方で、お分かりであれば教えてください。
    以下ネタバレとなりますのでご注意ください。

    容疑者の男は7日間海外にいたため、第1の時効から7日後が第2の時効、第3の時効は初公判があるその6日後。
    「現在」は、第2の時効が成立した直後。
    しかし真犯人の妻は海外には行ってないため、第1の時効が期限でしたが、第1の時効成立前に妻を起訴していたので、6日後の初公判が本当の時効。
    ・・という話でしたが、第1の時効から6日後、つまり昨日ということになりますので、1日手遅れになってませんか?

  • 渋い刑事物ですが、どの短編も味わい深く面白かった。

著者プロフィール

1957年東京生まれ。新聞記者、フリーライターを経て、1998年「陰の季節」で松本清張賞を受賞し、デビュー。2000年、第2作「動機」で、日本推理作家協会賞を受賞。2002年、『半落ち』が各ベストテンの1位を獲得、ベストセラーとなる。その後、『顔』、『クライマーズ・ハイ』、『看守眼』『臨場』『深追い』など、立て続けに話題作を刊行。7年の空白を経て、2012年『64』を刊行し、「このミステリーがすごい!」「週刊文春」などミステリーベストテンの1位に。そして、英国推理作家協会賞インターナショナル・ダガー賞(翻訳部門)の最終候補5作に選出される。また、ドイツ・ミステリー大賞海外部門第1位にも選ばれ、国際的な評価も高い。他の著書に、『真相』『影踏み』『震度ゼロ』『ルパンの消息』『ノースライト』など多数。

横山秀夫の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×